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ワーホリで英語力は伸びないと聞くけれど

ワーホリで英語はペラペラになりません。
全ては努力しなければ手に入りません!

みたいな文句をよく見かける。
私はあの言葉が苦手です。

デフォルトで「〜しないと」「〜すべき」論を語ってくる方々が本当に得意じゃなくて、
「そんな人生簡単じゃないから」
と言いたげな見る人に圧をかけるような投稿や記事。

なんかそういう記事を見かけるたびに「お黙り」って目視でスワイプしちゃう人間です。

ほんでよく言われる、「ワーホリで英語伸びない説」

私はそうは思いません。
だって、数ヶ月母国を離れて英語オンリーの場所で暮らすんだから、伸びない方がおかしい。


だから安心して、みんな来たらいい、海外に。


私自身の経験は、英語力めっちゃ伸びました。


私が現地で外国語を学ぶことがいいと思う理由は、やっぱりその場所に踏み入れないとわからないことがたくさんあるから。


英語力って現地に来たら絶対に伸びるはずなのに、
なんでみんな意地悪なことを言うんだろう、と思ったりしちゃう。
みんなそれぞれ多少の差はあるかも知れないけれど、私は伸びたよ!ってことを伝えたい。


特に単語帳を開くとか、文法を勉強したことはこの1年間1回たりともなかったけれど、
ちゃんと出会った人とのご縁を大切にして人間関係を育めばそれなりに英語を学べる環境に身を置ける、大丈夫ですよ
と言いたい。


◎私が思う、海外へ行くメリット、英語力アップにつながったと思うことは以下のこと。

①会話力が上がる

英語ができると会話ができるは全く違う能力だと思っていて、
初めましての人しかいない中で、言葉も文化も違う環境に身を置くことは、
コミュニケーションスキル爆上げにつながる。

②現地でしか出てこないボキャブラリーに出会う

ニュージーランドだと「All good」「Sweet as」「Not too bad」「Kia ora」など。


私がこの滞在でいちばん強く記憶残っている言葉は、「redundant」
これは会社からの事実上の解雇を指す言葉だそうで。

ルームメイトがまさにこれにあって、「会社が合併して何千人もその状態になったんだよ〜redundantだよ〜」
って言ったのが衝撃すぎて、一瞬で覚えた。

実際は解雇の前の、割当たる仕事がない状態、と言うのを指すらしい。

日本にいただけでは絶対に知らなかった笑


(ちなみにルームメイトはその後ちゃんと仕事がもらえてました。もし本当にもらえなくなったら、ちゃんと企業から7ヶ月分の給料がもらえるので問題はないそう。)


③アクセントの強い英語に慣れる

ニュージーランドに来た初めは頭を抱えるほど彼らが何を言っているかわからかったけれど、独特なアクセントと言い回しに段々と慣れてくると、不思議と苦手だったイギリス英語が聞き取れるように。


そして今まで学校で学んできたアメリカ英語が、水のようにクリアに聞こえるように。
これは本当に魔法のよう。
アメリカ人ははっきりと喋ってくれるので、「え、教科書なの?」と思うほどわかりやすい。


これも海外に来て分かったことだけれど、アメリカ英語を学校で習うのはどうやら日本人だけらしい。(もしかしたら韓国も?)

どこの国も、基本の「イギリス英語」を学んできているし、それが普通でしょ?って言われる。
日本は戦後からアメリカとの関係が強いから、アメリカ英語を学ぶんだよ、というと「Weird」とか「interesting」と言って苦笑いされる。

そう、世界ではアメリカ英語こそが、クセのある英語なのだ。


だから、イギリス英語に近い英語が学べる環境で、良かったなあと思う。
今ではニュージーランドのKiwiアクセントが大好き。

こっちにきて私もなんだかんだ、半年経った頃から自分もkiwiアクセントがうつっていたし、Testとかティストって言ってたり、Airportをイヤポートと言ったり、無意識にうつっているアクセントも多々ある。


今ではcan’tはカントって発音するし、
hereはヒア。
私は特に耳から学習しやすいタイプなので尚更影響を受けたとおもう。

でもそんなユニークなアクセントも中々好きだ。
日本人が苦手なRの発音をスキップしても伝わるので、私もどんどんRを発音しないlazyになっていく。

あとは多民族国家なので、英語の発音だけでその人がどこの出身の人か当てれる能力も身につく。
個人的にインド訛りは手強いし、
スペイン訛りはすぐわかる。
オランダ人の英語は完璧。


④リーディング能力が格段に上がる

住んでいれば、目につくもの全てが英語なのでリーディング速度が確実に上がりました。

私は渡航前、ビザ申請に1週間近くパソコンと睨めっこをしていた記憶がある。
でも最近オーストラリアのビザを更新した時、
車の助手席でケータイとパスポートを持ちながら15分で仕上げた。

映画も、いつからか英語と英語字幕で理解できるようになっていて、
過去には字幕に目が追いつかない時もあったのに、今は映画に夢中になれる時間が増えた。

ジブリの「風の谷のナウシカ」を初めて英語で見て、おかわりで日本語で見ようとしたら逆に違和感を感じた。
ナウシカはなんか英語版が好き。


そんなこんなで、英語力は、
ワーキングホリデーでも抜群に伸びました!


これが1年か、と思うと、
2、3年いたらもっと楽しくなるんだろうな、もっと英語力伸びるんだろうな、と思う。


語学力は武器。


単語帳やノートを書きながらの勉強よりも、
夢中になって誰かと話したり、楽しみながら英語に触れる方が何倍も身になった気がする。


最近よく聞いているPod castがあるので、
おすすめを載せておきます。
Pod castを毎日聴くだけで、かなり英語脳になりました。


◎『the psychology of your 20s』
二十代のみならず、生きている上で感じる不安や葛藤、心のありようについて、心理学的な側面からメンタリティについて考えるポッドキャスト。オーストラリアの女性が収録されていて毎回とても興味深い内容です。


◎『Kiwi English』
ニュージーランド出身、生粋の”Kiwi女性”2人が送る、ニュージーランドへ滞在する外国人向けに発信するポッドキャスト。ワーホリのことやニュージーランドのことが赤裸々に語られています。
ホストの1人がKiwiとしてピッキングジョブをしてきた体験談は壮絶でした、、。Kiwiアクセントにも触れることができて本当におすすめです。


読んで頂きありがとうございました。

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