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日常の延長がいいよ。ね。

いつ移転するんですか?ってよく聞かれる。
「うーんまだかなー。」とか「うーんわからん。」とか曖昧に答えるのだけれど、ほんまに自分でも未定。まだ予算も組めていない。
まずは不必要なものを取り除いて、必要なものを足していく。予算があればイケイケでやるけど、そうはいかない。一旦お店を閉めようかと思ったくらいなので、今でも綱渡り状態。
でも白いキャンパスに絵を描くのと同じで、筆を持って入り込んだらきっと絵が仕上がるはず。と思っている。タイミングはやってくる。
なんやかんや言いながら、今回も半分くらい出来上がったところで何か始めたりするのかも?

そもそもミアズは何年ですか?と聞かれても「う〜ん25年くらいかなぁ?いや35年かなぁ?」と何年も同じことを言ってる。
MIA'SBREADとパンに名付けたのはもう41年前だし、売り出したのは38年くらい前だし、大量に作り出したのは28年前。オープン日なんて全然わからないから、他のお店のように、はい「〇〇周年です!」とか、やったことはない。オープンも移転も公表せずにやり出したので、花束が届くこともなかった。そりゃそうだよね。
だって、なんか小っ恥ずかしいもん。

もう離婚してるけど、結婚記念日もわからない。結婚式をしていないし、婚姻届の日もいまいち、「紙切れやん」って思っちゃう。何年結婚してたっけ?25年くらいかなぁ?やっぱり小っ恥ずかしいから忘れることにした。

自分の道の延長にある「あれこれ」のどれが重要かというと、一般にみんなが祝う記念日ではなく、普通の日のある瞬間にあると思う。音楽と気持ちがあった時、山肌にあたる朝日の色、料理が手の先から生まれるライブ感、雨上がりの緑の香り、笑顔で通じ合った時。周波数が突然合うよう自分が何かとパイプが繋がるような気持ちの高まり。その感覚を記憶しておくことのほうがとても大事だ。そういうことが次のアクションにつながっていくと思っている。
心の奥の方を動かすことってとっても大事なんじゃないかなぁ。ビビビをキャッチすることができたら、なんというか、地球の周りを飛んできるような気分になるのだ。これを感じられたら自分ワールドを作っていける。

と、アンチ記念日の私は思う。ただの天邪鬼かもしれないけれど。

まだ解体中で地面むき出し状態なので、まだまだこれからだけど、とりあえず大好きな夏を目指そうと思う。汗だくでペンキ塗り!楽しまないとね。


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