20200215 KINEMAS韓国2日目②
Strange Fruit Seoulに到着し、セッティング、リハ。一度来ただけなのに、ふしぎと道が分かる気がする。ふだんあれだけ方向音痴なのに。
前回もお世話になったカン君もここで合流。
リハを終えて、いったん外に出る。喉にいいドリンクがあるとカン君が教えてくれた。みんなでそれを飲む。蜂蜜味らしい。誰かが「微妙……」と言った。一口もらってみると、たしかに蜂蜜をお湯で溶いたような味。甘くてベトベトしている。
わたしは一人、ハマっていたバナナウユを飲んだ。今回の旅ではじめて飲んだのだが、思ったよりミルクの味がするし、思ったよりバナナの味もする。なかなかおいしい。もっと人工的な味がするのだと思った。
雨が降っていた。開場まで少し時間がある。どうする? いったん宿に帰って、それでどうしたのかな。また寝たかな。旅の中での傘のシーン、レアだ。
開演のタイミングで箱に戻る。さっそくビールを注文する人も。わたしはもうすこし我慢する。前回対バンしたバンドのメンバーが遊びに来てくれていた。なぜかわたしまでうれしい。
ずっと、照明の心配をしていた。前回はものすごく暗い中にマゼンタの照明がちらほら、という感じだったので、今回もそういう感じかな、と思っていた。
演奏が始まってみると、あれ、思ったより明るい。地明かり系の光。そうしているうち、照明が変わってゆく。だんだん暗くなってくる。次のバンドでは、前回のKINENASのときのようなマゼンタの明かりが点いた。
23時、KINEMASの番が来ると、ここぞとばかりにぐっと照明が落ちる。雰囲気を作ってくれているんだなこれは。もう何も言えない。オレンジ色の明かりが点いて、すこし明るく見える。
ライブ中、ステージの上でメンバーが目を見合わせて笑い合うのを見つけるとうれしい。宝物を見つけたみたいな気分になる。
演奏が終わると24時を回っていた。その場にいた人でかんたんに集合写真を撮って、打ち上げへ。
牡蠣! ボランさんは牡蠣に怯えていた。「でもこういう機会に食べてみないと一生食べないと思うから……」みたいなことを言っていた気がする。あと、まだ動いている蛸をごま油と塩につけて食べるやつ、おいしかったです。いや、もう何食べてもおいしかった。韓国はご飯がおいしい。いちいち感動がある。
ビールもチャミスルもたくさん飲んで、おねむの人も。めがねがマンガみたいにずれているな。
明日起きたらもう帰るだけ。終わってしまうんだなー。でももう旅の終わりにも慣れてきたかもしれない。ほっとするような、なおさらさみしいような。
宿に戻ってもう少ししゃべりながら飲んで、午前4時ごろ就寝。眠さと旅を惜しむ気持ちのたたかい、眠さが勝つ。
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