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自分にとって絵とはなんだ?って話

こんにちは。お久しぶりです。本岡亜之です。
これからわたしは絵や漫画に対して、とても失礼な話を致します。
ご留意ください。

自分にとって絵とはなんだ?って話。

今更ですが、わたしは漫画家を目指して漫画を描いたりしていました。過去形になっているのは、今現在取り組んでいないからです。
今後取り組むかどうかは、悩み中です。わたしの中でまだ答えが見つかっていないからです。

さて、表題の「自分にとって絵とはなんだ?」って話。
わたしは絵を描くことで「他者から評価されたい」という承認欲求が高いほうです。
子供の頃の成長過程で、自己肯定があまりできていないようで、自分を肯定する方法がよくわかりません。
他者からの評価が自分を満たすものであり、他者が喜んでくれるならわたしも嬉しい、という気持ちになります。
なぜ、他者から評価されたい、という状態になるかというと、わたしには2人の兄がおり、学歴で兄たちは好きな科目を選んで私立や専門学校へ進学したのに対して、わたしは様々な理由で行きたい私立には行けず受かった普通科の公立高校に行き、専門学校や大学へ行くこともできず、就職しました。
学歴コンプレックスです。
それからずっと、頭の中で兄たちが羨ましくて仕方がない気持ちが、たびたび湧いてきてしまい、兄たちの幸せと自分の幸せを比較するようになりました。
兄たちは、子供もいて、持ち家一戸建てがそれぞれ2人ともあります。
わたしは、子供には恵まれず、いまだ賃貸アパート暮らしです。
子供がいないことに対して、最初は気にしていませんでしたが、近年特に気にするようになりました。
兄たちはそれぞれ2人ずつ子供がいるのに、わたしは1人も恵まれないなんて。という気持ちもあったり、でも、未熟な自分が子供を育てる責任もないし……という気持ちのせめぎあいです。
そんな醜い感情の矛先が、子供の頃から描いていた絵や漫画だったのかもしれません。
小学校の頃に絵で受賞されたり、赤の他人から「絵を描いてるの?上手ね」と言われて嬉しかった気持ちもあったりして、多分、他者からの評価が嬉しかったのだと思います。
わたしは絵や漫画によって、「兄たちよりも多くの大衆に好かれたり、大衆に評価される人になりたい」という気持ちになっていたのだと思います。
夫にそんな成り立ちを話すと、夫は腑に落ちたようでした。
夫も絵を描くのですが、わたしとは真逆で、自分が満足できればいい人で、背景描けなくても、同じ向きを向いた絵ばかり量産しても、好きな顔の部分を納得いくほどうまく描けたら満足できるひとでした。
他者からの評価を求めたがりなところがあるのは夫は薄々理解していたようですが、わたしの生い立ちや絵に対しての気持ちの経緯で腑に落ちたようです。
もしかしたら、わたしは絵や漫画を利用していたのかもしれません。
評価されるためのツールとして。
なぜなら、わたしは絵や漫画を描いたり、二次創作のプチオンリーを開いたりしましたが、それはつまり誰かを喜んで貰えたら=誰かに評価されるだろう行動ばかりをとっていました。
多分、わたしはその物事や作品そのものを本当の意味で愛していなかったのかもしれません。
それどころか、わたしはわたしのことを好きでいてくれるひとを大切にする方法がわかりません。どうすれば、大切にできるのかわからないのです。
そして、わたしのことを嫌う人ほど、好かれようと行動する傾向があります。
大切な人やものを大切にできないということや、わたしのことを嫌うひとほど好かれようと行動する傾向がある、というのは自覚だけではなく、夫も理解していたようでした。
相手から好意を寄せられれば寄せられるほど塩対応になることが多いのです。それを理由に関係をカットアウトすることも多々ありました。
誰か特別な人に深く好かれるよりも、大衆やただの少しでも多くの人に好かれたいという気持ちだったのだと思います。

今まで好きだから伸びる、というのは嘘だと思っていました。
でも、今のわたしは、負の感情を抱えたまま、向上していくことに対して「本当にそれが好きでやってる人」にはかなわないと認めざるを得なくなりました。
わたしは浅い人間だと思っていましたが、浅い理由が裏付けされて、ある意味安堵している自分もいます。
こんな気持ちのまま絵を描いていていいのか、わからないので、プラスの感情で、前向きな気持ちで絵や漫画に向き合える日がきたら、また描くかもしれません。
「自分のための絵を描こう」と過去に自分に言い聞かせていたこともあったのですが、それの真意を今日、理解した状況です。

どうしたら、自分のためであり、他者のためである絵が描けるんでしょうね。
そして、どうしたら、人や物事を大切にできる人間になれるんでしょうね。
自問自答は続きます……。

しばらくぶりのnote更新ですが、このような気持ちのため、しばらくお休みしたいと思います。
ツイッタも満足に動かないかもしれませんが、前向きな気持ちになれることを祈って。

では!またお会いする日まで!

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