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片手間で教える文章講座6 インタビューのコツ(前編)

先に書いておくと、私はもともとインタビューが不得意だった。

そもそも、私は過去にライター学校に通ったりマスメディアに就職したりした経験がないので、取材のノウハウについて体系的なトレーニングを受けたことがない。完全な駆け出し時代だった2006〜2009年ごろはもちろん、著書を何冊か出して雑誌媒体での執筆経験も多少はあった『和僑』を出版したころ(2012年末)ですら、取材にあまり自信を持っていなかった。

しかし、自分がよく仕事をもらった雑誌媒体は、足を使った取材行為がそれなりに必要だった。スキルがなかろうと方法を知らなかろうと、取材を成功させなくては原稿が書けない。そして、目の前の仕事をこなして日銭を稼ぎ、次の仕事をもらわないと生活が成り立たない。

今回の記事では、そうしたサバイバルな事情ゆえに場数を踏むなかで、自分なりにつかむことになった取材のTIPS(コツ、小技)を、思いつくままに書いていきたい。特にインタビュー術について述べていこう。

とにかく共通点を探せ

私はインタビューについては、基本的に相手を気持ちよくさせて口を滑らかにさせることによって情報を引き出していく作業だと考えている(囲み取材などを除く)。そこでまず重要となるのは、自分が本質的に仲間に属する存在であると、相手の脳に錯覚をさせることである。

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