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20190706 キネマズ台湾3日目

目が醒めると寒い。埃っぽい空気が冷房で冷やされすぎている。
シャワーを浴びるとちょうどよくなって、でも誰かが起きるたびに口を揃えて「寒い」と言う。
電池がゆるんで、冷房の調整が効かなくなっていたらしい。

気づくといとまさんはまたルーロンファンを食べている。合間合間に、毎日2つずつくらい食べているのではないか。


今日はFUJIROCKERS TAIWANでライブ。

この日、会場ではいたるところでジャンルもスタイルもてんでばらばらのイベントが行われていて、概要のよくわかっていない私はちんぷんかんぷん、これいったい何の集まりでどういうイベントなんでしょうか。ステージもなんかたくさんある。そしてかぶったりなどしている。自由だな。

牛のところでタピオカミルクティーを飲んだ。「スモール」「レギュラー」はカップのサイズではなくてタピオカのサイズだった。やっぱ言葉わからないとだめだな。

全体を通してフェスティバル感はすごいので、否応なしに気分は高揚する。万華鏡の店で、妹におみやげを買った。
ムッティーさんは変なめがねがことごとく似合うな。なんか無理やり違う目玉をはめこまれたひとみたいだ。世界観が謎。

リハーサルまで時間があいたので小籠包を食べに行く。順番待ちのあいだに中正紀念堂を見に行った。野生のりすがいる。りすがいる!

みやしーさんは新しく台湾に来るひとがいる度に中正紀念堂に来ているらしく、もう何回目だったっけなあと言っていた。
「思ってるより大きいよ」とあやこさんが言う。近づいてゆくと、ほんとうに思っているより大きい、なんか、まだでかくなる、まだでかくなる、というかんじ。
レゴで作った巨大なおもちゃみたいだなと思った。

たらふく小籠包を食べて会場へ戻る。おなかいっぱいです。

機材トラブルなどありつつも、気持ちのよいステージ。出番が終わるとぱらぱら雨が降ってきた。
汗だくだ。もう水の中にいるのと一緒だ。

新幹線の時間が迫っているので、余韻もそこそこに会場を後にして台北駅へ向かう。新幹線で嘉義へ。

「おれ嘉義好きやねんな」「ここから更にアジアっぽくなってくるけど大丈夫?」とムッティーさんが言う。
たしかにこれまでの街と、また少し雰囲気が違う。夜の嘉義は、雨に濡れたアスファルトにネオンが写って街全体が艶やかに光っていた。


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