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「Yes」「No」にプラスして言葉を添える

高校生のときに1年間留学をした

ホストファミリーの家に
滞在させてもらいながら
現地の高校に通った

ホストファミリーが
1カ月に1回の頻度で
わたしの生活態度について
レポートを書く

その内容を翻訳されたものが
日本にいるわたしの両親のもとに届く

滞在1カ月目のレポートの内容が
衝撃的だった

She is not polite.
(彼女は礼儀正しくありません。)

留学1か月目、日本にいる時から
人より少し英語が話せたわたしは
そこまで現地の人とのコミュニケーションに
手間取らなかった

わたしは普通に
ホストファミリーと会話をしていたつもりで
言われたことに思い当たる節はなかった

日本にいる家族は
翻訳されたレポートを見て
怒ることなく冷静に
こんな文章だったよと教えてくれた

ある時、ホストファミリーが
何にひっかかっていたのか分かる日が来た

イギリスに留学をしていたので、
「ティーを飲む?」と日常茶飯事に聞かれる

欲しいときは「Yes」と言って
要らないときは「No」と言っていた

これが問題だった

「Yes」のときには
「Yes, please」の方が丁寧だし、

「No」のときは
「No,thank you」と言われた方が
受け取り側が気持ち良い

もう10年近く前のことなので、
何で気づけたかは忘れてしまったが、
大の大人が17歳の留学生に
そんなことで怒っていた

直接言ってくれたら
良かったのに

わたしの家族も
留学エージェントの人も
巻き込んで問題になった

日本の英語の授業でそんなこと
学ばないよね

そこから英語で会話をするときは
どんなときでも
「Yes,please」と「No,thank you」を
使うようになった

このエピソードから分かるように
1年一緒にホストファミリーと過ごしたが
本当の家族になることはできなかった

滞在3か月目くらいからは
ダーズリー家の
ハリーポッターのような扱いで
ちょっと辛い思いもした

17歳のわたしには
どうしようもできないことが多くて
すごく試練の多い1年だった

でも学校の友達には
本当に恵まれて
支えてもらった

ホストマザーはその様子が
気に入らなかったらしく
家でも友達と一緒の感じで接してよと
言われたこともあった

いまもし同じシチュエーションで
留学をしたとき
ホストファミリーと
上手く関係構築ができるかなと
考えてみるけれど
やっぱりちょっと難しい気がするなと思う


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