閑話休題⑧
なんだろな。ちょっと雑談。
宗教二世問題は大した問題では無い、というような意見があってさ。ツイッターで最近知った、地方の議会に対し訴訟を起こしてる統一教会の信者さんの、代理人をしてる弁護士さんの意見なんだけどさ。
僕は二世問題なんて本音のところではどうでもええねん。親のいない子もいるし、親が早死にした子もいる。施設で育つ子もある。ヤングケアラーもいる。障害を持って生まれる子供もいる。共産党員の子も。宗教二世問題というカテゴリーは特段の社会政策の課題ではない、というのが僕の政治的信念です。 https://t.co/g4NEknX6nr
— 弁護士 徳永信一 (@tokushinchannel) December 21, 2022
こういう事言うのは、問題の矮小化をしたいんだろうなーと思いました。
矮小化というのは、物事をわざと小さく言って見せる事で、人の関心を逸らす効果があると言われている、話術というか詐術みたいなもんだと私は思います。責任逃れをする責任者がよくやるやつです。
政治家の汚職とかでよく見られる、「それは秘書が勝手にやった事です。私は知りませんでした」「そのような事実はございません、私は承知しておりません」みたいな。その後、秘書が自殺するところまでがセットです。(嫌な話だ)
それにしても、いくら依頼主の意向とはいえ、弁護士さんは……まあ、そういう仕事なんだろうな、とも思うので、あんまり言うのはやめとこうと思います。
話を戻すと、宗教二世問題は誰が「汚職政治家役」で、誰が「秘書役」なのか。それは、汚職政治家役が組織ないし組織のトップ、秘書役は、今現在も生きづらさを抱えて生きている、元信者や現役信者です。声を上げられないでいる当事者の事も、考える必要があるんだと思います。
もしも責任者が責任逃れをしたならば、その結果どうなるのか。
いよいよ食べて行けなくなった人が、どうなるのか。
人間は、霞を食べて生きているわけでは無いのです。それに、あんまりにも虐げられ続けると人は、病気になるのです。あるいは鬼になるか。
結局、責任を取るべき人がいつまでも逃げ続ける事は、誰のためにもならないと私は思うのです。
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