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ファン歴15年超のオタクが選ぶ、ポルノグラフィティの(比較的)マイナーなオススメ曲リスト -ハイなテンション編-

前回に引き続き、小学生の頃からポルノグラフィティのファンであるアラサーの自分が、あまり多くの人の耳に触れていないであろうポルノの好き曲だけをピックしたプレイリストを作ってみた。
 それだけだと曲数が多すぎることになるので、今度は比較的ハイな気分に合いそうな曲を並べています。(再放送)
 
 結果的にギターロックっぽいのがほとんどになりました。それはそう。
 ボリューム上げ気味で聴いてください。

 引き続き、「シングル表題曲」「ベスト盤収録曲」以外という縛りでお送りいたします。
 プレイリストはこちら↓↓↓ (ハチャメチャに文字化けするんだろうな今回も)


 各曲コメントは以下です。よろしく。

 Report21

“強靭な脳内細胞創り出すのは 挑戦と失敗の繰り返し”

 真正面から聞いてて気持ちいい曲を一発目に持ってきました。歌詞の語感の良さも気持ちいい度に寄与してます。夜の街を駆け抜けるような疾走感。


 Stand for one's wish

“世界の風を読んで 僕らはどこへでも行けるんだ”

 この曲すごい好きなんですよ。数あるポルノのカップリング曲の中でもかなり上位に好きです。ライブで聞いてみたいランキングだとトップかも。
 シンプルな始まりからBメロで期待感上げてきて、サビで爽快感が爆発する構成がたまりません。カラッと晴れた夏の日、遠くまで見渡せるような場所で聞きたい曲ですね。


 PRIME

“誰でもそう 僕でもそう いつでも強がってさ 自分を庇い続けるだろう”

 うってかわってこちらは夜っぽいサウンドです(感覚)。ホーンの音色と畳み掛けるサビが気持ちいい神経に直撃するんですけど、ちょっとした溜めの配置も絶妙。アウトロまで上がり続けるテンションに巻き込まれてしまう。


 リビドー

“とっておきのスラングで魂をいたぶってくれないか?”

 バンドの名にふさわしく。ザックザクのギターが終始快感です。これは頭振るソング。
 初めて聞いた時はジャニス・ジョプリンが誰かも分からなかった。そんな記憶も懐かしいですね。


 9.9m^2

“また僕を置き去りにして 世間は知らぬ間に廻っている”

 キレてるギターがズバッと入ってくる時点でもーーう好きですこれは。畳み掛け系ですがメロはかなり捻くれてます。パッとノれるギリギリを攻めている感じ。
 アパートの隣人に、自分でも情けなくなるような嫉妬をぶちまける気持ち、わかりすぎる程にわかる。そういう気持ちがバチバチにカッコいいサウンドに乗っかってるのもまた、「カッコいい」なって。


 前夜

“ぬかるむ道も越えなきゃって決めたのに シューズが濡れることさえも憚った”

 こちらはミドルテンポで力強いタイプの気持ちいい曲。
 どっしり堂々としたサウンドで、どこまでも一人の人間の、なんなら小心者がすぎるような気持ちが歌われるのはねぇ……やっぱり好きなんですよねぇ……対比というかギャップと言うか。こういうところもポルノグラフィティの比較的隠れた魅力のひとつだと思います。
 Cメロのシャウト、これは凄まじいですよ……息を呑んだわ。


 Working men blues

“そりゃもちろん君さ そう言ってドアを出てきた”

 このイントロのリフは好きになるだろ。ならないほうが無理だろ。力強いギターと力強いボーカル、喰らえ! って感じです。
 先程の前夜と並び、ライブで拳を振り上げずにはいられないタイプの曲です。また演ってくれ頼む。


 空蝉

“卑しくもただの獣と化して 君のすべてを貪り食らった”

 ダークなサウンドでガンガン突進してきますよこれは、と思ったらふと手を離されて宙に浮く。この繰り返しです。最初は度肝抜かれますが、そのうちスローなパートにねっとり浸るのも気持ちよくなっていきます。サウナか?
 仮タイトルは「テンポチェンジ」だったという逸話をどこかで見ました。直球ですね。
「賢者タイム」とかでも良かったのでは?(最低) などと思っていたら「テンポチェンジ」すら下ネタに見えてきた。ごめんて。


 敵はどこだ?

