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日記、2月某日

今日は寝起きがよかった。

起きてすぐ寝室の窓をあける
春を含む少し湿ったあたたかな空気。
あくびの前にくしゃみが出たけど、わたしは花粉症ではない(と意地をはり続けている)ので、これはたまたま。

今日はお休み。

ランチを約束した友人に何が食べたい?とLINEを送る。2人の食の妄想とプレゼンは広がるばかりで、お腹の気分は忙しい。

アイディアに比例して広がり続ける空洞の胃を満足させるための着地点は、ホテルのビュッフェとなった。
ジャンル、容量、リミットなし。我ながらいい考えね。

お皿にこんもり盛られたカラフルなご馳走を、ハムスターのように頬張りながら、「幸せやねえ…」と目を細める友人。

食べっぷりのよい子を眺めるのは気持ちがよいので、ここはそうゆう意味でも私得かも。

存分に食べ、のんで、食べた。
最高の昼下がり。


そんな今日、私はワンピースを着ていた。
首元まで覆う黒の小花柄。光りでうっすらと透ける袖口。プリーツ状のスカートがホテルのカーペットに揺れて波立つ。


場所に合わせて格好をつけた建前。
ほんとうの理由は、膨れた胃袋も可愛らしくゆるやかに孕んでくれるから。

ワンピース万歳。
ビュッフェ万歳。

今日からたまに日記を書こうと思う。




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