AIイラストの最近の流れについて感じたこと。【つぶやきブロマガ#1】

6月も終わりになりますね。どんどん暑さが出てきたりゲリラ豪雨が降ってきたりなどがニュースで出たりともう夏だなあ・・・と感じるこの頃です。
そして自室は和室なんですが、物置状態でしたのでありえんことにエアコンないので地獄です。去年はギリ扇風機でしのぎましたが今年も扇風機で生き抜くことになりそうでキレてますというか今年扇風機でしのげるか怪しいです。夜中に仕事やゲームのカスタム試合に参加してるのでサーバー排熱がすごくて時々ケースにゴンすると落ちます。支障出てますねもう()
エアコンほしい・・・・仕事できない辛い。
さて、そんな前置きは置いといて今回はつぶやきに近いブロマガです。最近話題の「AIイラスト」について触れていきたいと思います。
お仕事募集の記事も後日追加します。←普通逆ですよね()
※なお、個人の参考かつイチイラストレーターとしての意見ですので、あしからず。

【AIとは?そしてAIイラスト登場時の私の考え】


AI・AIイラスト。私も新しい物好きとしてはちょこちょこ情報は仕入れてましたね。
私としては発表されたときは「あ、遂に来ちゃったか」というのが第一声でした。というのもAIはいろいろな分野に活用されていることも存じております。私が知っている範囲では医療分野や自動車産業・ビジネス運用が強いですが、特にその中でも私個人的にAIの印象が強いのはエースコンバット7やSAOなどで登場したAIアシスタント。
特に現実性がありAIの良し悪しがきれいに表現されているバンダイナムコエンターテインメント(以降BNEI)が出すエースコンバット7でAIを用いたUAV(無人戦闘機)やAI搭載の有人戦闘機(ミハイ搭乗機・後席にAI搭載のストライクワイバーン)などが一例ですね。あれもあれでAIの良し悪しや明暗が表に出ていて凄く印象にあります。
SAOでは原作小説やゲームなどで登場したユイちゃんやストレア・そして私もめちゃくちゃやりこんでおり、原点でもあるSAOFB(ソードアートオンライン・フェイタルバレッド)で登場するアンドロイドアシスタントのアファシスちゃん。(彼女はアンドロイドですので別な気も思いますがあれもある意味一種のAI自律思考型のユーザーアシスタントAIじゃないかなと考えています。)
AIアシスタントはその名の通り、ユーザーのアシスタント・補助に重点的に置いた感じ。あくまで使用者の補助しかしない。
個人的には今回のAIイラストは後者であり、「イラストレーターや絵描きのため」のユーザーアシスタント型として元々開発されたんじゃないかなと考えています。

【AIイラスト登場時の喜びと懸念】

なので登場当初は私も冒頭にも言いましたが、「遂に来ちゃったか。」と。ですが、これにはいろんな意味での「来ちゃったか」でした。喜びもありましたが、同時に懸念事項としても見ていました。
一般的に考えたら、頭の中に浮かんだキャラのアウトプットを自分の手で描いて「絵」に描き落としていくのが普通でしたが、AIイラストというのが登場したことによりある意味技術革新が来たな、と感じていました。
これでパッと浮かんだキャラのイメージを文字・コマンドでAIに伝えればキャラをAI側で描いてくれる。楽でもあり、作業労力の削減に貢献してくれるとも考えていました。ですが
国内ではAIイラストが歓迎ムードではありましたが、わずかその直近数か月前の出来事。
私は海外で起きたあるニュースをキャッチしていました。
中国か韓国だったかと思います。「ゲームのキャラクターデザインをAIに置き換えたことにより、キャラクターデザインを担当するイラストレーターやクリエイターが大量失職や仕事が消えた」という記事を。
海外ではAIイラストがきっかけでイラストレーター達が仕事が奪われたというんです。
ある意味個人的にはこれが一番最大の懸念事項であり、危機的なリスクヘッジでもありました。
これがあったので、ある意味、「遂に国内にも来ちゃったか」ともとらえていました。

【国内のクリエイティブ事情】

少しだけ脱線しますが、皆さんもご存じ国内では様々な個人・商業イラストレーターや漫画家・絵師などの一時創作や二次創作含め様々な分野でのクリエイティブ活動をされている方がたくさんいらっしゃいます。
もうちょいわかりやすい例を出すならばコミケやpixiv。私もC97でサークル参加以降いろいろとお世話になっています。
コミケでは「壁サ」(壁サークル)と呼ばれるコミケの収益で生活費をまるっと稼ぐ大手イラストレーターさんもいますし、自家通販や委託販売(メロンブックスやとらのあななど)で収益を上げている人もいます。
※二次創作はグレーゾーンが多いですが、企業によっては黙認や暗黙の了解・ルールで成り立っていたりはしますね。
そして創作活動ではpixiv。
様々なイラストをpixivにアップロードしてたくさんの人に見てもらうポートフォリオやファンアート・二次創作の発表の場としても有名です。

