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俺俺テクノロジーレーダー(2022年版)

あけましておめでとうございます。

新年1発目のエントリということで、2021年から2022年にかけて重視あるいはそれをやめていこうと思ってるテクノロジートピックについて語っていきたいと思います。

個人的なアテンションの格付けは以下の通りです。

最重要: ただちに学習を開始し、常時、積極的に情報を収集していきます。Blog、Youtube、書籍の購入、詳しい知人がいればインタビュー、ありとあらゆる手段で情報を仕入れます。本格的な生活実装を目指します。

注視: 定期的に知識をアップデートしていきます。必ずしも毎日は追いかけませんが、気になるニュースはピックアップしていきます。お試しで生活実装をしてみます。

様子見: 記事は斜め読みする程度で、積極的にはdigりません。単語がわからなくても放置しがちです。

無視: 情報収集を能動的にも行いません。ニュースや記事が出ても読まずに飛ばします。

ブロックチェーン技術(無視→最重要)

いままで放置してきたのですが、普及について懐疑的だった点(それもまた解像度の荒さによるものだった)が解消されたので、今後はゴリゴリdigって行きたいと思います。

システム実装面についてまだほとんどわかってないのでまずはそこからお勉強していきたいと思います。
ブロックチェーン関連技術の社会実装面については個別のトピックで。

仮想通貨(無視→最重要)

スマートコントラクトというかブロックチェーン技術にはある種必須、というかコインの裏表的存在になる仮想通貨についても同様にdigっていきたいと思います。
財産保全投資の対象としてはボラが高すぎるので余剰資産の余剰資産(おそらく全資産の5%程度)までしか投入しない予定。

投資対象としての興味というよりは、ステーブルコインの実現の可否、エルサルバドルでの社会実験、国内の源泉分離課税化や各国の仮想通貨税制などの、仮想通貨の社会実装面について積極的に情報を集めていきたい思います。

マイニング(無視→注視)

これまた仮想通貨絡みではあるのですが、冬季の暖房を電熱器具でエントロピーを増大させながら賄っている現状を考えると、マイニングの排熱によって温めるのは全くもって効率的かつ妥当な考えであると思い、「マイニング機器による冬季暖房」を現在実行中です。

12月上旬より寝室の暖房器具を廃して、マイニングマシンを24時間運転しています。温度調節機構がないので現在は手動管理ですが、そこそこ快適に過ごせています。
室温に連動させての運転負荷の自動管理が課題。

そしてマイニングは大電力を必要とするPoWだけでは無いということを知ったため、代替マイニング手法(PoSとか)について興味を持ちました。これがブロックチェーン関連について態度を180度変更した理由でもあります。

ここいらは引き続き勉強のため生活実装を行いつつ、社会実装面でも積極的にフォローアップしていきたいと思います。

メタバースというかVR界隈(様子見→最重要)

人生においてVR技術はずっと興味があったのですが、同時にハードウェアによる制約が強すぎる分野のために本格的な普及にはなんらかのパラダイムシフトなりブレークスルーが無ければ難しい、という懐疑的なスタンスをとっていました。

昨年後半までは。

で、2021年3Qあたりから、ついに分水嶺を越えそうなVRHMD機器類が発売されてきたので、試し始めたのが昨年末です。

レンタルして数時間試してわかった気になるのは危険だと思い、購入体験から本格的な生活実装を試み、その結果をもって現状の判断していきたいと思っています。

なお、現段階では「最初のインパクトが薄れたらプロプライエタリなコンテンツ消費には早晩飽きる」という評価は覆っていません。

おそらく、買って3ヶ月以内にお蔵入りさせるユーザの方がまだ多いんじゃないでしょうか?(エビデンスなしの感想)

とはいえ、たんなるコンテンツ消費デバイスではなくなった点がポイント。その点は次章で。

VRSNS(無視→注視)

本質的にはMMOと変わりないのが現状ではあるのですが、世界そのものをユーザー自身がデザイン可能であるという点に特に注目しています(cluster/NeosVRを特に注視)

とはいえコミュ障にとっては、リアルだろうがMMOだろうがVRSNSであろうが変わりはしない現実もあります。そこで、これらVRSNSが社会実装面においての「孤独」とどう向き合うのか?も非常に興味があります。

またMMO的観点で今までと違う点は、浪費と消費しか存在しない世界をついに脱出したと考えていることも一つの理由です。

今日今この時も、インターネット上では活発な生産活動が行われており、そこには多種多様なIT技術に対して多額の投資がおこなわれています。

それが「生産手段」たりえるなら、投資を呼び込むのは必然です。

したがって触媒となるVRSNSで何が起きるのかを今後も注視していきたいと思っています。

ちなみに最近1番驚いたことですが、NeosVR内では外部のHTTPを叩いてレスポンスを取得できます。受信したデータに対してLogiXで処理を書く事もできます。そう、実はIDEでもあり、実行環境でもあるんです。そのプログラムを使って、世界そのものにも干渉が可能になってます。

