乙女ゲーム初心者「CharadeManiacs」をやる⑤・マモル確認編

前回までの初心者


名探偵柑橘のシャレマニ捜査線のお時間がやってまいりました。
今回は茅ヶ裂マモル。ヒヨリたちの高校が附属する大学の学生である。
この人とても温和でして、第一印象ではダントツで仲良くできそうなかんじ。
しかし、もう私は騙されません…
健気な幼なじみが見れるかと思ったらホラー、性格クソ男かと思ったらかわいいラブコメ。
こんな世界でマモル温和すぎない?実はすごい男塾みたいなかんじだったりしない?
まあそんな気配は今のところ微塵もないが、ここらで本当はどんな男なのか確かめておこうじゃないか。なんかほっこりしたいし。最近寒いし。
なかなか真相に辿り着けない中、クリアする順番に悩み始めたところであるが、どうも凝部ソウタは重要そうだからここまで来たらそこは後回しにしたい。
というわけでマモルとの魁!ハートフル塾を確かめるべく、スタート。

ちなみに今回はある程度進めたらそこまでの感想を書くというやり方をしてみた。(今まではとりあえずクリア→見返しながら書く)
なので余計ワヤワヤになると思うけどゴメンネ。

1. 優しさに包まれたなら


マモルは初日から優しさの男であった。
廊下で顔を合わせたヒヨリを気遣い「無理はせず、あなた自身のことを第一に考えてください」と声を掛ける。
「バカじゃねーの」とか言ってくるメガネを見た後なので、ヒヨリもさぞかし安心したことだろう。

そんなマモルとヒヨリが初めて一緒に行動したのは、異世界に着いてすぐ行われた「システムメンテナンス」の時である。
マモル、明瀬キョウヤ射落ミズキ萬城トモセの4人とリビングで話しているとシステムメンテナンスの報せが入る。
その時間帯はヒヨリたちが常に着用させられているバングルと、バウンサーと呼ばれるAIロボット(ガンダムのハロみたい)が使用不可能になるという。
脱出計画を練るチャンスだと話し合った5人は、参加を断って部屋に戻ったトモセを除き、二手に別れて行動しようと決める。
余談中の余談だが、ここトモセがヒヨリを監視…じゃなかった、守護する役目を放棄?!こんな危険そうな場面で?!と誰もが二度見してしまったことでしょう。もちろん私もです。でも進行上仕方ないのです。なんかきっとすごいお腹とか痛かったんでしょう。
さておき、ヒヨリはマモルと外の様子を見てくることになり、公園へ。
そこでメンテナンスが始まってしまい、周囲の景色が一変。街並みや公園は消え、壁と天井に囲まれた無機質な空間が現れた。街だと思っていたのは密閉された建物の中だったらしい。
脱出は不可能だとわかり、ショックを受けたヒヨリの手をとってマモルは優しく励ます。
しかし人間と同じに見えていた異世界人が、実は泥のような怪物の姿だったのを見て、ヒヨリは恐ろしさのあまり気を失ってしまう。
宿舎の自分の部屋で目覚めたヒヨリは、マモルがここまで運んでくれた事を知った。
調査の最中マモルは耳が良かったり、すっかり様変わりした道を正確に宿舎に帰れたりとチェックポイントはあれど、本人は気弱で穏やかなままである。
ちなみに「話し合う意味あります?」とかケチつけてくる獲端ケイトには苦笑いしつつスルーできるようになっている自分に気付いた柑橘であった。

翌朝、お礼を言うヒヨリにマモルは「もっと気遣ってあげられたらあんな事には…」と落ち込む。優しさのかたまりか?
そりゃヒヨリも「王子様って感じです」って言うよ。
しかし図書館で過去のドラマを観ているマモルに近づくと、動画の中の女性がマモルに似ていることに気づくヒヨリ。
その後コードつきのイヤホンを半分こにして観ていた別のドラマのエンドロールが始まると、マモルが『音量調整をミスった』ことで大音量が鳴り、気を逸らされる。
一瞬見えた「スポンサー」の文字について話を振ると、マモルは「そんな事書いてありました?」ととぼける。
急に怪しさ出してくる〜