【AIイラストの当初の使い方と今の考え方】
AIイラストが登場した当初、私も軽く触れたうえでの考えとしてはAIイラストは不完全でよーく見ると腕やら足や目のハイライトがないなどで破綻していたりと本当に不完全でイラストレーターが手直しすればちゃんとしたイラストになるという感じであくまでアシスタントとしての印象が非常に強かったです。
【今の考え】
今ではほぼ精度も上がって間違い探しに近いくらいですね。でも破綻部分はまだありますし分かる人はわかる。ただイラストレーターや絵師陣の方が国内ではまだ有利だなと思います。現にAIイラストはLive2Dで動かすのはやれないですからね。まだフロンティアはある。
ほかの記事でもAIアシスタントは早く使いこなせたら「イラスト作業の道具」として活用できる記事が多かったですね。
私も使い方さえ間違えなければ確かにイラスト初期段階のアイデアアウトプットアシスタントツールとしてはありだと考えてました。
使い方さえ間違えなければ。と。
実際にAIイラストを上手く活用した事例もありましたからね。

【使い方を間違えた結果の末路】

で、結果使い方を間違えなければという私の願いは散りましたね。
もう一つの嫌な予感(バットエンドルート)は的中しまして既存の有名キャラクターや有名イラストレーターの既存イラストをAIに学習させて自分でまるで描いたかのように発表したり、商用収益化にされたり、
果てまではpixivやTwitterに創作発表でツイートした画像をぶっこ抜き(ローダーツール)などのツールシステムが開発され(開発した方がエンジニアというのもあり、このことから皆さんご存知のあの事件の引き金につながります)
AIイラストはイラストレーターや絵師の活動補助ツールから、
皮肉にも「ド素人でも手軽に描けて簡単に収益化やAIイラストでおこずかい感覚で稼げるツール」に堕ちてしまったのです。
現職のイラストレーターの収益にも影響が出たケースやそれ以上に収益を稼いでしまいやる気を奪われた事例も発生しイラストレーターや絵師の創作意欲がなくなった事例もあれば、AIイラストが原因で企業やクリエイティブ活動者にまで影響が出た事例もあります。
更に先述しました画像ローダーツールが開発され、実際に使われていた件、私も拝見しました。Twitterで騒ぎになりトレンド入りするという事件が起きついにニュースにもなり、これを受けてpixivやTwitterでイラストレーターや絵師たちが公開済みのイラストやファンボックスに移動したり公開済イラスト非公開にするという「AIイラストに関する対応を求めるイラストレーター・絵師たちによるイラスト非公開デモ」が起きました。

これによりpixivは慌てて利用規約を緊急改定が発動。これをきっかけに順次ファンボックス・BOOH・Ci-on・メロンブックスなどドミノ倒しのごとくAIイラストの制限や収益化の一時停止などを発表しました。ちなみにクリスタでもAIイラストシステムも実装予定でしたが反発が多く廃止になったそうです。
現在でもイラストレーターや絵師さんの中にはAIイラストの学習禁止などの文章追加や、中には今までなかったAIイラストの学習対策のツールを導入するという二度手間まで発生してしまいました。
正直言うとAIイラストの使い方や利用ルールやマナーを守っていればこのような結末は避けられたのではないかと考えています。
(国内ルールを整備してから公開でもよかったのではないかとも考えています。AIイラスト自体海外発ということもあり著作権の取り合いが全く違うのもあったんでしょうね。文化庁の対応が遅れたんでしょう・・・)

【まとめ】

最後に今の気持ちをつぶやいてまとめとします。
私はAIイラストは中立的という感じですが、どちらかというとマイナスイメージによりつつあります。
今でもAIイラストの受け入れ皿としてpixivのAI版みたいなものもできて賛否両論ありますが、個人的にはいいのか?という感じです
中にはほかのサイトに避難していて海外のパトロンに避難したりなどもありますが、パトロンもAIイラスト収益規制された記憶があります。たぶん。
国内でも最近AIイラストの規制やルール整備が入ってきましたね。
こう言うとAI絵師さんからは怒られるかもしれませんが、使い方を間違えなければこんな規制は起きなかった事ですし、共存する√もあったのかもしれません。
ある意味現状のイラストレーターや絵師さん、漫画家さんの著作権保護や創作活動の観点を考えたら妥当措置じゃないかと考えています。
今でもpixivではAIイラストタグをわざとつけないで投稿するマナー違反も時々見られています。個人的にはキャラクターデザインの参考資料の見つけるのにもpixivは使っていたりたまに創作刺激を受けたくて見て回っていたりもしていてAIイラストが混ざっていたりすると残念です。(AIイラストオフ機能オンしていても貫通する)
正直言うとマナー違反困ります。私もよっぽどよくないものはコメントで注意や通報もします。
中には法律違反ギリギリ(札束イラストを生成した)猛者も見たりしましたね。
横行するとどんどんAIイラストの印象悪化やAIイラスト開発者の思い(イラストレーターや絵師達の活動支援ツールとして開発したんだと思います)や技術がマナー違反によって活躍の場がどんどん狭まり、最終的に負の遺産になってしまいます。
【コミケ準備会へ】
そして個人的に気になるのはAIイラストでコミケで出展して収益上げているところもあるそうで、個人的には少し複雑な気持ちです。
コミケ準備会はAIイラストに関しての発表がないので、正直言うとなにかしらアナウンスはほしいところではあります。AIイラストのジャンルを作るなりなどの対応をアナウンスするなりどうするんだ準備会!!!!!あんたが動かないと意味ないぞ!!

愚直も混ざったつぶやきのブロマガでした。以上!!!!!!!
pixivに新しいイラストも投稿したので良ければ見てくださいな。


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