MOTHER3感想
どうもマダカンです。
久々にnoteを更新したいと思います。
気まぐれです。
今回はMOTHER3の感想を語りたいと思います。
昔から鬱ゲーやら神ゲーやらクソゲーやらネットで色々言われていたゲームという印象。
神ゲーなのかクソゲーなのかわからず、また鬱ゲーだったら怖い!と思って近づけないでいました。
いや本当は近づきたかったけど売ってませんでした。
何故なら私がMOTHER3の存在に気づいたのは既にMOTHER3発売から数年経っており、GBAの時代は終わりDSやWiiが台頭していた時代だったからです。
ネットで自分で購入する力も無く、配信なんてもってのほか、実況動画も存在するか否かというくらいMOTHER3についての情報は希薄でした。
なので「名作らしい」「でも鬱ゲーらしい」「しかし賛否両論らしい」という噂だけしか得られず、いつかリメイクされないかなーと思いながら今までで過ごしていました。
そうして最近MOTHER3が遂にニンテンドーSwitchにて配信されたとのことで、ようやく本作をプレイすることができたのでした。
はたして鬱ゲーなのか神ゲーなのかクソゲーなのかとドキドキしながらプレイしましたが…………
これが神ゲーでないはずがない
というようなとんでもない名作でした。
このゲームが賛否両論どころか賛しかないだろ!!!!!!!!
誰だよ否を唱えた奴!!!!!!!!
という気持ちでいます。
しかし否の気持ちになってしまった人の気持ちがわからなくもない。
ここからネタバレあり感想です。↓
序盤感想
何故ならMOTHER3は序盤が物凄く暗いから。
ゲームを始めて主人公の可愛い少年を操作できるのかと思ったらまず動かすのはお父さん。
そしてお父さんの年齢的にも交友関係があるのはおじさんばかり。
仲間になるのもおじさん。
(犬のボニーがいるのがまだ救いです。)
登場キャラがおじさんばかりになり、華がありません。
敵も地味に強く(今思うと適度な強さかもしれないが、プレイしたては強く感じた)、主人公であるはずのリュカも全然登場せず、ただひたすらにおじさんを操作することになります。
しかもこの第一章が地味に長い。
そしてこの章のボスであるメカドラゴが地味に強い。
(あたらしいカクザイ(武器)を入手し忘れたせいでもあります)
そして第一章のラストはすごくつらい。
お父さんが暴れてしまうのも気持ちはわかりますが、ここで印象が激ダウンしてしまう人の気持ちもわかります。
ここまででやる気が無くなってMOTHER3を投げ出してしまった人もいるのかな〜などと想像してました。
つらい序章が終わり、ここからついに主人公の出番か!と思っていたら次の主人公はなんとまたもやおじさん。
ですが第二章の途中からクマトラという女の子が加入し、展開も暗くならずに徐々に物語が明るくなっていきます。
そして第三章は誰が主人公かというとサルと意地悪なおじさん。
序盤のMOTHER3はおじさんばかりが活躍します。
なんでこんなにおじさんばっかり出てくるんだよというくらいおじさんを操作することになります。
しかも第三章のおじさんはサルに酷いことをするので嫌な印象しかない。
ただしこの三章辺りからMOTHER3の「展開は重いけどドット絵が可愛い」というギャップ萌えというか何とも言えない魅力がわかってきます。
ここの魅力がわかってきた頃にはMOTHER3の世界にどっぷり浸かっているでしょう。
あれっぽさ
『Undertale』(以下アンテ)の製作者がこの作品をプレイしたと聞きましたが、確かにあの辺の何とも言えない感じの遺伝子を感じます。
アンテの方の内容を先に知ったのでつい要所要所に「アンテっぽい」という感想を抱いてしまいましたが、実際は逆なのでアンテの源流を参拝した気持ちでいました。
敵キャラクターの、言葉では説明できない何とも言えない魅力とかがたっぷり詰まっているので、そういうのが好きな方は是非プレイしてほしい。
そう、MOTHER3はMOTHER1&2よりもアンテの雰囲気に近いです。
アンテとMOTHER2の間の感じ。
なのでMOTHER1&2のファンが3に違和感を感じても仕方ないというか、方向性が変わったなと思いました。
1&2のファンは楽しめるのか
これは言わずもがなMOTHERっぽいところがたくさんゲーム内に存在しているので、MOTHERっぽさが好きな人は絶対楽しめると思います。
ただやっぱり1&2に比べてストーリー性が強いので、そこが気になる人は合わないかも…と思いました。
そんなにストーリーゴリ押しなのかと言うとそうでもない。
いやそうかもしれない。
この辺は人によるのでわからないです。
個人的には丁度いい塩梅だと思いました。
そもそも1&2にストーリー性があんまり無いので、3くらいあると嬉しく感じます。
でも無い方が考察しやすい気もする。
どっちもいいな…と思います。
とりあえずやってみてほしいし、勢いでクリアしてから考えてほしい。
細かいいろいろ
ゲーム全体には「これが神ゲーじゃなければ何が神ゲーだと言うんだ」というくらい満足したのですが、細かいところはちょっと色々思いました。
ダッシュ
ダッシュ性能があるのはありがたいのですが、最近のゲームに慣れてるせいでダッシュ機能が微妙に面倒だと思いました。
「ちょっと走りたい」という時に走れないので、ポケモンのようなBボタンを押すだけで早く走れる機能のありがたみがよくわかりました。
最近だと通常移動速度がダッシュ時レベルで速いゲームが多いですが…
ワープ機能無し
ポケモンで言う「そらをとぶ」やドラクエでいう「ルーラ」という瞬間移動機能が無い。
1&2にはテレポーテーションがあったじゃん!なんで3には無いんだよ!