“いっそ撃ってくれよ この左胸を”

 ゴリゴリのロック! かと思えばシンセの音(たぶん)が意外と爽やかに割り込んできたり、その結果生まれるどこか一歩冷めたようなテンションの高さが、歌詞の皮肉っぷりと絶妙にマッチしてます。アウトロでドラムが戻ってくるあたりとかも技アリって感じで。


 バベルの風

“誤魔化せないとわかったはずだろう? 自分を”

 もうこれは容赦がないです。ザクザク聞こえてくる音の質がシンプルに高い。メロもアレンジも全部良くて、何を頼んでも美味いレストランみたいなところがある。


 
 煙

“人が笑い顔を覚えたのは 近づかれた時の 警告なんだろう”

 ロックらしいロックなんだけど、ここまでの曲とはちょっと違う、斜に構えた感じの疾走曲かなと。
 当たり前みたいに使わけている色々な自分の、一体どれが本当なのか。結局全部ひっくるめて自分と言うしかなくて、ぼんやりとした不定形であるのも、まぁそれはそれだよねって最近は諦められるようになってきた気がします。


 MONSTER

“決着をつける頃かも 見栄を張るばかりの人生”

 ここである意味“らしい”サウンドの曲です。アルバムのリード曲だったしね。
 やっぱり勝手知ったるというか、安心感のあるというか。ギターソロ前のアレンジなんかはぶち上がり不可避。リフもサビもキャッチーで、間違いねぇよこれは、ってところです。その上でピリっと容赦のない、無視できないような歌詞をここでカマしてくるのもポルノですよ。
 作曲が晴一さん、作詞が昭仁さんという珍しい組み合わせの曲です――と言っても、もうそんなに珍しくもないかな?


 やがて哀しきロックンロール

“繋がりたいのよ君と 山場越えたあたりで”

「なんだその曲名?」って思った時点で術中です。手を振り上げるよりも跳ねて踊りたくなるようなテンション。
 歌詞の仰々しい言葉選びや、すっと差し込んでくる郷愁感にもニコニコしちゃいますね。


 FLAG


「お前が一番好きなポルノグラフィティの曲を一曲挙げろ」と聞かれたら、本当に一曲に絞れるかどうかは置いておいて、この曲が真っ先に頭に浮かぶだろうなというくらい好きな曲です。
 静かにギターだけが鳴らされるオープニングから、ドカンと一気にバンドイン。オルガンが使われていたり、ある種お約束的な“堂々としたロック”なサウンドが繰り広げられていきます。目の前の荒野と遥か向こうの緑の丘が見えるような、広大な景色のイメージ。その上一つ一つのフレーズの研ぎ澄まされ具合が半端じゃないです。細かいオカズ的なフレーズもめちゃめちゃ美味しい。
 そしてど真ん中でビリビリと響く歌声。あぁカッコいいなぁって。後述する曲のテーマ的にも、問答無用で憧れてしまうような歌声がこの曲の完成度を圧倒的に高めているなと感じます。
 そんな歌声で歌われる詞の方も負けじと力強く、大げさなくらいに聞き手を鼓舞してきます。苦しくてしんどいだろう、それでも自分でやるしかないんだ。ただ、あなたの選択も行動もすべて肯定してみせるというような、そんなメッセージで。
 なんと降伏の証である白い旗ですら肯定して曲は突き進み。※
 そして大サビ。
「愛も仁義も風林火山も」なんて、やりすぎなくらいに大仰に。全部肯定して背中押して肩を叩いて煽って煽って煽って、そしてその最後に。

“僕はそう思うけど 君はどうする?”

 あ~~~~~ッ!!! カッコいい~~~~~~~~


 ここまで引っ張ってきておいて、パっと眼前にこの曲の全てを突きつけられて。もう見なかったことにはできない。この歌を、誰かが歌う他人事のままにはさせてくれません。「どうする?」って、聞かれちゃったんだもの……
 アウトロでどっぷり余韻に浸らせてくれるところも最高です、最高。

 ※本来の作詞意図としては「まだ何色にも染まっていない無垢な存在」を想定しているとのこと。でもたとえ想定外でも、こうやって内包されてしまったメッセージも含めて好きなんです。


 Good luck to you

“アホになりゃ一時無敵”

 最後はパーッと締めようぜ! ということでこの曲です。意外とこの手のパーティーロックってポルノには少ない気がします(俺たちのセレブレーションとかあるけど)。
 深く考えずに飛んで跳ねて楽しもうぜ! みたいな魅力も、間違いなくポルノグラフィティの一面ということで。


 以上! ローな気分のリストよりも勢いで曲を選んだため、コメントが大変だった気もする。
 ローなテンションの時向けリストはこちら。

 というところで異論や反論、思い出語りでも自分語りでもあったら聞かせてくれ~~~~~~~お願いします。

 聞き覚えのある曲も入ったリストちょうだいよ、という方はこちらをどうぞ↓ 


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