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大切だと思う

5月4日(土)
昨晩、noteを書いたあと、カカオにおやつをあげてからお散歩に出かけた。道路と木々の区別がつかないくらい真っ暗の真夜中。車も人も通らない。道路の真ん中を歩く。木々の中から動物の音がする。

星がすごくすごくきれいだった。北斗七星がくっきりと強く輝いていて、他の星や星団もたくさん輝いていた。道路の真ん中に仰向けに寝転んでずっと夜空を眺めていたいくらいだった。ゆっくり歩いて、ときどき立ち止まって星たちをみつめた。

家に帰って顔も洗わずに寝た。

朝、ぱちりと目が覚める。むくりと起き上がる。小鳥の声と鳩の声にうっとり。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。

お仕事をする。

今日も こもれびの森に行く予定。MさんとRくんが来ることになっている。
修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。

支度をして外に出るとOさんがテンガロンハットのような帽子をかぶってやってきた。

「暑いね〜。お出かけ?」と、言った。

「ごはんさんと こもれびの森に行ってきます。」と、私。

「いってらっしゃい。」と言って、Oさんがテンガロンハットをちょっと持ち上げた。

ごはんさんの車に乗って しゅっぱーつ!

ごはんさんが途中でみんなのお弁当を買ってくれた。私はポテトと白ご飯。

到着。
MさんとRくんは先に来て待っていた。みんなで床に座ってお弁当を食べる。建物の中だけどピクニックみたいだ。

MさんとRくんはすごく一生懸命喋る。ふたり同時にちがうことを話すので、どちらの話を聞いていいか分からない。キョロキョロしてしまう。順番にお返事をする。お部屋を移動すると、いつのまにか ふたりがそばにいる。そして、途切れなく色々なことを話してくれる。

「コーヒー飲む?」と聞くと、

「飲む!」と、元気ないいお返事が返ってくる。

ふたりが大好きな甘いコーヒーをいれる。ふーふーしながら、とてもうれしそうに飲んでいる。よかった。

いろいろな人の話を聞いていて、ときどき思うことがある。

他の人が自分のことをどう思うかより、自分が自分のことをどう思うかの方がずっと大切だな。と。

今日は早めに帰ることにする。

「またね。」と言って帰路に着く。

途中でホームセンターに寄った。
そこで成城石井の大きな瓶に入った姫きゅうりのピクルスを見つけた。いつもピクルスは自分で作っていた。小さく刻んで卵サラダに混ぜてサンドイッチにしたり、付け合わせにする。原材料を見る。大丈夫そうなので ひとつ買うことにする。ずっしり。

家に帰り着く。
修一郎は寝ていた。

ごはんさんが車の修理をしている間に、私は片付けをしたりメールを書いたり仕事の下準備をする。

いま受けている仕事の締めきりが5月中旬と6月初め。それが落ち着くと絵本の作画に戻り、11月に印刷を完成させる予定。そのあと、「湖畔の村のメチャくん 3」に取りかかれるといいな。と思っている。

お買い物に行く。
大きなスーパーマーケットに着いたとき、建物の隙間から見える夕暮れ空が美しかった。ピンク色と紫色のグラデーション。自然のハーモニーにいつも感嘆させられる。

お買い物を済ませた帰り道、

「見て見て、みるさん、ちょっと残ってる空のあの色きれい。」と、ごはんさんが言った。

運転席の窓の方を見た。ぽかりと一部分がオレンジ色に輝いていた。群青色に囲まれてとてもきれいだった。

家が近づいてきた。そのとき、イタチが車の前を横切った。少し行くと今度は大きなフクロウがバサバサと飛んでいった。
暗くなってきたから、みんなお家に帰っているのかな。それともこれから活動するのかな。

家に帰ると修一郎が起きていた。お蕎麦を茹でる。

夜、庭に出ようとしたら玄関の戸に ちっちゃな ちっちゃなヤモリがくっついていた。可愛い〜。ヤモリって大好き。本当に可愛い。

夜空には ぽつりぽつりと星が瞬いている。ふるふる ふるえているみたいに見える。可愛い。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは遊びに出かけている。

今日もいい一日だった。

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