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3Dプリンターで山をつくる その8


STLファイルは「CHITUBOX」で3Dプリンターに合わせて加工→ファイル形式を変換

ようやく国土地理院のXMLデータからSTLデータに変換する方法がわかったので、次はこのSTLデータから3Dプリンターに付属してくる「CHITUBOX」を使って印刷可能な立体形状に加工。さらに各メーカーの3Dプリンター用のファイル形式に変換します。

※「CHITUBOX」の詳しい使い方は、Noteの(株)サンステラ様の記事「LDシリーズスライサーCHITUBOXの使い方」などをご覧いただくとして、今回はとにかく印刷までの最短ルートをお話します。

「CHITUBOX」のインストール

インストーラーはこちらから。Basic版は無料です。

ファイルの読み込み⇒加工

QGISで出力したSTLファイルを読み込みます。

左上のボタンでファイルを開きます
印刷範囲がはみ出ている場合は下部の「大きさを縮小しますか?」を
クリックすると自動でサイズをフィットしてくれます
小さくなりました
次は印刷1層ごとのスライスデータにします。
これで、所要時間約2時間弱で348層印刷するデータができたので
USBメモリに保存します。

3Dプリンター起動!

Phrozen Sonic Mini 8K S です
USBは横から差します。挿入口はなぜここなのか?
初期画面。まずはツールを選びます
最初に必ずZ軸の補正を行います
(詳しい方法は別の回で紹介します)

Z軸の補正が終了したら、バットを装着してレジンを入れます。

使用したレジンは、SK本舗様の水洗いレジン
バットにレジンを入れたら、
戻って3D印刷ボタンを押します
印刷したいファイルをクリックすれば
印刷開始です

立体地図が印刷できた!

約2時間後・・・できました^^
よく洗浄して記念撮影。

すごい!!利尻島の全島が印刷できました。鴛泊港のペシ岬もちゃんとあります^^
だけど、CHITUBOXで加工している際に縮尺を自動でフィッティングさせたので、すでに何万分の1なのか全くわかりません(涙)

このあと利尻島をはがそうとしたら…ベースにピッタリくっついていてはがせず、バラバラになってしまいました😢

そのうち作品はYouTubeにアップしようと思っています。

今日はここまで。急ぎ足で書いてきましたが、実はここから先が大変で、3Dプリンターはなかなかきれいに印刷してくれないし、地図も5万分の1で印刷するためにはいくつも工夫が必要でした。
次回以降、もう少し丁寧に書いていきますのでお楽しみに。

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