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「旅行」ではなく「旅」がしたい。

noteを3日に1回は更新したいな、と思いながらも、なんだか最近は書く内容に困っている。何を書こうか、まったく思い浮かばないから。書くことないな~ということを書いてみようと思い、今noteの投稿画面を開いている。

こうやって書くことについて思いを巡らせていると、逆に、なぜ書くことが少ないのだろう、という疑問につながった。あ、きっと、旅をしていないからだ、という1つの結論にたどり着く。

私には1年程、家を持たずに旅をしながら生活をしていた時期、「旅をする」がもはや「暮らしそのもの」の時代があった。そんな時のことをふと思い出す。あの時は、毎日のように新しい景色や場所、人との出会いの中から自分の感情を観察し、どうにかして言葉にしていたな、と。ああ、旅がしたい。猛烈に、感じる。

「旅行」ではなく、「旅」なのだ、私が求めているものは。私がただ行きたい場所に行き、食べたいものを食べ、観光名所だけでなく私が気になる場所を巡る。決していいホテルでなくてもよいから、夜には誰かと語り合うような、旅先だからこそ出会えるような人たちと語っていたい。次の日の予定は、次の日に決める。天気がよければ散歩へ、悪ければ旅先であっても引きこもろう。1日だけじゃまったくその街について知ることなんてできないから、1週間ゆっくりと滞在していく中で、その街の魅力をじんわりと感じよう。ああ、これだ、私が今求めているもの。

旅に行けば、必ず心が動かされる。心が動かない旅なんてない。もちろんいいことばかりじゃないけれど。旅に出てしまえば、よくないことからでもたくさんのことに気づける。穏やかで時々くすぐられるような幸せを感じる毎日もいいけれど、ビリビリとした刺激で感情が揺さぶられる日々も懐かしい。心が動かされたまさにその瞬間に、私は文章を書きたくなる。だから、旅に出たいんだ。

何の制約もなく旅に出られるならば、どこに行こう。春の暖かい風を感じに、瀬戸内海の静かな島に行きたいな。それとも、東南アジアの雑踏にまぎれて揺さぶられる感情を観察したい。したいことを膨らませていくと、本当にできるような気がしてくる。実際、できるだろう。考えるだけでワクワクできるのだから、やっぱり私は旅が好きなようだ。

春になったら、ちゃんと「旅」をしたい。「旅行」ではなくて、もっと軽くてゆるくて適当なもの。何も得られなくていいし有名なスポットを巡らなくてもいい。ただふらっと出かけて、そこでどんな景色に出会い、どんな感情を抱くのか。そんなことをただただ観察する時間を作れたらいいな。

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