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未来へのワクワクを常に感じられるプロダクト組織 |SaaS立ち上げを経験したエンジニア竹田がMicoworksに入社した理由

はじめまして!Micoworks株式会社でプロダクト開発組織のVPをしている竹田です。

ベンチャー企業を2社経験し、3度目のベンチャー企業挑戦のため、2022年6月にMicoworksにジョインしました。
入社してから8ヶ月が過ぎたところですが、この短い期間の中での組織・プロダクトの変化を中心に紹介させていただきます。少しでもMicoworksに興味をお持ちいただけると幸いです。

プロフィール
■氏名: 竹田昌男
■所属部署:プロダクト統括本部 VP

京都府宇治市生まれで京都育ちの京男子。
大学卒業後大手SIerに就職したものの、大手の雰囲気にあわないと感じていた1999年、Linux技術に出会い、それ以降、まだITビジネス社会では浸透していなかったLinux技術を軸としたエンジニアとして多くのチャレンジを開始。
レンタルサーバ事業を基盤として1社目のベンチャーで起業に関わり、その後、電子決済事業、ECショップ構築SaaS事業立ち上げ。2社目のラクスではSaaS事業にインフラ職種として携わる。
メインのキャリア領域は、インフラ、運用・保守、そしてSREという分野でプロダクトグロースを支える役割でキャリアを積み上げる。
埼玉にて直近は勤務していたが、実家の事情で京都へのUターンを決意。地元関西で、自身3社目のベンチャー企業で人生最後のベンチャー企業での事業成功チャレンジと成功の決意をし、2022年6月にMicoworksにジョイン。
ベンチャー企業3社は全て関西の企業という生粋の関西好き。

これまでのキャリアとキャリアの源泉

私はこれまでのビジネスキャリアをITエンジニア一本で、26年間積み上げてきました。
1997年にITエンジニアとしてキャリアをスタート。
SE・PG職種として大手SIerでITエンジニアを始めましたが、約1年ほどで違和感を感じ始めました。当時の自分では言語化できませんでしたが、後で振り返った結果は下記の2点であることがわかりました。

  • 仕事の背景・目的、組織としてこの業務を遂行する意義がわからない

  • 業務遂行をする上で利用する技術、手法の根拠が薄い状態で決まっている

この2つを無意識に感じていたまだ若かりし頃、ITの世界にLinuxが登場し、大きな話題となり始めていました。当時、OSS(Open Source Software)は技術的には注目されているものの、ビジネスの世界では全く利用されていない時代です。
独学でLinux技術の習得を始めるとともに、多くのOSS技術を学習していくうちに無料で利用可能な技術領域を軸にしたビジネスチャンスが多くある、そして未来はOSS技術が中心になる時代が来ることを確信しました。

そこから、私のITエンジニアの人生が一変します。
ベンチャー起業、事業開発、エンジニアとしての業務だけではなく、仕事の背景・目的、そして組織として業務の意義を自分で考え、作り、伝えることを多くの職領域で行い、多種多様な領域の業務にチャレンジをするようになりました。

そんな私のキャリアの変遷は以下です。

  • コベルコシステム株式会社 2年半 SE/PG

    • UNIX-Windows C/C++,Delphi、半導体製造装置プログラミング

  • 株式会社フューチャースピリッツ 起業参画 12年

    • 開発、インフラ、営業、事業・組織運営、その他経理業務以外を経験

    • 1番の役割は、オンプレミスのインフラ部門管掌

    • 創業事業

      • レンタルサーバ事業 FutureWeb

      • 電子決済事業 F-regi

      • ECショプSaaS FutureShop、FutureShop2

  • 株式会社ラクス 10年半

    • インフラリーダー→インフラ課長→インフラ部門部長(全インフラ責任者)

      • 新規事業立ち上げ、推進に関わり、10サービス以上のSaaSプロダクトをインフラ・SREのTOPとして経験

  • Micoworks株式会社 2022年6月入社

    • 現在、VPoEとして業務従事

多くのチャレンジと経験をしてきた今、自身の強みそして、キャリアの源泉はこの2つだと思っています。
1つ目は、困難に向かって自ら学習を繰り返しながらやり切り、自己成長をし続けること。
そして2つ目は、チャレンジを一緒に楽しめる環境、仲間です。
「自分を成長させるのはあくまでも自分」という考えは今でも強いですが、成長を支えてくれる、促してくれる仲間の存在は今更ながら大変重要だと思っています。

そしてMicoworksには間違いなく、この私のキャリアの源泉があると思い入社を決めました。

「1番」にこだわった結果、Micoworksに入社

私はこのMicoworksで4社目の会社になります。今回の転職でジョインする会社を選ぶ基準としては、ベンチャーであること、一緒に冒険にチャレンジできる仲間でした。

