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『ドコモで買える指輪「EVERING」、Visaのタッチ決済に対応 ただしSuicaには対応せず』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.5.5

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■ドコモで買える指輪「EVERING」、Visaのタッチ決済に対応 ただしSuicaには対応せず

 EVERINGにはタッチ決済という手軽さがある一方で、Suicaが使えるわけではない。

ドコモショップで売られることで、スマートリングというガジェットギーク向けっぽいものがどのくらい一般普及するかが興味深い「EVERING」ですが、ドコモショップでの発売が5月10日に決定しました。

販売開始まであと5日に迫る中で注意喚起です。
「EVERINGは、Suicaには使えません。」

駅の改札で颯爽とリングをかざして乗車しようとしてゲートを閉められるトラブルはスマートデバイスをスマートに使うにはちょっとカッコ悪いですから、これからEVERINGを使おうとする人は知っておくべきことだと思いますけれど、裏返して、EVERINGのようなスマートリングで改札を通りたい!というニーズが結構高いことの現れではないでしょうか。


Visaタッチのゲートなら通れるはず

EVERINGのタッチ決済は「NFC(ISO/IEC 18092、ISO 14443 A)」だが、「FeliCa(Type F)」には対応していない。そのため、「Suica」「PASMO」による乗車はできない。

Suicaに非対応なのは技術的な仕様の違いが理由です。

東京メトロが2023年8月「クレジットカードのタッチ決済を用いた乗車に関する実証実験を2024年度から始める」と発表していた。同様の実証実験は一部の私鉄やJR九州などでも進む他、東急電鉄が田園都市線での実証実験を2023年夏に始めた。

ただし、東京メトロで実験を開始した、クレジットカードのタッチ決済に対応した改札でならEVERINGのタッチで乗車できるはずです。クレジットカードとEVERINGは基本的に同じものですから。


鉄道各社は改札のクレカ対応を進めている

いま鉄道各社は訪日外国人観光客に向けてクレジットカードによる乗車対応を進めています。

クレジットカードを改札にタッチするだけで電車に乗れるなら現金への両替も要りませんし、行き先ごとに違う乗車料金を切符売り場で探す必要もなくなります。


改札のクレカ対応は日本人にもありがたい

これは日本に住む日本人にとってもありがたいものです。

Suicaはチャージが必要ですが、クレジットカードなら後日引き落としとなりチャージが不要です。

Suicaは、ご利用可能エリア内完結でのご利用となります。各エリア間をまたがってご利用いただくことはできません。異なるエリアをまたがってご利用の場合は、あらかじめきっぷをお求めください。

またJRの管轄エリアをまたぐ長距離移動の場合はSuicaが使えないケースがあります。

そして互換サービスが鉄道各社から展開されていて非常にわかりづらく、名前が違うと使えない感覚を与えます。

Suica、PASMO、Kitaca、manaca、TOICA、ICOCA、PiTaPa、はやかけん、nimoca、SUGOCA、こんなにあります。そしてそれぞれがナワバリを持っています。

だったらクレカだけでいい、という人も多いでしょう。

全国飛び回る人はむしろ、EVERINGに乗車券を一本化してしまった方が幸せかもしれません。ただ、Visaタッチ対応の改札が普及してからの話ですが。


魔改造されたキメラ改札のどこにタッチするかが問題だ

Visaタッチ対応改札が普及した後も、どこにタッチするかが非常にわかりづらい「キメラ改札」に戸惑うはずです。

上記が一番キメラ感が強い実験改札ですが、EVERINGに使い慣れていない時に初見でこの改札にぶち当たったらパニックになりそうです。

正解はココです。

朝の通勤ラッシュで足早に改札を通る人の波に乗りながら、EVERINGをココに的確にタッチする、新しいリアル脱出ゲームです。

スマホを取り出さず、Apple Watchのように体を無理にひねらずにタッチだけで改札をくぐれるスマートリングでの改札通過は理想的です。EVERINGがSuicaに非対応なのは仕方ありませんが、Visaタッチ対応改札が増えるか、Apple純正リングなどでSuicaに対応してくれることに期待です。

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