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花譜2nd ONE-MAN LIVE 不可解弐 Q3 -魔法の無い世界- に参加した記憶と感情を書き留めておきたい



 タイトルがながい。今日のは完全に備忘録です。

 6/12 豊洲PITで開催された 花譜2nd ONE-MAN LIVE 不可解弐 Q3 -魔法の無い世界-。
 幸いなことにリアル会場で参加できたので、パンフレットを見ながらすぐ言葉にできるほど印象に残っている曲について、今のうちに書き出しておきます。
 サムネは会場出た直後の夜景。
 


【魔女】
(真)も好きなんだけど、「今 己を証明する言葉に 魂はあるか?」というフレーズが好きで、余計なものを引き裂いてしまう強さでこの言葉を叩きつけてくれる花譜さんの歌が好きすぎるので、改めて聞けてよかった……


【痛みを】
 力強くしなやかに。

 花譜さんは初期からずっと素晴らしいシンガーであるけれど、このところ歌声の厚みがぐっと増している気がします。それをわかりやすく実感できたのがこの曲だったなと。だから歌詞の内容が今まで以上にぐっと浸透してきて、清々しい気持ちよさでした。


 
【心臓と絡繰】
 やっぱりこの曲だよなぁ、という。

 オリジナル曲としては2曲目だったはずだし、最初にCount0で「これはただ事じゃないぞ」と度肝を抜かれた曲は 糸 の方だったんだけど。それでもやっぱり何か、原点のようなものというか、花譜というコンテンツを最も鮮やかに表している曲だと感じます。

 アレンジが初出のものに近かったこともあり、この曲を好きになってからの2年半という時間そのものに思いを馳せてしまったり。「今この瞬間にすごく好きな曲を聴いている!」という以上に、花譜さんの活動だったり、Vのシーンだったり、この曲を何度も聴いたプライベートだったり、全部ひっくるめて流れた時間を感じられる一曲でした。

 幸せで切なくて、この曲を聴いていられる今がずっと続けばいいのにと思いながら。


【私論理】
 この曲がこんなにぶち上げソングになるとは思ってなかった。自分だけでなく、会場の空気もバッチリ着火していくのが分かるような。

 ダンサーお二人のキレッキレな表現や、音の隙間が絶妙なアレンジがグイグイ乗せてくれたのもあって、その場で音を浴びる価値がいかに大きいかということを再認識。


【モンタージュ~危ノーマル】
 言いたいことは 私論理 と一緒なんだけど、この辺りはそれ以上に凄まじいボルテージの上がり方してた。未確認少女進行形 で「この楽しいのまだ続くんですか!?」と嬉しい悲鳴だったところから、更にテンションを青天井まで持っていってくれました。

 今回のアレンジは本当に素敵で、サビ前の溜めなんてこれでぶっ飛ばなかったら嘘だろという感じ。あまりにもテンションが上がり頭がバカになってしまって、「危ノーマル!」という曲コールの後に思い切り叫びそうになってしまった(ギリギリで堪えた)(発声NGだったので)。

 私論理 から続くこのパートで思ったのは、花譜さんの曲や歌とダンスの相性が驚くほど良いこと。VALISさんの時も思ったけど、今回は4曲続いたこともあってより如実に感じた。人間らしすぎるくらい人間らしい歌表現に、音に伴う身体表現を突き詰めたような踊りが合わさるのが気持ちいいなと。ダンスがあると曲のリズムがより映えるので、そういう気持ちよさもありました。


【過去を喰らう~海に化ける】
 やっぱりオタクはロックが好き。オタクじゃなくてもロックが好き。

 歌詞の容赦の無さ、高火力なギターリフ、前のめり全力疾走なメロディで、こんなん問答無用で脳汁吹き出すでしょという 過去を喰らう の強さを、僕たちはこの2年間散々思い知ってきたわけですが。海に化ける はその感情を拾ってすごい勢いで反芻させてきやがりました。頭振りすぎて首の筋がダメです。

 以前よりも力強さをました花譜さんの歌声で、曲の突進力が増しているのもあり。ライブって、ロックって、音楽って本当にいいよな……と改めて思わせてくれました。すげーよ本当に。

 「さよならなんかしてやるかよ」って言葉もすごく嬉しかった。


【不可解】
 いい意味で力みがなく、だからこそ歌詞の言葉が深く染み込んでくるような歌声で、花譜さんの表現力の向上を一番感じた曲だったかも。一体どこまでとんでもないシンガーになるんですか……?


【未観測】
 ポエトリーな部分が多く、歌もののジャンルとしては変化球な不可解に対して、こんなに真正面からベタな曲を放り込んできてくれるのがもう嬉しくて嬉しくて。

「くたばらぬ」「負けはせぬ」「死にはせぬ」という歌詞をここで投げてくるっていうのも、花譜さんの歌にも声にも、そしてコンテンツとしての花譜にも絶妙にマッチした言葉選びで大好きです。


【そして花になる】
 花譜さんが歌を歌ってくれていること、そしてそれを我々が聴かせてもらえることが、どんなに奇跡的でありがたいことなのか。

 帰り路 で花譜さんがどこまでも一人の人間であることを改めて穏やかに噛み締めた直後だったのもあって。そういう感情がもうどうしようもないくらいブワーッと来て。

 心臓と絡繰 で噛み締めたのは花譜というミュージシャンを好きでい続けた時間で、この曲で噛み締めたのは好きになれたことのありがたみというか。出会えて良かったと心の底から思えるミュージシャンの一人だなと。
 
 それと最後のサビの前、一旦音が途切れるところで、会場の拍手は全く途切れなかったこともすごく嬉しかったんです。みんなこの先も曲が続くことを知ってるもんな、数え切れないくらい繰り返しこの曲を聴いてきたもんな、ということを確かめることができて、本当に嬉しかった。

 



 まとめの感想……にするような感情も概ね書いてしまった気がする。

 今回は円盤化が確約されていたので、その瞬間の音を受け取ることに全力でいられたのも良かったです。感想が全体的にざっくりなのは、あまりの楽しさで記憶に残すことよりもその一瞬を楽しむことを優先したからです。

 アーカイブですぐに反芻できたのでより記憶に刻みつけられたなというのはあります(帰宅してシャワーよりもアーカイブを優先した)。
 
 改めて言うならば本当に、作り上げてくれた皆様と、このコンテンツを観測できたことに対する感謝しかない……ありがとうございました。

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