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ボヤ記: #1 | 遅れてきたアイツのお陰で春が跳ぶ

駅前の量販中華料理屋で
テーブル席の間に しつこく居続けた 間仕切り目的のアクリル板。

飲食店や商店の入口に置かれた アルコール消毒剤の噴霧器。

(日本のコンプライアンス体質とその見えない周辺をガチガチに意識した結果なのか)ご高齢のドイツ人先生が 対面授業で常に着用し続けたマスク。

この4−5年 なにかにつけて目にし 意識にへばりついたままのこれらCOVID19/コロナ対策小道具が 桜の訪れとともに ついぞ消え去ったかのように思える この春。

一方 どういうわけか 我が体温 なぜか37度以下に戻らず。。。。?

延べ2週間以上も 体調が回復せず 不穏な春の始まりを迎えてしまうとは。。。。


吉野山の桜を拝みに行こうと 4月第一週の金曜をお休みにし 新幹線を京都で降り 近鉄奈良駅に向かった時点の歩数計は 17,000歩を表示。

出発前日の睡眠不足は新幹線で解消できなかったので 気掛かりだけれど この程度の歩数なら体力低下は感じず。

翌日の吉野山中では 高低差のある中 20,000歩以上の長歩きに。

前々日頃の春の嵐のせいか ちょうど満開を数日過ぎたような 桜の勢いでした。

体力が低下する際は 感染症などの貰い病に気をつけたい、と意識していたけれど 帰宅してから悪い予感が的中。

花粉症なので山中/街中問わずマスクは概ね着用していたのに 一体どこで罹患したのか? と振り返れば
近鉄橿原神宮前駅から 吉野駅までの鈍行列車で片道一時間ほど立ちん坊で寿司詰めになった 往復の車中が最も怪しいかも。。。。

ほぼ満員の車両の中で マスクを着用した人達は少数だったし 今思えば車両内の換気が充分とは言えない 密な空間だったなぁ。。。。

近鉄さん 濡れ衣だったらお許しあれ

帰宅した翌日 休日夜間診療センターで COVID19陽性 と診断された。

診断キットの縦線を嬉しそうに見つめて
 「写真撮んなさいよ、これ、スマホあるんでしょ?」
と無邪気に薦めてくる 随分年配の当直医さん。

咳止め薬のトランサミン酸、頓服のカロナール、なんでそこにいるのか判りかねる葛根湯、という 実に非力そうなメンバーが処方箋に並んでいた。

コロナはワクチン接種三回でまんまと逃げ切れると思いきや 忘れた頃にしてやられるなんて。流行りものが嫌いな性格が災いしたのかも。
翌朝会社に事情を伝えると 社内のあちこちの部署で 自分同様 遅れてきたコロナ感染者が出ている様子だった。

流行当初のように感染者数などの統計的な情報は集計も公開もされておらず (=厚労省などどこかの公共サイトには共有されているかも?)
最新株の典型的症状は把握できないけれど 初期の株で報告されていた息苦しさや味覚異常は感じられず 発熱と咳が主な症状だった。
最新株の特徴はそういうものかもしれない。


高熱未満が続くにしても せいぜい一週間以内で収まるように感じられ 週末は出かけられるかな?/他の人に感染させないよう自粛するかな?と気を揉んでいたにも拘らず
金曜夕方から夜にかけて あたかも降り出しに戻ったかのような高熱が出て 週末どころか翌週の半分までを棒に振ったことが 個人的には痛い。。。。

改めて診察してくれた別のホームドクターさんは 「コロナでなく何かの菌に感染してそうなので抗生物質を投与しましょう」との方針だった。

しかし 薬を飲み続けても体温は38-37℃台を行き来し 食欲が全く出ない。
しかも食べ物を見れば気持ち悪くなるという 過去に経験のない症状で
一週間が推移。。。。

さりとて 仕事ができないほど頭は曇っておらず 二日お休みしたあとはテレワークを選択したが
自室でPCに向かうと 椅子で上体を立てるのは背中や腰の痛みで30分が限度。辛くなったらそのままゲーミングチェアを倒し 睡眠モードに入らざるを得なかった。
#テレワークと裁量労働のお陰でこんなふざけた勤労でもお咎めなしなのは幸運なんですけどね。

春日大社で手に入れた厄除御守のご利益は きっと 無邪気な神の使いに食べられてしまったのでしょう。。。

せんべいだけじゃ足りないのかもね

ということで
ソメイヨシノの散り際から 桜よりも楽しみにしている新緑の芽吹き始めに至る時間経過が アレ(↓) による攻撃よろしくぶっ飛ばされ 今年の黄金の風週間が始まりました。。。。

とんでもない長患いをした結果だけが残った

今まさに 旅行や体力を使う余暇を楽しもうとされている皆様、
体力を温存しつつ 空気の流れにも留意しながら 怪我や病気とは無縁の休暇期間をお過ごしください。

流行遅れのコロナ罹患者が 目立たないけど あちこちに潜んでいる という事実を Shadenfreude、いや、他山の石にして お忘れなきよう。。。。


<おまけ>
かわいいフリー素材に感謝:

ありがとね

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