見出し画像

20190705 キネマズ台湾2日目


起床即ビール、というのは休暇っぽくてさいこうだなと思う。休暇というわけではないんですけれども。

起きて、タピオカを飲んで、食事をとって、みんなで集合写真を撮って、すこし街をぶらつき、宿に戻る。

タクシーに乗ってスタジオへ行く。スタジオの良し悪しは私にはいまいち分からないのだが、それでも分かる、ここたぶんずいぶんといいスタジオだ。
窓からはここちよい光が差し、車、主にタクシーがびゅんびゅん行き交うのが見える。音が気持ちよくてつい聞き惚れてしまう。

このときやったTRYがよくて、私がTRYをはじめて生で聴いたからかもしれないけれど、スタジオの明るい雰囲気ともあいまってなんだか希望的で感動してしまった。

スタジオから出ると雰囲気のいい階段があり、あやこさんが「王家衛の映画に出てきそう」とはしゃいでいた。

台湾は、建物の中は寒すぎるほど冷房が効いているのだが、一歩外に出るとすこぶる暑い。温度差がすごくて少し気だるい。
無言でタクシーに揺られていると、まだライブも始まってもいないのに、もう終わりを感じる。まだ2日目だ。残り3日ある。

服の問屋街へ向かい、すこし見回って、そのあたりで食事をとることに。
みやしーさんが「前に行った小籠包の店だと思う」と言って入った店はまったくの見当違いで、中華料理の店だった。

テーブルをくるくる回してはしゃぐ。中華おいしかったしビールもおいしいしさいこうだな。今のところ、飛行機に乗る前に空港で食べたゆるゆるの蕎麦以外ぜんぶおいしい。

一度宿へ戻り、Sappho Liveへ。去年キネマズはここでライブをしたらしい。雰囲気のいいライブバーだった。
この日はJAZZ SESSION DAY。慶司さんとボランさんが飛び入りで参加する。二人ともたのしそう。

それにしても慶司さんは演奏中ものすごくたのしそうな顔をするなとカメラを構えていていつも思う。あ、ここのこの音がきもちいんだな、このリズムがたのしんだな、この景色、を見ているその顔、そういう瞬間を形に残してゆきたい。

そのうち全員が参加して演奏をはじめる。みんなが演奏しているのを、カメラもそこそこに、じっと見ていた。私はここでいったいなにをしているんだろうとふと思う。

宿に帰って少し飲んでいたら、いつの間にか眠っていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?