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論文提出後深夜のマクド

大学の施設管理をして下さっている皆さんは、私たちが下校しないと仕事が終わりません。そういう何とももどかしい気持ちは、私もバイトの時に味わったことがあるので分かるのです。分かるのですが、論文提出の締め切りが24時までの日に23時になったら帰ってねと言われるのはやはりつらいです。
そんな日に、リュックを背負ってパソコンを抱えて、えっちらおっちら歩いて向かうのはそう、マクドナルドです。
とりあえずマックシェイクを頼んで、席に向かって、パソコンを開いて数十分。何とかそれらしき物を提出して、改めて、食べそびれた夜ご飯を確保すべくカウンターへ向かいます。私は至極優柔不断なので、額にかかった大きなメニューを見上げつつ、いらっしゃいませと言われながら目線を下げてやはりメニューを見つつ、えーっと言いながら後ろに出来始める列を気にしながら、最終的に頼むのは大体ビックマックセットです。
受け取って、席に戻りつつ改めて店内を見渡せば、そこにはなんとも沢山のマックとウィンドウズが並んでいます。ある人は恐らくレポートを、ある人は多分就活を。夜中のマクドナルドとはなるほどこういう場所なのかと、今更ながら知る次第です。ヒグチアイが深夜のファミレスであーでもないこーでもないと一人曲を作るんだよって曲を歌っていますが、このマクドナルドも学生にとってそういう場所なのでしょう。私も知らずその一人だったわけです。
さてビックマックを、こんな日の夜中に一人頬張るのも悪くありません。堺雅人よろしく思い出の一つになるかも知れませんから。
さりながら、寝不足で冷や汗をかきながらキーを叩いて滑り込んで提出というのは、論文自体の完成度も怪しい限りで、その上きっといくらか寿命も縮んでいます。次回という次回こそは、澄ましてお茶でも飲みながら悠々と提出したいものです。

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