その後も「何か」をプンプンに匂わせるマモル。
元気のないヒヨリに大きなクマのぬいぐるみをプレゼントしたりなど、相変わらず優しいのだが、やたら自己肯定感が低そうな言動が気になる。
そしてある時ヒヨリが右腕に触れようとすると、手を払って拒んだ。
優しいマモルに似合わぬ強い拒絶に驚くヒヨリへ謝りながらも、「右腕は僕の宝物なんです。だから触らないでほしい」と頼む。
右腕に何があるんだ、マモル。つーか腕が宝物ってほんとにどういうことだ、マモル。
戸惑っているとドラマが始まり、双巳リョウイチをナイフで刺すシナリオを拒否したマモルに罰が下される事態に。
ここでリョウイチが「気にしなくていい。相手は俺だぞ?」とか言うもんで匂わせどころかそれもうネタバレでは?!急にぶっこむな!と思ったんだがそれは置いといて。
そこでもマモルは「右腕だけはやめてください」と必死だ。代わりに差し出すのが命であってもそこだけは譲れないと言うマモル。
どんだけ右腕大事なん?なんか金塊の隠し場所彫ってあったりするん?
あと、なんか今までと空気変わってきたが?
なんだろ、マモルがおとなしくて真面目なキャラのせいかなあ。

結局左脚の機能を奪われ、以来ずっと塞ぎ込んだ様子のマモル。陽の者代表キョウヤが用意した花火を眺めながら、生きることが怖いとヒヨリに吐露する。
マモルの思いを聞いたヒヨリは言葉を失ってしまう。
やはり深刻な雰囲気を、なんか今までと桁違いに出してくるんだが。ケイトのラブコメとの落差すごいんだが。
何だかんだ言ってもっとホンワカするかと思ってたからギャップえぐい。
その後も何故か沈み込んで浮上しないマモルに、ヒヨリは心配して声を掛けるがやんわりと拒絶されてしまう。

「改善します。いつも皆さんに気を遣っていただいてると知りながら、上手く振る舞えない自分をどうにかしないと」

もー暗い暗い!どしたんマモル!元気出せよ!骨つき肉とか食えよ!サッカーボール大のおむすびとか食えよ!
やばい。マモル本人は初見の印象とそんな変わらないのに、全然仲良くできない。
つーかさっきの物言いはもう自己肯定感が低いとかじゃなく、人間になりきれないモンスターのセリフだ。
え、マモルもしかして異世界人なの…?
でも見た目も振る舞いも人間だよな。あー似てる女の人…そして右腕…
てか、散々異世界人のこと化け物とか皆で言っちゃってたよね…ヒヨリに至っては気絶するほど怖がっていたし。マモル…


2. 元気だそうぜ


寝坊したヒヨリはキッチンでケイトと遭遇。よっ相変わらずだな!といういつものケイトに「感じわるぅ…」と思わず呟いてしまうヒヨリ。うん、それぐらい言っていいと思う。
そこへマモルが来てケイトのツンデレ具合について話し、笑い合う2人。ずっと元気のないマモルを心配していたヒヨリはホッとする。ケイトのアレも役に立つことがあるんだな。私もホッとしました。

食事中、マモルがあり得ないほどの味音痴であることがわかり、さらに外から帰ってくるキョウヤたちの立てる音に遠くから反応する。
強調され繰り返されるこのマモルの感覚の異常はもう「そう」としか思えないのだが、帰ってきたキョウヤがマモルに尋ねた。
「古い異世界配信のバックナンバーに茅ヶ裂って女の人が出てて、一応確認つーか」
それに対し心当たりはないと言うマモル。まあ明らかにあるんだろうが、それはひとまず置いといてここでオレたちのトモセの話題が。
オレたちのってなんだよって思いましたか?
いやここまで読んだ人およびシャレマニやった人はほぼ間違いなくこの気持ちになってるはずなので。じゃ、続けますね!
たまにはもういらないってくらい誰かに心配してもらいたい、愛を感じるからと言うヒヨリに萬城がそうだろ、とキョウヤ。
「やだなートモセくんは幼なじみだし!全然違うよ」
いないとこでトモセを傷つけるのはやめてよお!
しかしマモルが優しげに言う。
「……萬城くん、ちょっと可哀想ですね」
そう、優しいんだよなーマモル。会話もままならなかった異世界人と同じには見えない。
人の心の機微にも敏感で、だから優しいのだろうけど、その分傷つきやすいのかもしれないな。

その後ヒヨリは陀宰メイとマモルが話しているところを見かけ、近づく。ヒヨリと入れ替わるように去るメイを見送ったマモルは、自分と話すよりメイと話す方が楽しいのではないかとヒヨリに言う。

