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想いを受け継ぐ

もうGWも後半ですね。みなさまいかがお過ごしですか?

現在母は療養型病院に入院中なのですが、担当のお医者さん、結構なおじさんなんだけど、割と情が厚い感じの方で病状の説明と私への心のあり方みたいなのを話すことが多いです。

いろいろ話してて、この前「人はいつか死にます」ってことをはっきり言われました。そんなこと言う医者も珍しいのかなって思いますが、どうなんでしょうか。

最後は家に連れて帰りたいみたいなことを言ったのですが「あなたは働いてるし、家族もいるでしょ?」みたいなことも言われました。

あと「最後、誰が死亡確認するかってのもあります。」とかいうことも言葉にしていました。まあ確かにそれを考えると病院で過ごしてもらうの現実的なのかもしれません。

人生100年時代だと言われて、金銭的にどうやって親の介護をしていこうかといろいろ考えていたのですが、父はあっけなく逝ってしまって、母もそんな状態だから、もっとその時その時を大事にすれば良かったなと、後悔ばかりしているのですが「親孝行したい時に親はなし」とはよく言ったものです。

だから私ができることは、両親が残してくれたものをしっかり受け継いで、子供にも残すことなのかなと少し気持ちを切り替えています。

私の場合、父から「家」を、母からは「着物」を受け継がれた感じです。まあ、そういう財産があるだけ贅沢なのかもしれないのですが。

着物に関して周りの友人に聞いてみても、団塊世代の女性は割とたくさん持っている方が多いのかなって感じます。と言っても着物って小さいことが多いし着る機会ってあんまりないなぁと感じていましたが、最近は和洋折衷でカジュアルに着ている方も多いので、そんな感じで着ればいいのかと思っています。

とは言ってもちゃんと伝統的な着付けで私が着た姿を見せてあげたいなと思い母の着物で一番いいものを現在仕立て直しに出しています。母が150㌢くらいで、私が165㌢なので、かなりの大改造でとても時間がかかっているのですが母が意識がしっかりした状態の時に見せることができるか、ちょっとハラハラしています。でもきっと想いは通じると信じています。

大島紬なのですが、仕立て直しに12万かかりましたよ!!
でも「今普通に買ったら0がもう1つつくよ」とか見立て師の人に言われたので。いい買い物だと思うことにします。だからこれから着物を着る機会も増やしていきたいなと思います。

ちなみに写真の着物も母のものですが、こちらは割とカジュアルの着れるようなお値段のものです。

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