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日本の未来

日本の未来は決して明るくない。と、みんなが言う。私の子供も可能であれば、外国で暮らしたいと言う。それほど、明るくない。先日、NHKの「混迷の世紀」でも、エネルギー問題、食糧の問題が指摘されていた。ましてや、人口減少という大きな課題がある。一方で、国民一人当たりのGDPの順位は27位であり、GDP単独では世界第3位である。やりようによっては、十分に豊かな国である。だが、TVのクイズ番組に出ていた回答者は「100位くらい?」と言っていた。そこまではひどくないと思うが、世界第3位の実感はない。それというのも、豊かであるという実感が持てないからである。良い言われるのが、過剰な品質を求めるあまり、日本国内でしか通用しないレベルでものを作るからだと言われる。だが、建築に限っては、特に、その温熱環境のレベルに関しては、決して高い次元でのものづくりはできていない。技術はあるところにはあるが、ごく一部に偏在しており、大きなムーブメントにはまだなっていないのが現状だ。だが、ちゃんと営業的に価値のあるものを高く売れば売れそうだ。人口が減っても、暮らしやすいフィールドがあれば、そこに人は集まる。気候変動を正面から捉え、そこに商機を見出せば発展できる地域ができる。日本の食料自給率は低いが、農にしても水産業、林業にしてもやり方によっては発展できる。生協のような生活協同組合のような仕組みがあれば、良質な商業が成立する。そういう社会を作るまともな教育が成り立てばいい。最後にこれらを間違えなく進める政治があればいい。と思う。簡単に実現はできないけれど、エコ建築の普及だって、時代の流れに乗れば(乗っただけかもしれないけど)10年ほどで大きく進むものだ。諦めないで色々と進められたら良いと思う。

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