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『ウマ娘』チャンピオンズミーティング2024年4月反省会

桜花賞。
それは牝馬三冠を目指す者達が挑む最初の戦い。
1マイルに込められた想いは皆同じかもしれない。しかし玉座は一つしかない。そして一度逃せば二度目の挑戦はない。たった一回限りの挑戦である。
それは『ウマ娘プリティーダービー』のチャンピオンズミーティングにおいても変わらない。
2024年で桜花賞をモデルにしたレースは二度もやって来ない。故に一生懸命に鍛え上げたウマ娘で頂点を目指すのである。「私こそが最強なんだ」と。

見立て

2024年4月のチャンピオンズミーティングは分かりやすい戦いだった。
マンスリーマッチが開催されていた兼ね合いで育成期間が今までよりも長く有効なスキルが分析され切っていたこと、特攻としか思えないような強力無比なサポートカードが投入された事がなかったこそ、ラインクラフト以外に有効な育成ウマ娘が登場しなかったことなどから、全編で見立て通りの戦いとなっていたように思う。
強いて言うならいつもは見かける通常タイキシャトルがいなかったことぐらいだろうか。これは固有スキルが有効ではなかっただけなので仕方がなく、代わりに夏タイキシャトルは見かけたのでほぼほぼメンツとしては同じだろう。
つまりダイイチルビーやダイタクヘリオス、シーキングザパール、ニシノフラワーが多いチャンピオンズミーティングである。
他によく見かけたのは進化スキルが有効だったヴィブロスぐらいで、まあいつものマイル戦になるのは仕方がない。追込に至っては今回特別強いのは極まった勢向けだったし。
私がチョイスしたのはダイイチルビーとシーキングザパールと夏タイキシャトル。これは選択肢が少なかったから仕方がないのだが、妥協できるラインは超えていたし、一旦は満足していた。まさか大番狂わせが直前に投入されるとは思わなかったが。

ダイイチルビー襲来

3月末イベントで新衣装のダイイチルビーとダイタクヘリオスが実装。
あまりにも予想外の方向から攻めてきたヘリルビに「舞台版から一年経ったから、もう一回脳を焼いておくか」とでも言わんばかりの実装に「加減しろ」と叫んでいたのだが、その内容も素晴らしかった。
特に新衣装のダイイチルビーは「マイルに特化した分、マイルにおいてはあらゆる要素が強い」という性能で、正直引きたい意欲と戦うのが大変だった。
短距離マイルの差し枠は「電光石火を持たないと勝負にならない」まであるのに、電光石火を自前で持ってきた上に距離条件緩和と追加効果まで施された強スキルに化けるんだから反則だろう。
ダイタクヘリオスも終盤力の弱さこそ気になるものの強力であることは変わりないし、「チャンピオンズミーティングに特化したラインナップ」で立ち回りを検討するほど悩んだ。まあ引かなかったのだが……。ウマ箱3特典があったし……。

結果

概ね期待通りといって良い結果だった。
出していたのは夏タイキシャトルと通常ダイイチルビーとシーキングザパール。
遊びもへったくれもないが今できる最上の選択であり、「どれかが勝てば良い」というチャンピオンズミーティングに正しく向き合った「どれかが勝つだろう」というチーム編成だったと思う。
一番勝っていたのはシーキングザパール。次に通常ダイイチルビー。強スキルを自前で確保できる二人が強く、そこに一枚落ちる形で夏タイキシャトル。
この展開自体は事前に予想していた通りの結果で、決勝においてもどちらかが勝つだろうと思っていた。
まさか夏タイキシャトルが勝つとは……。
競馬に絶対はないのでそういうこともあるのだが、予想外の展開で驚きの勝利となった。やったぜ!
その他で印象深いのはやはりヴィブロス。ヴィブロスをおいて他にいない。
自分で「ヴィブロスはそこまで強くない」と判断して見送ったのだが、まさかそのヴィブロスに追い詰められることになるとは思わなかった。
『ウマ娘』の面白さは、こういう「汎用的な性能だけで判断した奴が思いがけないところで好敵手になりうる」だと思うので、これもまあらしいといえばらしいか。
ヴィルシーナとかもそういう特攻じみた性能になるんだろうか。2200mで強いなら2400mでもそこそこ強そうだけどなぁ。

プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。