そして最終的にその他の判断ポイントは以下となりました。

  1. 事業成長性

  2. 仲間となる人財がロジカル、仮説思考が強く、着実に企業としてステップアップできるか

  3. 経営者の会社・事業への熱量

  4. 私自身の必要性

そして自分自身、最も大切にしたのは 「1番」 というワードです。
「1番」にこだわり続け、複数の企業と対話を続けました。

そしてMicoworksにおいては、「1.」、「3.」は「1番素晴らしい」とすぐにわかりました。
「2.」は、転職活動を始めてから3ヶ月の間で現場、ミドルマネジメント、経営チーム、そして株主さんまで対話の機会をいただき、計6回の面談・面接をする中で、全員が真摯であり、ロジカルに対話ができる、「求めている仲間が1番いる」と感じました。
「4.」はというと、多くの面談機会の中で、本当に必要性を「熱く1番伝え」続けていただけました。
そして、この4つの中での「1番」は、CEOの山田さんの「熱量」でした。

しかし、全部が1番だから、Micoworksにジョイン!と即決はしませんでした。

それは当時のプロダクト組織がほぼ存在しない状況であり、プロダクト開発とサービス運用を外部への業務委託でなんとか回している状況は相当厳しいと思ったのが理由です。
この事実を受け止め、自分の中でもう一度、自分の人生を振り返る中で「1番」について考えました。
辿りついた答えは、「ITエンジニアとしての集大成となるチャレンジをする」でした。

そしてMicoworksを選びました、選び抜きました!!
入社して8ヶ月が経ちましたが、現在もその選択は間違っていたとは1ミリも思いません。
自分が選び、そして自分を選んでくれた仲間とチャレンジを繰り返し、苦労と喜びを一緒に体験しながら、会社・事業の成功体験を分かち合いたいと今強く思っています。

「お客様に一番大きな価値提供ができる会社になる」というビジョンを今の仲間と実現させたいと思っています!

3ヵ月に1度開催される経営合宿にて

プロダクト組織のフェーズと状況

上述の記事で少し触れましたが、現在、Micoworksはプロダクト組織のビルディングの真っ最中です。

私がMicoworksに入社を決めた2022年2月は、プロダクトに関わっている正社員メンバーはたったの3名。全員が20代でした。さらに、組織図上でプロダクト組織が明確に存在しない状態でした。

そのため、私が入社した直後、真っ先に推進したのはエンジニア採用です。
組織およびプロダクトの現状把握を進めながら、これから仲間になる人たちにどのように伝えるか、最初のうちは本当に苦労しました。
そして現在は、プロダクトを担当する「プロダクト統括本部」が立ち上がり、数十名の正社員で構成できている状態になりました。
まだまだエンジニアは充足はしていませんが、QAエンジニア、SRE・インフラエンジニアは既に事業計画上は充足しました。そして入社してくれたエンジニアは、多くの課題がある中大変な状況ですが、現在入社してすぐ離脱、退職ということは発生していません。

この良い状況がつくれている要因は、我々が真摯に採用応募者の方に、我々の会社、組織の現状をオープンに伝え、現状をより良くすることに熱く燃える仲間が集まっているからだと考えています。

そして、特に私が意識して応募者さんに向き合う点としては、面談・面接を通して、誰と働きたいかを見てもらえるよう会話を進めること、そしてできる限り多くの弊社社員と会話する機会をつくることです。
現在、我々のプロダクト組織に不足している人材は、開発エンジニア、そしてプロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャーです。
これらの職種の採用が急務になっています。

これまで私自身は、2022年末までは、VPとしてSRE、QAの部門を中心に組織運営してきましたが、2023年は開発エンジニア、プロダクト企画職の仲間集めに注力し、組織全体の早期グロースを達成するための組織基盤を盤石にしたいと考えています。

現在のプロダクトライン

Micoworks社のプロダクトラインは現在5つで構成されています。

  1. ローンチ後3年目に入った「MicoCloud」

  2. ローンチ後7ヶ月目の「MC 予約」

  3. ファーストローンチを終えた直後1ヶ月の「新プロダクト」

  4. 2023年内にローンチに控えた「新プロダクト」

  5. ローンチ判断をするためのPoC中の「新プロダクト」


いずれも現在のサービスラインナップは、すべてマーケティングツールSaaSです。
Micoworksはマーケティング領域を軸に、アジアNo.1のSaaS企業になることを目指しています。

採用活動でご応募いただく皆さんによくご質問をいただくのは、 「マーケティングの分野は勉強不足で、MicoCloudがどのように顧客のペインを解決するのかを教えてほしい」 という点です。
私も丁寧な説明を心がけていますが、わずか1時間のカジュアル面談の時間内でプロダクトの説明をしていると、これだけで時間を使い果たすことが悩みの種です。

マーケティング系のSaaS事業は非常に多くのプロダクトが世の中に溢れてはいますが、一般的にマーケティング系の知識、スキルを持つ人は本当に少ないです。
マーケティングを担当する人のみが知っている領域になっているのが実態です。