「僕が瀬名さんの隣に並んでもみっともないだけですから……」

どこまで自信がないんだいこの子は…空気が重いのよ!ほんとマモル心配になるね?!
ヒヨリがあれこれ構う気持ちがわかる。
こうやって心配して構ってるうちに愛情に変わったのかな、ヒヨリちゃん。
しかしさすがにこの言葉にはヒヨリも驚いて反論する。
なんでそんな事を言うのかと、問いただすヒヨリが思わず伸ばした手をマモルは強く払った。初めて聞く大声に動揺するヒヨリ。そしてヒヨリ以上に狼狽えるマモルが言ったのは。

「あなたが嫌なんじゃなくて--汚いから」

逃げるように立ち去るマモルに何も言えないヒヨリ。
これどうすんの?こういうのってさ、いくら周りがそんな事ないよって言っても難しいよね。気を使わせてしまったって余計落ち込むタイプじゃん、マモル。
覚えがあります、こういう、異様なほど自信が持てなくて自分を卑下する、でも優しい人。
愛された記憶がない人だ。
こちらがどんなに言葉を尽くして「あなたは優しくて素敵な人だ」と言っても、「そんな事言うのはあなたが優しいからだ」と返す人。
そういう人と対等な関係を築くのは、正直とてもエネルギーがいる。
高校生のヒヨリには荷が重い気がするが…
しかしここまでキョウヤ以外全員こちらをハラハラさせてくるのなんなんだ。そして私は何目線なんだよ毎回毎回。とりあえずヒヨリの守護霊かなんかだと思ってもらうとして。

情報収集班の報告会で、しれっとヒヨリが「異世界人は聴覚と嗅覚が優れているんだそうです」と言い出した後、人間には友好的なはずの異世界人に暴力を振るわれそうになっているマモルを見つける。思わず止めに入るヒヨリ。
その事について話す暇もなくドラマの配信が始まる。内容は恋愛ドラマで、ヒヨリとマモルのキスシーンがあった。マモルはヒヨリに迷惑をかけると、演技を拒否する。おーい見てるか、トモセ?(小声)
彼が大切にしていた右腕を奪うと仄めかされても考えを変える様子はなく、ヒヨリは慌てて割って入る。
自分がなんとかするから演技をしようと訴えるが、それが却ってマモルの決意を強くしてしまう結果に。

「優しい人ですね、あなたは。あなたがいるだけで太陽に照らされているような温かい気持ちになります」
「だからこそ、拒否します。どんな罰も僕は受け入れます」

見てるかトモセ?!???(大声)
ごめん、つい。気にせず続けて?
マモルは左脚に続き、両目の視力をも奪われてしまった。
心配するヒヨリと頑なに助けを拒絶するマモルの会話は噛み合わず、言い合いの末ふらついた拍子にマモルの右腕を掴んでしまう。目の見えないマモルはそれを防げない。
そしてその腕の感触は人間のものではなかった。
驚き、咄嗟に手を離すヒヨリ……マモルは傷つき哀しみの表情を浮かべる。それでもヒヨリが何か言う前にマモルは「ごめんなさい」と謝った。
マッ…マモル……どこまで優しいんだよ…こんなのどうしたらいいんだ。
だってさ、マモルもヒヨリも優しくて、図々しく相手に踏み込むことができない。「なんだよそういう事かよ」って笑って背中バンバン叩くくらいの大雑把さが今だけは必要だろ。
とりあえず2人ともハラから声出せ!全然男塾じゃないじゃん!(それはそう)


3. 光明が見えたと思ったら


何故マモルが頑なにヒヨリを避けていたのか、周囲の助けを拒絶していたのか、ようやく理解したヒヨリはこれまでの自分の態度を思い返して自分を責める。そしてその事が、マモルを死んでも構わないと思わせるほどに追い込んでいる原因のひとつになっていることに思い至り、自分がそれを止めなくてはと決意する。
あれ以来閉じこもっていたマモルに会いに行ったヒヨリに、彼は本当のことを話す。
母親が以前異世界配信のキャストだったこと、自分がスポンサーであること。そして右腕だけが異世界人と同じなのは、父親が異世界人だからだということ。
答えを聞いたヒヨリはこれまでの自分の無神経な態度を謝るが、マモルはヒヨリの優しさに微笑みながらも謝罪は必要ないと一歩引く。

