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GW休暇③ モネ展で想いを馳せる

ずっと気になっていたモネ展。
GWまでということで行ってきた。

チケット売り場から行列!!
私はその場でネットで購入して入ることにした。

平日とはいえ、GWの谷間と呼ばれた日。
どこのブースも人だらけだった。
10〜20点ほど並んでいるのだろうと思っていたら、そうではなかった。
印象派以前だけでも10点弱あり、ゆっくり・じっくり見ていると2時間ぐらいかかったのだ。

モネといえば睡蓮。
この距離感でも絵の具を重ねて描いているのがわかる。
こちらも睡蓮。
さっきのよりも引いて描いている。

私が特に印象に残ったのは、モネの奥さま・長男とメイドさんらしき人が描かれている絵。
テーブルが置かれていて朝食の場面と推察した。
説明文には、“のちに妻となる”と表現されていた。
お父さんとおばさんに結婚を反対されていたらしい。その絵が一番大きいサイズだったように思える。コンクールに出して選ばれなかったとも書いていたが、何気ない日常を表現する中にモネの愛があると私は感じた。
結婚できて次男も生まれたのに、奥さまは32歳という若さで亡くなってしまったとのことで、それが強烈に印象に残ったのかもしれない。

そして、同じ場所の絵をいくつも描いているのも印象的だった。

ウォータールー橋 曇り
ウォータールー橋 夕暮れ
ウォータールー橋 日没

場所は一緒だけど天気や時間帯で違う表現になる。
他にもサスペンスの崖のシーンに出てきそうな海辺の絵1つにとっても、近づいて描いていたり、遠くから描いてみたり、角度を変えてみたり。
同じ様に見えて違う絵画が並んでいた。

同じ場所をいくつも描いていいんだ。

私は絵心ない店長なので、いくつ描いても同じ様な表現にしかならないかもしれない。
でもnoteで文章を書く時、視点を変えて書けば違う楽しみ方もあるかもしれない。

猫のニャッホというゲームで絵画に少し興味を持った私。絵画展に行くのは人生で初めてだった。
今回のモネ展でモネの人生や生き方を少し垣間見た気分。私の生き方と比べてみたり、モネが見た景色の場所を実際見てみたいと考えたりできた。

どこからか「小学生並みの感想しか出てこない〜!」という声が聞こえてきた。私もそんな風に母と話していた。
「この絵画は〇〇という技法を使っていて、この技術がすごい!」という感想は素敵かもしれない。

でも大切なのは、絵画を見て「キレイだなぁ」とか「どんな風に考えながら描いていたのだろう?」とか、感じたことを素直に言葉にすることなのかもしれない。
絵の知識をほとんど知らない人でも思い思いに感想を言うことができる貴重な体験ができた。

「そんなの行きたいの?」と言われるのが嫌で行くのをやめようかと思ったけど、「GWだし!行ってみよう!」と声をかけてよかったな。

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