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ベートーヴェンから届いた驚きのリクエスト

長い歴史の中で、いろんな文化を混ぜこぜに取り入れ
感性や文化を育ててきたわたしたちは

自国の音楽だけでなく、ロック、ジャズ、ポップス…
いろんな音楽の愉しさを知っています。

クラシックにももっと親しみを抱いていただけるよう
30年以上前からトークコンサートを行ってきましたが
何か他に良い方法はないか…と、考えていたある晩、

またも夢にルイジ(ベートーヴェン)が出てきて
こんなことをいわれました。

「君が日本語で僕の曲を弾くのを、聴きたいな」

「え?…なんですと…?」

「君の母国語の日本語で、僕の曲を語ってほしいんだよ」

「…え…だってその…日本語の言い回しになったりしたら
ほ、本質から離れちゃうというか…それはいやでしょ?」

「何言ってんだ。200年前からフランス人はフランス語で、ロシア人はロシア語で僕の曲弾いてるぞ」

「あ、そうね、確かに。それはなんとなくわかる…」

「だろ?何語で語られても僕の音楽は豊かさを増しこそすれ、決して廃れない。優れた作品の本質とは、そういうことさ(ドヤ顔)。いろんな言語で奏でられる自分の曲を聴くのは、とても愉しいんだ。でも、日本語バージョンはなかなかきこえてこない」

「……」

「母国語を話すように弾く。一番自然だろ?君は日本語という豊かな言語をもってるんだから、和歌や俳句を味わうセンスで弾いてみて欲しいし、それを聴きたいんだ」

「うう。。ハードルが下がったような、上がったような…」

「ハードル?ようわからん。とにかく、楽しみにしてるよ」

   ♫ ♫ ♫

「まるで音楽の解体ショー!“中身”がよくわかって楽しかった」
「まったく違う聴きかたができて身近に感じました」

ルイジの曲を、楽しい“分析”とともにご紹介した
前回のおうちコンサートでは、
ゲストからそんなありがたいお声をいただきました🙏

次回のおうちコンサート 〜ルイジの伝言〜vol.2ベートーヴェンのささやき では

彼が唯一自ら題名をつけたピアノソナタ『悲愴』他の楽曲を
原典版を尊重しつつ、新解釈(!)でお届けします。

  皆さまのご参加を心からお待ちしております♫

#川崎町だより #杜音 #おうちコンサート #ベートーヴェン #ルイジの伝言 #大和言葉

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