93日後にネタバレする【雑学の本】#13日目──バスケの「バックボード🏀」は観客の妨害を防ぐためにある!?
バスケの「バックボード」に
秘された驚きの目的
バスケットボールの魅力の一つといえば、両チームの得点が次々と決まっていく、スピード感のある試合展開だろう。
どこにもボールが触れることなく、きれいにネットに吸い込まれる気持ちいいシュートもあれば、
ネットの後ろにある「バックボード」をうまく使った技ありのシュートもある。
試合でも選手がバックボードを利用してシュートを狙うシーンは、しばしば見られるから、そう思ってしまうのも無理からぬことだ。
「観客の妨害」を封じる対策だった
しかし、バスケットボールの歴史を探ってみると、バックボードの目的は、まったく違ったところにあった。
昔のバスケットボールの試合では、ゴールのすぐそばまで観客が集まっていた。
そのため、応援するチームを勝たせようと、ゴールそばで観客が手を伸ばしてシュートを手助けしたり、反対に、敵チームのゴールそばで、ボールがネットに入らないように妨害したりする輩が現われたのだ。
これでは公平な試合ができない。そこで観客の妨害を封じるために取りつけられたのが、このバックボードだった。
現在では観客がゴールのすぐそばに入ることはなく、当初のバックボードの役割はなくなったが、代わりにシュートが決まりやすくなることで、ゲームの面白さに一役買っている。
◆本書紹介
『身のまわりの「意外な勘違い」 なるほど雑学93』
──博識な人でも間違える常識の大ウソ
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