これが私どものプロダクトづくりにどう影響するか。
一般的に認知度が低いことは、製品をつくる側がお客様と向き合い、理解する機会が少ないということでもあります。
そして、マーケティング業界は技術革新や社会変化によって手法がどんどん変わり、日々進化をしていく業界でもあります。
こうした背景があるため、私たちはマーケティングSaaSの会社としてより良い製品づくりとサービス提供を行うために、全社員が顧客ペインの理解を深めることを大切にしています。

その一つとして、Micoworksでは全社、全職種がお客様との商談に参加し、顧客のペインを理解し、事業推進速度をさらに早める取り組みをスタートしています。
プロダクト部門、営業、CSといった特定の職種だけでなく、全社でこの課題に向き合い、動き出しています。

Micoworksでの業務の大変さ・苦労していること

ITエンジニアをベースにキャリアを積み上げるなかで、会社、組織の多くのフェーズを経験してきました。

会社立ち上げ、事業立ち上げ、プロダクト立ち上げ、組織ビルディング、そして前述の企画・開発、運用、コンサルティング営業、そして事業のクローズ・それは今考えると誰もが得られるわけではない、ITエンジニアとして貴重な体験ができたと思っています。

このようなキャリアの私でも今、Micoworksで最も苦労していることがあります。
それは、主力プロダクトの「MicoCloud」の売上が急速なスピードで伸びていることによって、ビジネス要求にプロダクトサイドが応えきれない点です。
過去これまで運良くという面もありますが、サービス立ち上げから10年以上お客様に使っていただいている事業に多く携わり、自身でゼロから立ち上げたSaaSが上場企業の一部サービス化する、また、ラクス社では企業IPOを達成することもできました。
ただ、これらの成功した事業の立ち上がりはもっと緩やかで、多くの課題がある中でも一定の余裕をもって、事業成長におけるアクションを順序立てて解決することができました。

そして、現在、急速なスピードで成長する「MicoCloud」において、今まで経験してきた中でもより最速に成果を出すことが求められています。
多くの課題を一石二鳥、三鳥で解決をしていきたいものの、それを求めると難易度が上がりすぎて、逆に失敗や前に進まない事態が起きてしまいます。

今、私がMicoworksで行っている業務は、現実的な出力スピードと、失敗してもリカバリーできる、必ず前に進めるというラインでプロダクト開発・運用を進めることです。

マンパワーで切り抜ける考えは短期的には通用しても、本当に強いプロダクトを開発・運用ができるようにはなりません。チームビルディング、そして業務ビルディング、チーム内の信頼感の醸成を行い、プロダクトチームの土台をつくる必要があります。

私たちのプロダクトチームは立ち上げから間もなく1年を迎えますが、現在、土台をしっかり作り上げている時期です。チームビルディング的には多くの人が集まり始めた組織の混乱期になっていると思います。
この混乱期を乗り越えて本物のチームになる。それが直近の課題であり、そしてよりプロダクト部門としてのビジネススピードを上げることが目下の最大の課題です。

Micoworksでの楽しさ・先に目指していること

これまでお話をしてきた中で既に読者の皆さんは感じておられるかもしれません。
「すごく大変そうだなー!!」と。
それは否定するところではありませんが、ビジネスが成長している、成長に貢献できている実感を得られることが私自身は1番楽しいです。
どんなに技術力や経験があって、新しいことにチャレンジがしたいと思っても、事業の成長が止まっている中では、自分が何に貢献しているかというのがわからなくなってしまう、そして疲弊感がでてきてしまいます。
「事業成長している」ということは、経営サイドは必ず投資をしていくので、多くの新しいチャレンジができる機会が待っている状態です。

これ考えただけでわくわくしませんか!?
私はこの 「わくわく」 を常に大事にしたいと思っています。

現在のチームビルディングにおいても、メンバーのWillは非常に大切に考えており、可能な限りこの「わくわく」をみなさんに持ち続けていただきたいと思っています。
この記事を読むと既存メンバーから、今結構大変で「わくわく」している余裕がありませんというメッセージをいただくかもしれません(汗)
ただ、私が最も重要に思っているのは 「未来へのわくわく」 なんですよね。
今の大変さを一緒に乗り切りながら、成長を感じながら「未来のわくわく」を実現していくそういうチームになっていくこと、それも私の「わくわく」です。

現在はプロダクトチームができあがり、メンバーが集結してきたばかりの段階ですが、このステージにまでチームが成長することが、私の今の大きな楽しみであります。

最後に

今回の記事は、Micoworksのプロダクト組織のフェーズや状況をお伝えした上で、私たちと一緒に事業成長、そして成功にチャレンジしたいと思っていただける方向けのメッセージとして記載しました。

私自身は話をすることが大好きで、会話の中で 「笑う、笑いをとる」 ということを常に大切にしています。これは関西人の特性だと思いますがw
たくさんの笑い、そして笑顔が見られる面談ができるように日々心がけております。
まだまだ、チャレンジングな仲間を探しているところですので、ご興味がある方はぜひ一度お話しましょう!

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