世界初！泊まれるテレビ塔「ザ・タワーホテル名古屋」と名古屋めし
泊まれるテレビ塔！？
泊まれる登録有形文化財？
何かのメディアで見て、びっくり！
それは「ザ・タワーホテル名古屋」。
1954年に建設された、名古屋のランドマーク「名古屋テレビ塔」が免震工事を経て、2020年、「中部電力MIRAI TOWER」という観光タワーになり、一部、アートホテルにリノベーションされた、ということで、久しぶりの名古屋旅行へ行って来ました。
⭐アナログ放送終了で観光タワーへ変身
1954年に日本で最初に完成した高さ180メートルの集約電波塔が「名古屋テレビ塔」。
その後、2011年、アナログ放送終了。
テレビ用電波がアナログ放送からデジタル放送へ切り替わった事をきっかけに、名古屋テレビ塔は、電波塔としての役目を終え、観光タワー「中部電力MIRAI TOWER」、「ザ・タワーホテル名古屋」へと生まれ変わったのです。
登録有形文化財であり、世界初のテレビ塔ホテル！
名古屋テレビ塔の歴史
タワー建設が始まった1953年、工事は全て人海戦術で、基礎の土堀りも、スコップやツルハシを使い、鉄骨も人力で揚げるなど多くが手作業での工事だったそうです。
1954年、名古屋テレビ塔開業当時、東洋一の高さを誇る全長180メートルだったため、「東洋のエッフェル塔」とも称されました。
開業当日は朝から長蛇の列となり、展望台行きのエレベーター2台がフル稼働しても、入場待ちの時間は3時間を超えたというからすごい！
前述の通り、テレビ塔としての役目を終え、大規模工事の後、2020年にグランドオープン。
中部電力 MIRAI TOWERは、その歴史的・技術的価値が認められ2022年、全国のタワーで初めて、国の重要文化財に指定。
1954年開業当時は、まだ戦災の傷痕が残る名古屋の街。
資材不足や技術発展途上のテレビジョンへの挑戦など多くの難関を乗り越え、その後に続く全国のタワーの先駆けとして建設されたことが登録理由だそう。
「ザ・タワーホテル名古屋」
そんな文化財に作られたホテルのコンセプトは
「ローカライジング」
この地域で育まれた文化・伝統・食材・アート・クラフトなどを、国内、そして世界に発信する、というアートホテル。
世界のセレブお墨付き「スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に選ばれ、一度は泊まってみたい憧れのホテル、と言われています。
コンパクトなフロントからしてユニーク！
フロントのカウンターには名古屋テレビ塔時代の廃材、鉄骨が使われています。
そして、横にもタワーの鉄骨むき出し！
ここはさらに「アート愛好家のための必見ブティックホテル世界10選」に選ばれたアートホテル。
ロビーエリアには、アーティスト作品が展示・販売されていました。
⭐鉄骨むき出しのお部屋！ぶら下がっても大丈夫！
客室は4階と5階の全15室。
全て違うデザイン。
今回は4人の女子旅で、2部屋を予約。
このホテルで特に魅力的だったのは、この2つのポイント。
✅広いテラス付きのスイート
✅室内に鉄骨むき出しのお部屋
タワーのどこに位置するかで、全てのお部屋が仕様やデザインが違うため、吟味。
スイートは塔の真ん中部分なので鉄骨なし、他にも鉄骨のないお部屋もあるので、HPで
「鉄骨、鉄骨」
と探して、この2部屋にしました。
・フォレストビューツイン
・パークテラススイート
🔶フォレストビューツイン
タワーの鉄骨がそのまんま！
インパクトある〜！
スタッフさん曰く「丈夫なのでぶら下がっても、のっても大丈夫ですよ」と。
やってみた！
すると、可愛らしさ全開の友人達に比べ、私はまるで貞子のようになってしまったため、インスタでは右側の友人達の写真を使用(笑)。
大人も無邪気にはしゃげちゃう楽しいお部屋です。