「僕が最初からこのことを話していれば、あなただって態度は違っていたはず。
あなたが僕を傷つけた訳ではなく、僕の嘘があなたをそうさせただけです」

いやそれはさー!マモルー!
その優しさはさ、違うじゃん!
お前のこと知りたくて、心配して、愛情を持って歩み寄ろうとしている人にさ、それは自分には分不相応なものだからとその愛情すら間違ったものだって言うのはさ、絶対に違うだろ。
それこそお前が決めるもんじゃねーし、あなたからは何もいらないよ受け取れないよって言われたら、その人はきっとすごく寂しいし悲しいと思うよ…

マモルはスポンサーになることで異世界配信の援助を受け、ヒヨリたちと同じ世界で生きていくことが出来ていた。混血は非常に珍しく、異世界人からは異物と見做され、迫害を受けていたのだった。
そして両親には会ったこともなく、そのため右腕が2人の愛の証なのだと大切に思っていた。しかし異世界に来て母親の映像を見つけ、彼女が正気を失っているとしか思えない姿を目の当たりにする。自分は種を超えた愛の末に生まれた訳ではなかったと思い、絶望したのだ。
愛がなにかも知らない自分にはヒヨリを悲しませる権利すらないと言うマモルだが、ヒヨリは彼の右手を握る。
あなたが死んだら、その後私も死ぬかもしれない。それでもいいのか。とマモルが何を怖れているか知った上での卑怯な脅しだと自覚しながら、死なないでほしい一心で必死に訴えるヒヨリ。

「一緒にいてください。死ぬことが怖いと思えるまで、私はこの手を離しませんから」

ヒヨリ……荷が重いなんて言ってごめんな。
お前はマモルを引っ張り上げて背中叩いてやれる女だ。
ギリギリまで拒絶していたマモルも、「あなたはひどい人だ」とついにヒヨリを抱きしめ返した。

翌朝、罰を受けたドラマを再演し、奪われた左脚と両目の機能を取り戻すと宣言するマモル。
前向きになり、穏やかさと笑顔を取り戻した姿にヒヨリは安心する。ドラマの再演=キスシーンだと気付いてドキドキするヒヨリが微笑ましい。そしてそのことが嫌ではないことにも気付く。
しかしマモルは唇を避け、頬にキスをした。
ちょっと不満げなヒヨリをよそに、再び1時間後のメンテナンスの報せが来る。
「くそっ 1時間後ってなんなんだ。握り飯と味噌汁くらいしか用意できないだろうが!」と階段を駆け降りてくるケイト。そういやお前今回ご飯作るくらいしかしてないな。おもしろすぎる。
ヒヨリの初心さとケイトのオモシロで油断していると、マモルがヒヨリをデートと言って外に連れ出した。
やっといいかんじじゃねーのーとか思ってたら違ったー!どうして!
なんとマモルはまだ鬱屈していた。わざと異世界人の前に行き、自分が虐げられているところをヒヨリに見せたのだ。
これで分かっただろう、異世界でも元の世界でも異物である自分といればヒヨリはこれからもこういう嫌な目にあうと。
んもー!いつまでアンタは鬱々としてんの!守護霊いいかげん怒るよ?!
そりゃ生まれてからずっと、世界中で自分と同じ人なんかいなくて、孤独だっただろうとは思うけどさ…


4. 前向いて生きてこ


再び開いてしまった距離にヒヨリが落ち込んでいると、ケイトが強引に料理の手伝いをさせる。
ちょっと、ヤダ…心配してんの?今ならわかるぜ、お前のデレが。
やいのやいのと作業をする2人のもとに、マモルがやってきて手伝いを申し出た。ケイトのおかげでマモルと普通に話せたと感謝するヒヨリ。
翌日も手伝わされて言い合いをしていると、またしてもマモルが。今度はヒヨリを連れ出して草原に行く。
そこでマモルがスポンサーに与えられた通信機器を使い元の世界の情報局(捜査機関)に連絡をとり、皆の帰還と異世界配信を止めるための準備が整った事を告げる。
マモルが仲間のため、未来の犠牲者を出さないためにひとり着々と行動していた事を知り、ヒヨリはその優しさに感じ入り、思わず抱きついて自分の思いを告白する。
マモルはまた身を引くのかなと思いきや、ヒヨリを受け入れ自分も好きだと抱きしめ、今度こそ唇にキスをした。
ドラマでは頬だったことをヒヨリが言うと、あの時は我慢したのだとマモルは恥ずかしそうに俯く。