そしてまた、仮想通貨(NCR)の取引もVRSNS内で行うことができます。
ということは、なんらかのギミックにより自作のワールドに入場料や滞在料金を取る事だってできるかもしれません。
あるいは、目の前の人に何か売ることだって可能なわけです。

この辺りの話は、もう少し学習が進んだら別途エントリを書きたいと思います。

これらVRSNSが、広告代理店の夢に終わったSecond Lifeの轍を踏むのか、あるいは全く違うモンスターが生まれるのか、どうなるにせよ注視すべき分野となりました。

NFT(無視→様子見)

いまんとこよくわかんなすぎて様子見です。

とはいえブロックチェーン関連技術ではホットな分野でもあるので気になったらチェックはしていきたいと思います。

VRHMD(様子見→最重要)

VRHMD、すなわちVR向けのヘッドマウントディスプレイのことです。

「VR技術の普及のカギは、ハードウェアが握っている」というのが僕の感想でした。というかこの点については、ずっと変わってません。どんなに魅力的なVR向けソフトウェアを開発したとしても、ハードウェアが足を引っ張ってしまうのです。

しかしながら現在は「ハードウェアのどの部分がネックなのか?」については10年前とは状況が全く変わりしました。

そして、いま、VRHMDのどの部分に注目しているか?でいうと、もっとも問題なのは光学系だと考えています。

この件については別にまたエントリを書きたいと思います。

VRHMDは、服、腕時計、メガネの次に続く、人類にとっては長時間の装着が想定される、ひさびさの新しいデバイスであり、それら先輩デバイスたちの進化には、100年単位での改善の歴史があって、今日に至ります。

こればかりはスペックシートやトレイラーを眺めてみても全くわからないため、実際に体験して運用してみないとなんもわからないと考えています。

このようなデバイスがどのように生活実装されていくのか、あるいは社会実装されたときには、どのような影響がでるのか、今後も情報を集めていきたいと思います。

Flutter Web(最重要→様子見)

格下げです。依然としてかなり期待している技術なので、オワコン扱いというわけではないですが、現段階でガチのユーザーフロントがあるWeb案件で使うにはやはり問題点が多すぎるため、優先度を下げました。しかし、これは技術的にあるいは時間によって解消可能な部分もあるため、分水嶺を越えるまで待つという姿勢は維持していきます。

ちなみに管理画面として使うには十分だと思っています。ユーザーフロントのWebが無ければ全部Flutterで行けるのはエコですね

Next.js(興味なし→注視)

残念ながら「繋ぎの技術」扱いではあるのですが、FlutterWebの一軍入りを見送った結果、当面フロントを書く時に生のReactのSPAではしんどい事も多いので、おすすめされたNext.jsを学んでいこうと思います。

あるいはFlutterが全面的にきな臭くなった時のため(そんなことある?)にReactのノウハウは業務で使える程度に維持しておきたいという思惑とも合致しての注視入りです。

SDGs(様子見→注視)

2020年代の今日、SDGsは世界的なテーマです。私も、人類社会を持続的に維持する、という発想には多いに共感します。SF厨にはたまらない発想です。

エネルギーを浪費する奴は「人類の敵」。滅ぶべし。慈悲はない。

とはいえ、ぼくはソシオパス、かつ意識高い系でないのは承知の通りでして、なんでこんなことを言ってるかというとパラダイムの変革には、常に金の匂いがするから、です。

スローガンは
「(お前の金で)地球を守ろう!」

さて、ソフトウエアエンジニアリング上においては、残念ながらあまりSDGsに気を使うことはありません。EC2の課金額は気にしても、消費電力なんか気にしないですしね。ただし、IoTになると、むしろ電力こそ最大の敵かもしれません。

とはいえ電力削減というのはスマートフォンエンジニアだとちょいちょい遭遇する問題でもあります。

地道に計算量を削減するとか、通信量を減らすとか、バックグラウンド処理をスマートにやるとか、やろうと思えばやれる事はあるはずです。

そのうちCIやGoogle Analysisにも「使用電力」がテスト項目やKPIになる日が訪れるかもしれません。

ほら、お金の匂いしてきたでしょ?😇

おわりに

IT関連技術は日進月歩、すなわち廃れるのも超高速でやってくるので、こんなものはあくまで1/1の現時点のスナップショットだと思っておくのが健康に良いと思います。

では、今年もワクワクできる年になりますように!

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