1泊2人（朝食付き）で47,500円。
⭐絶景テラス付・パークテラススイート
5F、パークテラススイートは、このホテルで最も広いお部屋（80㎡）。
久屋大通り側なので、眺望バツグン！
まず、入って正面、広いリビング！
夜の雰囲気が特に好き！
テラスが広々！
景色もさることながら、上を見上げた鉄塔の風景も絶景！
夜はこうなります☆
エアウィーブのベッドは寝心地良かった～♪
お部屋にはウェルカムドリンクとチョコレート、カヌレ、クッキーのスイーツボックス！
冷蔵庫の飲み物はフリー！
それ、超幸せ～！
ワインやシャンパンも、いいんですかー！
そして左上の名古屋テレビ塔の絵が描かれたところ、壁だと思っていたら実はその中は・・・
お洒落なバスルーム！
アメニティは「F organics」。
お部屋のクローゼットにはストレッチポールとヨガマットあり。
すぐ横には宿泊者専用のトレーニングジムあり。
もちろん、行きましたよ、ジム。
見にね(笑)。
夜、テラスから久屋大通りの景色を見下ろしながら、乾杯♪
1泊2人（朝食付き）で128,250円でした。
⭐隠し扉から行く宿泊者のみの貸切り展望台！
実は、夜、22時〜24時、ホテルゲスト専用の展望サロンとして、貸切りで展望台に行けるという！
スタッフさんが案内してくれたのは通路にあるオシャレな書棚。
ん？
なんと、ここが隠し扉になってるんです！
扉の裏にエレベーターあった～！
上がると「中部電力MIRAI TOWER」の展望台「Sky Balcony」。
貸切り〜！
「ウエミーヤ」と書いてあるので、上見てみた！キレイ！
はい、出ました。
展望台お約束の「恋人の聖地」♪
一つ下の展望フロアからも、名古屋城、見えた～♪
⭐記憶に残る朝食と朝ヨガ
事前にメディアで見たのは、テラスで頂く「記憶に残る朝食」。
レストランで食べることも出来るけど、このお部屋に泊まったならば、是非テラスで！
見るからにステキ！
お土産のスイーツまであってハッピー♪
美味しくて、まさに「記憶に残る朝食」。
インスタのリールのBGMはオードリー・ヘプバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」の”ムーンリバー”にしてみました。
そしてクローゼットにあったヨガマットを使い、テラスで朝ヨガ！
ヨガの先生でもある友人のマネをしてやってみたら、バランスを崩して、まるで見得を切る歌舞伎役者のポーズのように（右）
トホホ・・・
ここは先生！お願いします！
引き締まった美しい筋肉！
これぞ絶景！
ロビーの横には、誰でも見学出来るお部屋があり、ここも鉄骨あり。
ホテルのHPには、
東海三県にゆかりある作家作品を肌で感じ、まだ見ぬ地元アーティストと出会えるホテルライフを世界へ発信
とあり、コレボレーターズのアーティストさんの紹介ページが。
とにかく印象に残るホテルでした。
⭐水の宇宙船「オアシス21」
「ザ・タワーホテル名古屋」のテラスから見えたのがこれ！
なんですかー！あれは！？
屋上一面に水が張ってあるけど、プール！？
これは「水の宇宙船」がシンボルの立体型公園「オアシス21」。
ガラスの大屋根にあるのはプールではなく、水庭。
ホテルと手羽先屋さんしか調べてなかったので、全然知らなかった！
もちろん、行ってみましょう！
近付くと、でかっ！
風が止むと中部電力MIRAI TOWERが水面にリフレクション！
最上階『水の宇宙船』
地上階『緑の大地』
1階 バスターミナル
地下 『銀河の広場』
ぐるっと一周、空中散歩して来ました。
「レイヤード久屋大通パーク」の池越しに見る夜のミライタワーもキレイ☆
イタリア発のチョコジェラテリア『Venchi（ヴェンキ）』を発見！
ちょっと寄り道。
コーンの外側、カップの内側、どちらにもチョコ&ピーナッツのコーティングも出来て濃厚！