と思いました。
まあ無くてもあんまり困らない機能なので構わないのですが……
プレイアブルキャラの関係性
メインキャラクターは主人公の少年のほか犬・女の子・おじさんです。
序盤こそお父さんがプレイキャラとなり、飼い犬も仲間になるので、てっきり3ではお父さんやお母さんなど、主人公に身近なキャラが味方として活躍するのかと思いました。
しかしお父さんは序章しか戦いに参加しません。
代わりに参加するのはお父さんの友達のおじさんです。
彼が主人公と仲が良いおじさんとかならまだわかるのですが、そういう描写も無く………
なのでプレイしてる身としては関係性の薄いおじさんが仲間になったな……というきもちでした。
(そこの関係性はプレイヤーが各々脳内補完しろということかもしれない)
更に仲間になる女の子はその主人公の知り合い程度のおじさんのお父さんが世話をしていた子です。
ややこしい主人公から見て誰?という気持ちです。
知り合いのおじさんが世話をしていたというわけでもないのでおじさんと女の子の関係性も希薄です。
でも活発な子だし、主人公と歳が近いからすぐ仲良くなれそうな予感はあるけど……
犬だけが主人公に直接関わりあるキャラなので、それ以外は仲間になる要因があまりわかりませんでした。
でもそんなことを言ったら1&2の四人も知らない人たちだけど……
歳が近い少年少女という統一感があったのでまだ受け入れられました。
3はあえて年齢や性別、種族さえもバラバラにしたのかも…と思います。
細かいことはプレイヤーが考察しろということだと思いますが、個人的には「なんでこの4人なんだ…」と地味に疑問でした。
曲
曲は効果音もBGMも豪華すぎるほど豪華でした。
どれも一つ一つがいい!
でも本当に豪華すぎる。
主に戦闘用BGM。
敵1体1体に専用BGMを設けているのか?というくらい戦闘用BGMが豊富。
調べてみたら戦闘用BGMだけで57曲も存在するらしい。
いくらなんでも多すぎる。
個人的には
①通常バトル
②中ボス戦
③ボス戦
④イベント戦
⑤ラスボス戦
くらいで十分豪華だと感じます。
①通常バトル
②ボス戦
③ラスボス戦
でも全然いい。
曲は本当にどれも魅力的だったのですが、戦闘用BGMは豊富すぎて逆に「なぜそこに力を入れたのか?」と疑問でした。
でもそういう謎の方向にふっきれた要素は嫌いじゃない………。
ストーリー
肝心の内容はというと、鬱ゲーだとか色々調べたあとだったのでネタバレ食らった状態でスタートしたため、諸々の衝撃は薄いです。すみませんでした。
でもこれはネタバレ無しだったらどえらいことだなと思います。
しかし多少ネタバレされてても「こんな敵キャラが!?」「こんなアイテムが!?」「こんな展開が!?」という部分が多いので全然楽しめます。
ただやっぱり「ネタバレ見なきゃよかったな……」とも思います。
色々語りたいですが全てネタバレを見たせいな気がしてくるので語らないでおきます。
しかしどちらにしろ「神ゲーだ!!!」という感想は変わりません。
3は是非ネタバレを見ずにプレイしてください。
全体感想
色々語りましたが、難易度は「バフデバフを意識すればちゃんと勝てる」くらいなので、ゲーム苦手民としてはありがたい親切設計だと思いました。
一番苦戦したのはニューヨクバ戦です。
次にメカドラゴ戦。
その次はミラクルヨクバ戦。
どせいさんを包囲したブタマスクちゅうさ達もナメてかかったせいで苦戦しました。
それにしてもニューヨクバ戦だけ難易度異常だった気がする……
戦闘に慣れてなかっただけかもしれないけど……
回復システムやセーブも強敵の前には必ず存在するので本当にありがたかったです。
ゲームによってはラスボス戦前にザコ戦に消耗しきってラスボスに挑める態勢じゃねえよ!という状態でラスボス戦が始まるので……
そいうのはニューヨクバ戦以外全然無かったのでとてもラクでした。
親切設計のゲームが好きです。
……というわけでMOTHER3はすごく遊びやすくてストーリーも面白いし思い出に残るゲームでした。
面白かったです。
それでは。
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