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Unityを学べばゲーム会社に入れるのか?

こんにちは、在宅ワークで腰が痛くなった気がするmicです。
ゲームプログラマをして20年くらいが経ちましたが、まだ現役で戦えてる気がします。


■今日のお題

今日、ふと気になるツイートを見つけて、ちょっと面白い議題だったので自分の考えも整理するためにも note に記すことにしました。


先に僕の思う結論から書くと、

プログラマとして会社に入って「戦力になりたい」と思うなら、言語習得(C、C++、C#その他色々)は絶対に必要です。
どっちかが有利とかじゃなくて、どっちも必要ですし、何なら他の言語も数学の知識もCGの知識もなんでもあったほうが良いです。
プログラマとしての仕事なんて実質サバイバルで、色んな知識が多ければ多いほど役に立ちますし、Excelですら学んでおいて損はありません。
(むしろ喜ばれる)

ただ、ゲームを作りに参加するのが目的であれば、例えばレベルデザイナとか、その中でも一分の仕事だけとか(あえて絞って)ならUnityだけでもワンチャンあるかもしれません。
ワンチャンあるだけで、選択肢が狭いです。

もし世間がUnityじゃなくてUEや、そもそも主流が他のエンジンになったりすると、今までの知識が無になるとはいいませんが、またスタートに近い場所から頑張ることになるかもしれません。
そういう意味では、仕組みを理解しておくというのはとても重要ですし、潰しが効きます。

しかし本当に大事なのは「やりたいことを実現しようとする事」で、プログラミングを覚えることが目的ではないのです。
ただひたすらに作ってみたい、試したいをやっていたらプログラマになっていた、が実際のところかもしれません。

似たような事をOnionGamesでゲームを制作している木村さんも話してました。


お仕事に限らないかもですが、結局チーム開発において大事なのは、お互いの得意な事でお互いの仕事をサポートしあってゴールを目指すということなので、プログラマだから~~は知らなくてもいい、デザイナだから~~しかやらない、プランナーだからそこは触れない・・・、そんな事はあるべきではないです。

プランナーでもプログラムの知識があれば超便利ですし、絵がかけるプランナーは仕様や意思ややりたいことを伝える能力が格段に高くなります。

とにかく自分が何が得意で何が好きかを理解して、ひたすら続ける事が大事かなと思います。
その中で仕事(今回の場合はプログラマ?)として生きたいなら、C言語などの各種言語は必須ですが、興味を持ってからでもいいかもしれませんね。


ーーー 以下はゲーム業界人の1サンプルなので興味があれば ーーー

■小学校、中学校時代

僕も(確か)小学校の頃、漠然とゲームを創る仕事に就きたいな・・・なんて思っていた気がします。今みたいにパソコンなんて手元にないし、親もコンピュータやゲームに否定的 or 無関心。

得られる情報はファミコン通信のようなゲーム雑誌の情報で、田舎暮らしの自分には到底遠い世界でした。

そんな中、じゃあ僕は何をやっていたかというと、中古のファミコン(当時80円とかで投げ売りされていた)ファミコンソフトを買い漁って遊んだり、兄が買ったゲームソフトや、友人の家のゲームでした。

中でもちょっと特別だったのは、シューティングが作れる絵描衛門(デザエモン)だったり、SFCの時代はRPGツクール、サウンドノベルツクールや3D格闘ツクールでした。
なんとなく作って遊んでが無限に遊べて、作ったものを友人に見せて楽しんだり出来るのがとても良かったです。

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ただひたすらに新しいものを作る!っていうよりは、この頃は単に知ってるゲームを真似して色々遊んでたような気がします。
FFのキャラのドット絵を打ち込んでみたり、知ってるゲームの要素を入れてみたり・・。

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(僕の場合)しばらくはパソコンにも巡り会えず、ひたすらゲームを遊ぶかツクールで遊ぶかの毎日だったわけですが、高校に入る頃に少し転機があります。

■高校時代

田舎でとりあえずコンピュータに触れられる可能性があるということで、パソコンが装備されている商業高校に進んだ僕ですが、入学祝いか何かで親がパソコンを買ってくれました。
NEC ValueStar V13 とかそんな感じのだった気がします。

学校でもパソコンに触れる機会が増え、PC9821のLotus123で鬼のように課題を進め、北斗の拳のタイピングソフトでブラインドタッチを覚え、学校のPCにDOGAをインストールしてCG制作に励んだり、何かと「ゲーム制作に繋がる何か」をひたすらやってた気がします。

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もちろんこの時は、何をしたらゲーム開発者になれるかなんて全くわかっていませんでしたが、ひたすら好奇心の赴くままに「遊んでた」と思います。

学校のでプログラミング課というのもあったんですが、商業だったのでCOBOLを学んでいました。
これもプログラミングだ・・!なんて思いながら今は亡き国家資格の2種まで取得しましたが、未だになにか役に立った記憶はありません。

しかし、コンピュータ部の部室に隠されていたベーマガを発見し、PC9821にひたすらプログラムを打ち込んで見ることはしていました。
残念ながら学校内の先生にC言語を知っている人が居なかったので、この当時は知る由もありませんでした。

その後の僕ですが、ゲームの専門学校に入って無事にゲーム業界に入るわけですが、以前そんな話を書き留めた場所があった気がするので続きが気になればコチラも御覧ください。



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