私はヘーゼルナッツチョコ＆ピスタチオの組み合わせで♪
⭐日本一映える本棚とノリタケガーデン
名古屋に行く機会があったら絶対に行こうと思っていたのが、ノリタケガーデンのイオンモールにあるTSUTAYA！
ここの本棚がすごいんです！
インスタで初めて見た時は、
「ん？どうなってるの！？」
と思いましたが、実は天井一面が鏡。
巨大な本棚が鏡に映りこんで上下対称になっているんです。
地元の方は、当然、見慣れてらっしゃるので、一切動じずに本を読んでおられましたが、私達はエキサイティング！
お騒がせ致しました。
このイオンモールがあるのは、「ノリタケの森」のすぐ横。
食器などでお馴染みの陶磁器メーカー「ノリタケ」が創立100年を記念して本社隣接の工場跡地につくった複合施設。
地図上にあった【6本煙突モニュメント】の文字。
「6本煙突ってなんだ？」
これは、かつてノリタケ工場にあった陶磁器焼成用トンネル窯の煙突の跡。
今はモニュメントとして残されています。
日本初のディナーセットをつくって輸出をしたノリタケの歴史が学べ、製造過程が見れるミュージアムがあったので、お勉強。
「ノリタケ ボーンチャイナ」と言われる磁器食器。
「ボーンチャイナ」の「ボーン」とは骨の意味。
原料の粘土に牛の骨を焼いた骨灰を入れることで強度が増すそう。
レンガ造りの建物の中には、ノリタケのショップと、「カフェ グラン ヴェール」。
ノリタケのカップでコーヒーブレイク♪
⭐なごやめしと言えばこれでしょう！
🔶特大ひつまぶし
名古屋と言えば、ひつまぶしでしょう！
創業から25年でミシュラン掲載の名店「炭焼 うな富士」名駅店へ。
注文したのは、うなぎ三尾使用の「特大ひつまぶし」と、比較が出来る1人前のひつまぶし。
で、でかい！
うな富士では一般的なうなぎ屋さんが使用するうなぎより3割以上大きいそう。
どうりでボリュームすごし！
外はパリッと香ばしくて中はふわっふわ♪
美味しかった～！
また行きたいお店です。
🔶手羽先の唐揚げの元祖！「風来坊」
名古屋めしと言えば手羽先でしょう！
初『風来坊』へ。
1963年（昭和38年）創業、今年で60周年！
手羽先の唐揚げの元祖。
いっぱいオーダーしてむしゃむしゃ食べました！
風来坊風にアレンジしたという鶏のひつまぶしも美味しかったな～♪
🔶「世界の山ちゃん」の手羽先
風来坊の手羽先を見て思ったのは、
「ん？世界の山ちゃんと違う？」
そうだ！
「世界の山ちゃん」の創業者の山本さんの講演を聞いた時におっしゃってました。
他店では、手羽先の先端を取り去って出しているが、先端にもお肉がわずかにでもあることに気付き、この「く」の字の形で出すことにしたと！
私は山ちゃん派かな！
コショウ多めのが好きで、しびれたいんですよね～♪
🔶やばい行列「矢場とん」
名古屋めしと言えば味噌カツでしょう！
昔、仕事で名古屋に行った時に、地元の友人が連れて行ってくれたのが、
「矢場（やば）とん」。
名前の通り、やばい。
それはやばいくらいに美味しいのもあるけど、やばいほどの行列！
路面店を「ロ」の字に囲む行列！
しかも、並んでいる横の壁を見ると、「40分」「30分」「15分」と待ち時間が書いてあるんです！
ほんとに？と思ったら、その通り、前に進む～！
いかに毎日行列で、だいたい一人あたりの滞在時間が読めてるってことですよね？
すごい！
でも、私、穴場を知ってるんです。
それは・・・
大阪 梅田「阪急三番街」のフードコート！
「矢場とん」があるんだな～、これが。
「矢場とん」の価値を知る人が少ないからか、平日ならすぐオーダー出来ちゃう♪
世界初のテレビ塔ホテルから名古屋めしまで、名古屋満喫の旅でした。
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