「ドラマの中でなら、許されるかと……少しだけ思ってしまいました。理性の方が勝ってくれましたけどね」

トーモセー!聞いてるかーー!(絶叫)
続けてマモルは自分は本当は利己的だと呟く。

「僕は自分の都合であなたの手を離し、あなたは誰か別の人を好きになるべきだと思ったのに……誰かと親しげにしているだけで、見ていられないと思った。それが僕でなければ、嫌なんです」

あら〜!もう、なに〜?
ケイトと仲良さそうで、ヤキモチやいてたんだね!なんだよかわいいとこあるじゃねーの。トモセには可哀想ですね(笑)とか同情する余裕あったのほんと可哀想だが。
てかケイト、よくやった。褒めてつかわす。ん?なんだ?うぜー死ね?はははこやつめ、元気な童よのう。
これもーさすがに大丈夫でしょ!ハッピーエンド確定演出入ったでしょ!
と思ったら、ディレクター乱入。ここでかい。
情報局の介入によりヒヨリとマモル以外の8人は帰還できたのだが、異世界配信側も抵抗し、2人だけが取り残されたのだ。
ディレクターは最後のエンタメを見せてくれと2人をドラマの舞台に転送し、マモルにナイフを握らせて自死を迫る。そうすればヒヨリだけは助けると。
マモルを犠牲にして生きていくなんて絶対に嫌だと言うヒヨリ。自分を捨てても周りを救う優しさを持つマモルを思い不安を覚えるが、マモルはきっぱりと言い切る。

「僕はあなたと一緒に生きます。死ぬことが怖い、臆病者になりました」

そしてナイフを右腕に突き立てた。自分の生き方は自分で決める。もうこの腕も異世界も必要ないと言って自分の腕を切り落とそうと抉っていく。

俺の負けだぜ、マモル…
ディレクターに勝手にアテレコをする守護霊柑橘。
するとディレクターが現れ、配信が終わった。これまでマモルを蔑んでいた異世界人たちが、今の彼を見て大量のポイントを入れたという。

「最後に一つくらい願いを叶えてあげましょう。どうしてもあちらの世界にいたいというなら望み通りに。私にはその責任がありますからね」

意外なほど話のわかるディレクターが消え、ヒヨリたちは元の世界に戻された。
帰還したマモルは右腕を失っていたが、スポンサーとして得た情報を提供し、事後処理のため情報局に入局。憂いの晴れたマモルはヒヨリとも穏やかに幸せに過ごす。
サンキューハッピーエンド!!!

いやー意外と最後マモルほんとに男塾でしたね…「腕一本…勝利のためなら惜しくはない!!」つってる羅刹のスタンド見えたもん。
え?男塾わからん?確かに乙女の対極すぎるな。
でもお前の覚悟、しかと見届けました。
優しいだけじゃないお前の強さ、男塾にもヒヨリの彼氏にもふさわしい。
今回ヒヨリちゃんもとても頑張ってて、2人が惹かれ合う様子が自然で、そこ良かったな。あと髪上げてスーツのマモルかっこよかったね。なるほど王子様。
しかし乙女ゲームはハラハラするのが当たり前なんだろか。ドキドキの種類違くない?もっとこう、キュンキュンの割合高いのかと思ってたよ。
いや、まだあと5人もいるからね。待ち構えているに違いない。弩級のキュンが。
そしてようやくスポンサーが判明しましたな!
マモルだったのわからなかったよ!マモルなんか右腕ばっかり言うてくるから…そこは疑ってなかったわ。名探偵敗北。



【敗北探偵柑橘の今回気になったことメモ】
・リョウイチ、ドラマ中のひと言だけとはいえ状況的にあまりにも自白がすぎると思ったのだが、スポンサーって1人じゃないの?そういや確かに1人とは言ってねーな?さすがにプロデューサーぽくはないような気がすんだよな…
・最後にマモルが何か忘れてる気がする、誰かに贖わなくてはならないような、というのはリョウイチのこと?メイと妙に密に話していたのでそっちかな?
・帰還時に右腕が無くなったのはディレクターの配慮に思える。のだが、最後の最後、ディレクターの中の人別っぽくない?それまでキャストメンバーに対する感情どころかそんな情緒すらなさそうだったからってだけなんだけど
・トモセがイチャイチャする2人を見ずに帰れて良かったです

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