見出し画像

乙女たるもの?

母が、私に付けたあだ名。

それは、以外にも…。

「乙女ちゃん」

母は、娘に女性らしく生きて行くための教育を、あえて放棄(笑)。

「人間に、男も女もあるかー」

「自分で稼いで、メシ食える人間になるんやで~」

「家事なんか、出来んでもエエんじゃわ~」

(なんか、極端なのだ!)

これに驚いた母の実母は、孫の私に、女性らしくあるための教育を施そうとします。

料理や縫い物、編み物の仕方を伝授してくれました。

この事については、母は文句を言わなかったのですが…。

祖母が、次の様な発言をしてしまい…。

「花甘露ちゃん、結婚して、良いお嫁さんになるんやで~」

「勉強なんか、せんでもええわ!」

母が、キレてしまいました。

「なんやてー😠」

「何が、良い嫁さんか!」

「自分(祖母)、しょうもない男(祖父)と結婚して、悲惨な人生を歩んどるんやろ~」

「結婚ありきの人生なんか、アカンねんでー」

ちなみに、母は配偶者(父)に恵まれて、幸せな人生を歩んでいます。

「私みたいなんは、稀なんやで~」

「アンタ、あの婆さん(祖母)の言うこと聞いたらな~、一銭も稼がれへん様になるんやでー!」

「ほやから、見てみー」

「(祖母が)死にかけても、(祖父に)放置されて、なかなか入院も出来ひんかったやないかー!」

大変悲惨な幼少期を過ごした母。

女らしくしている場合ではなかったのです…。

乙女の気持ちなど育まれるワケもなく…。

気性が激しいオッサンキャラに成長。

この様な母に育てられた私の中身も、乙女であるハズがなく…(笑)。

外見は乙女(童顔)で、中身は謎。

皆の美しい期待に応えようとすることが、妙に苦しいのでした(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?