「たなばた」と「タナボタ」;R3-7-7, Wed. SKR

今年も七夕の日が来た。七夕は5節句のひとつで、江戸時代に幕府が公的行事として定めたとのこと;>> https://www.studio-alice.co.jp/company/enjoy/about/04.html

1月7日以外は3月3日、5月5日、7月7日、9月9日のように 奇数が重なる日が選ばれているのは、奇数=陽数が重なって陰になることを避けるという中国の思想から。邪気を祓うための行事が継承されていくうちに、民間ではお祭り行事みたいなものに変わっていったのだろう。

「七夕」の牽牛・織女は春秋戦国時代の「詩経」に由来するとのことで、「しちせき」が、どうして「たなばた」と呼ぶようになったかについて、織女が使う織り機の名前が「棚機(たなばた)」という和語に充てられたらしい。 >> https://tg-uchi.jp/topics/5924

2年ほど前のBLG ;http://dadkoala.livedoor.blog/archives/53563814.html を読むと、牽牛・織女の伝説は、人間とは怠け者だから遊んでばかりいることの懲罰として「労働使役」が正当化され、一方救済措置として、1日だけ逢瀬のチャンスを与えている。

けれども、旧暦の8月であっても、七夕が晴れて天の川が綺麗に見える確率は高くない。こうした不満を神様はどう捉えているのだろうか。

10数年前のBLG記録を苦労して探したが、「タナボタ」と茶化す考えもアリではないかと思っている。「棚から牡丹餅」、この幸運に恵まれるためには、少なくとも普段の努力?心構えが必要だ。 それは、棚の下に位置して、口を開けていること。棚の上に牡丹餅があるのかどうかもわからい状況では、とても合理的とはいえないし、危険物が落下するリスクもある。

長引くコロナ禍での閉塞感。だからこそ、ひょっとしたらという「幸運」を夢見るのも、精神バランスに役立つかもしれない。

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