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震電が嫌いな男子なんかいません!!!

というわけでコミケに初めて出るのでその告知の記事です。とりあえず場所は日曜日 東ヒ56bです。書き上がって入稿したので大丈夫なはずです。

7-9月の決算発表もたけなわという11月10日に当選したということがわかって、時間の余裕ないのに厳しいな、一番手間のかからなさそうなやつで今出すことに意味のあるものとなると、ということで、この1ヶ月きりきりと頑張ったものを出します。
# 実際はめちゃめちゃ手間かかって大変だった

……世の中、機能を突き詰めた結果、それまでの同種のものとは異なるデザインになるものって厨二心をくすぐりますよね。私は常々SR-71戦略偵察機や新幹線500系あたりがそういうもので、男子なら嫌う人はいないだろうなどと主張してますが、大戦末期の戦闘機でこのたびゴジラでも大活躍と評判の震電という戦闘機もそういうもののひとつだと思っています。

で、普通の人は震電を作ったのがどの会社かとかあまり気にしないとは思うんですが、気にするタイプの人だと中島や三菱ではなくて九州飛行機だというのは知ってたりしますし、現在も渡辺鉄工が残っているのも知ってたりすると思います。あと艦これやってると東海使わない人はいないと思うので東海作った会社でもあるということで知ってるかもしれませんね。

ですがその九州飛行機についてそれ以上の情報を得るとなると……生産した航空機について詳しい人とか、戦時中の工場の疎開や勤労動員についてなら地元の皆さんが言い伝えているとか、そういうのはあるし、レファレンス協同データベースとかでもちょいちょい質問見かけるので興味持ってる人は多い上にざっくりした答えならあるし、なんですけど、網羅的に会社の全体像を提供しているものとなるとほとんどないはずです。
(少なくとも自分が探している範囲ではまともなものはない)

一方で上場もしてたから営業報告書もあるし…となると、あ、これもう自分で基礎資料作っちゃった方が早くね?というのが今回のコミケでお持ちする本になります。
ゴジラで使った震電を展示している大刀洗平和記念館の皆さんもご存じではなかった情報とか陸自福岡駐屯地にアポなしで訪問してめっちゃ胡乱げな目で見られながら得た情報とかなぜか出てくる魚梁瀬森林鉄道とか割と世間一般に知られてない話がてんこ盛りの内容です。自画自賛ですけど。
しかしそれにつけても「情報が中途半端には存在しているがゆえに使いたくなる情報量はそこそこ多いけど裏を取れるほどの原資料がない/信頼できない情報ばかり」というのは確認の作業が無限に発生しますね…樺太の養狐なんかに比べるとマジ大変でした

というわけで、完璧かと問われるとまだまだやるべきことは残しているけど、不十分かと問われるとここまで書いたものはないでしょ?と言えるレベルではあるとは思います。

諸般の事情を鑑みるにコミケに出るのはたぶん最初で最後だと思うので2日めにアイマスあたりに来る方はぜひ。場所は日曜日 東ヒ56bですよ(大事なことなので二度)


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