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目的のない会話が苦手だった

文字で、
声で、
顔見て、

誰かと繋がっていられると安心する。
みんなで一緒に頑張ってるんだって実感できるから。



そういえばちょっと前までは電話が苦手だったな。
ばったり会った時の立ち話も苦手で、目的がないと人と話せなかった。
頑張っちゃうんだよな。
楽しい気持ちになってもらおう、笑ってもらおう。
でもそれってあれだ「嫌われないようにしよう」っていう気持ちと同じだったんだろうなぁと思った。

こういう気持ちのベースって、だいたい高校生までの経験で出来上がるという。自分の学生時代を振り返ると、どの時代もそんなにパッとしなかった。
小学生の頃から早く大人になりたいって思っているような子供だった。
アメリカに行ってスピルバーグの弟子入りするんだって本気で思ってた。

まぁでも、面白い人って思われようと頑張った意識はある。ただ、そもそも女の子の集団行動とかは苦手だったから、「一人にならないようにみんなといた」という感じが強かった気がする。
面白いって思ってもらえたらそのグループに所属できる。そんなふうに自分で勝手に思ってたんだと思う。そんなことなかったと思うけど(笑)
さぁ、喋ろうよ!ってなると、いきなりオンのスイッチが入っちゃって、「よし!面白くするぞ!」みたいな。
当然疲れるし(笑)
「話す」ことが、お金を頂いている職業になっている今、よけいに目的がないおしゃべりのハードルが上がる。そんな感じで、どうも苦手だった。


でも母は全く真逆の性格で、頻繁に電話でいろんな人と話していた記憶がある。
休みの日の午前中とか、母が祖母に電話をして、今日の朝食はなんだった?とか昨日はどうしてた?とか、日常の話をしていたり、友人から電話がかかってくると、楽しそうに受話器を取って、誰々さんがどうのとか、あそこのお店がどうのとか、そういう話でひたすら盛り上がっていた姿を思い出す。

考えてみるとわたし、大人になってからそういう話、お酒飲んでじゃないとしたことないなぁとか(笑)


でも最近、目的のない会話を楽しんでいる自分がいる。
「どうしてる?」「元気?」「なにしてた?」「今日晴れたね!」「これからランニングしてくる〜!」
普通に生活していたら絶対に楽しめなかっただろうなぁと思う。

最近はそう。
新しい自分を発見し続けているかもしれない。
「こうでなきゃ」「こう見られなきゃ」
の鎧をどんどん脱ぎ捨てていってる。
柔らかく生きることが今のテーマ。
右に引っ張られたら右に倒れるし、
左に引っ張られたら左に倒れる。

人と話して笑う。


今さらだけど、大切だなぁと思った。
こないだ元教え子に誘ってもらってZOOM飲み会をしたのだけど、
なんと6時間(みんなは7時間)もやっていた!(笑)


しかも最後にはみんな作曲をして、わたしは歌詞を書いていた。
15分でフルコーラスを書いた。

らしいのだけど、全く覚えていない。
翌朝起きて、歌詞を発見して。

それでまた笑った。








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