気持ちのよい服の纏い方
よくわたしのインスタグラムに、服のコーディネイト方法について質問がきます。
何を買えばよいのか、どうあわせるのが正解なのか?
私は「お洋服に悩むこと」がすでに“お洒落への一歩”を踏み出していると思う。だって興味、関心がなかったら悩むことすらないから。
だから、踏み出せない理由は自信だと思います。でも、そもそもファッションには正解はないと思うのです。
服のコーディネイトを組むことは正解を編み出すことではなくて、「あなたがどんな自分を演出したいのか?」それに限ると思います。
憧れているあの人に近づきたい
異性に褒められたい
色気を纏いたい
愛らしさを伝えたい
自分を好きになりたい
個性を主張したい
理由は人によって様々。
その意思を叶えるために、世の中には膨大なお洋服が溢れていて、私たちは選ぶ余地がある。
制服だって、ユニフォームだって演出の一つ。服が視覚的な名刺やその場所の演出になるんです。
本当に、何からあわせてよいのか露等に迷っている人は、“真似”をすること。
あなたが「いいな」と思ったその人の真似をするのが1番早いと私は思います。
身近なあの人でもいいし、よく電車で一緒になる雰囲気の良い人、好きなタレントさん、モデルさん…
その自分で行うサンプル摂取がとても大事な気がする。
私も自分で服の選び方がわからなかったとき、すきなモデルさんの真似っこから入りました。真似をするにはより注意深い観察が必要になる。それがもっとお洒落を深く掘り下げるきっかけになって、自らの気づきをもたらす。
トレンドは毎年必ず訪れる“安全な波”。ちゃんと乗りこなせば心地良い。でも、それにのる義務は無いと思います。
しかもこの波は、敏感によまないと返って危険にもなる。どこまでその領域に踏み込むかがセンスです。ファッション雑誌だって、教科書じゃなくて、ひとつの参考書。
お洒落だなあと私が思う人は、自分に何が一番あっているかを知っている人、それを纏う自分自身がご機嫌だと気づいている人。
私も自分の気持ちが良い服選びに、ずっとずっと貪欲でありたいです。
この温かな想いは 大事に大事に受け取ります。