卒業

湿っぽい、何も上手くない文章を書きました。
今じゃないと書けないと思ったので書きました。
関係者以外はぜひ読まないでください。
関係者の方は、読んでも、すぐ忘れてください。


なぜ、政策学研究科に入ったのかと聞かれれば、専門性を深めるためと答えます。
政策学研究科に入って何が良かったのかと聞かれれば、この素晴らしい先輩方と会えたことだと答えます。

大学院に入ってからと言うもの、尊敬できない先輩はいませんでした。
どの先輩も、自分の考えを確固として持っていて、それぞれの生き方に頷かざるを得ません。
どの先輩も、自分の考えを信じて行動し、その能力に跪かざるを得ません。

ある人とは入学以前に一緒に英語を勉強してましたが、それはともかく。
ある人とは、実は知らず2回生の頃に会っていたのですが、それもともかく。
ある人とは、長距離移動のバスで話したのが最初のまともな関わりでした。
ある人とは、下宿先が一緒でした。
ある人には、終電を逃して遥かな私の実家まで送っていただいたことなんかもありました。
ある人は、事あるごとにお酒を飲んで、私の戯言に付き合ってくれました。
ある人とは、やたら色んなとこに一緒に行きました。
ある人は、研究室から帰りぎわにお喋りしてくれました。
ある人は、自分もめっちゃ忙しそうなのに、何から何まで色んなアドバイスをしてくれました。
ある人とは、よくお風呂に行きました。あとマクドにも。
ある人には、たまに怒られました。
ある人は、何度かゼミ前に本当にやばそうな顔と声でどうしよって話をしてました。
ある人とは、一緒に自転車で帰りながら研究の説明をしてもらいました。

個別のことを書けば、それはあまり私らしくない赤裸々さを帯びますが、それでも書かざるを得ませんでした。書くにつれ、卒業の寂しさが募ります。ちょっと多分自分の卒業より寂しいんじゃないかと思います。
本当にこの先輩方に囲まれてた1年そこらは望外の幸せだったように思われます。
図々しくも紛れ込んだ先輩方の飲み会で、ドラゴンボールが如く散って行くと言った人がいました。集まったら仲良くて、散るのにも湿り気がないのがにくいです。主人公なら集めに行けるのですが、ポジションとしてはよくてもウーロンなので機会があれば良いのになと思っています。

さよならだけが人生です。
また来年も、酒を飲みに訪ねます。
よろしくお願いします。

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