4/12~4/14マリーンズ戦を振り返る
前カード振り返り
はじめに
前カードでは京セラドームでのバファローズ3連戦に臨み、結果は1勝2敗と負け越しに終わりました。お互い似たようなチーム状態でスコアも全て接戦。その中で打線にあと1本が出ず、イーグルスの方が敗れてしまったようなカードでした。
今カードはホームに戻ってマリーンズとの3連戦です。これで対戦が一巡。お互いに今季の相手の戦力構造が分かってくる頃でしょう。まだカード勝ち越しが無いイーグルスは何とかしていたいところです。
ゲーム展開振り返り
第1戦 5-2 勝利!
早川ー小島の早稲田先輩後輩左腕&自主トレも一緒にやってますマッチアップ
お互いに序盤は走者を得点圏に背負う苦しい投球が続きますが、得点を許さず凌いでスコアレスで迎えた4裏、イーグルスはユキヤのソロで1点を先制します。開幕第4戦のエスコンでの一輝・石原以来チーム3本目のHRがようやく出ました。
しかしマリーンズも直後の5表にポランコのソロで追い付きました。また今年もですか…。
イーグルスはまたもその裏、今度は無死満塁の大チャンスを作ると阿部の内野ゴロ併殺崩れの間と、辰己のタイムリーで2点を勝ち越し。
マリーンズは7表に上田の犠飛で1点を返しますが、イーグルスは8裏に光のタイムリーと小深田がスクイズ失策を呼び込み2点を加点。3点差に突き放し、最後は則本がホーム初セーブ。勝ち越しに向けてまずは先勝しました!
勝敗を分けた場面
6表のマリーンズの攻撃です。早川が1人走者を残して降板、残り1死を茉央に託しましたが、制球難で満塁のピンチを招きました。しかし、ここでイーグルスサイドは茉央を信じて続投。その結果無失点で終える事が出来ました。2点差に出来た中で追い上げを許さず、この時点で2点差をキープ出来たのが非常に良かったなと。失点してもおかしくなかった、逆にマリーンズサイドから見ればチャンスだった中で押し切れなかったのが最終結果に繋がったと私は見ました。
第2戦 2-2 引き分け
※ベガルタ仙台生観戦のため、9回から視聴
松田ー種市のマッチアップ
先発予定だった荘司が体調不良で登板キャンセル。ルーキーの松田が代役に指名されました。緊急登板が影響したでしょうか、初回に犠飛でいきなり先制を許してしまいます。しかし、その後は落ち着きを取り戻して失点をせず、結局4回を1失点で乗り切り、ゲームを作りました!
イーグルスの反撃は5回、小郷が同点のタイムリー!
マリーンズ種市とイーグルスリリーフ陣が踏ん張りを見せて1-1のまま迎えた8回、マリーンズはポランコのタイムリーで勝ち越しますが、イーグルスもその裏、大地のタイムリーですぐさま追い付き延長戦へ。しかし、両者決定打を欠き、イーグルスにとっては今季初のドロー決着となりました。
勝敗を分けた場面
勝敗は決しませんでしたが、ドローに持ち込めたのは松田と吉川で6イニング1失点で済んだ事でしょう。彼らの頑張りで敗戦の危機が救われたと思います。
しかし見方を変えれば『引き分け止まり』だったゲームとも言えます。それは打線の一押しが足りなかった事です。各人、安打は割と出るようになりましたがチャンスでなかなか1本出ません。勝ち切るためには得点を、チャンスでの打撃に課題です。
第3戦(現地観戦) 2-9 敗戦
藤井ー佐々木のマッチアップ
初回から藤井は無死満塁のピンチを招くと結局5失点。よーいどんでそれはちょっと……心折れます。
イーグルスはその裏、浅村がようやく今季1号となるソロを放って反撃。まだ何とか勝ち筋が消えていないと思いたいところで3回にマリーンズは小川がタイムリーを放って加点。
イーグルスも6回に相手失策1点を返して粘るも、9回に清宮がデビュー戦で3失点しジ・エンド。またもカード勝ち越しを逃しました。
勝敗を分けた場面
言うまでもなく初回ですね。佐々木くん相手によーいどんで5失点じゃ試合になりません。現地で観ていて悲しくなりました。何も言う事はありません。
個人成績
救援投手
・則本が感染症特例で4/14付で抹消。14日の試合は投げたら3連投になるのでいずれにせよ登板は無かったと思いますが、長期離脱になったら大変な事態です。せっかく抑えがハマってきたところ。未だ失点も無く、チーム内でもファンの間でも「則本のクローザー、大丈夫そうだな」と思っていたところでしょう。軽度である事を祈りたいです。
万が一の時のクローザーは藤平かなと。
・宋がなかなか安定せず、8回の男に任命されながらも失点をする試合が続いています。則本もどうなるか分からない中、ちょっとブルペンは悩ましい問題に直面しそうです。
・全体的にブルペン陣の登板がかさんだ1週間でしたが、3戦目に松井が4ニングを食って月曜を含めた連休を与える事に成功しました。大敗の中にも私としては本当に称えたい投球だったなと。非常に嬉しかったです。
先発投手
・早川は初回先頭打者の岡からずっと球数管理に苦労してしまい、1失点ながら6回途中での降板となりました。彼に求めるものは高くなってしまうので、最低でも何があっても6回は投げ切ってほしかったなと。リリーフ陣の登板が増えてきた中で連戦の最中でもあり、ここは開幕投手としての矜持を示してほしかったです。
しかし、開幕戦であれだけの投球をしながら黒星を喫してしまった中で、今回はその分の勝ちが付いたと思えば良いでしょう。ようやく白星を手にして彼の中で良い意味で何かが変わる事を期待しています。
・荘司の体調不良により緊急先発登板となった松田は開始直後こそバタバタしたようですが、結果として4回1失点は十分すぎる出来でしょう。投球は見れていませんが、球数も標準で四球も最初の打者の岡だけで、落ち着いた投球が出来ていた事がスタッツを見て想像出来ます。
オープン戦の頃から、便利屋のような使われ方をしていたので当時は気の毒に思っていましたが、結果として今回の登板に向けて良い経験だったのかもしれません。
・藤井はもう…、今回は話にならないです。敢えてイチャモンを付けるなら1点目。無死満塁になってソトを三振に打ち取り、佐藤を迎えたところで押し出し四球でした。得意なはずの左打者、打たれるならまだしも四球だなんて…。ここが非常にやり切れなかったですね。
主な野手
・浅村にようやくHR。出ないよりは良いですが、ここから上がってきそうとも思わないのがちょっと…。
・島内は安打が出るようになりました。3戦で6安打。あとは得点圏での打撃と打球角度でしょう。こちらはあと少しのところまできていると見ています。
・今回の9人がメインで左投手の時に大地・豪郎→ユキヤ・阿部になる感じでしょうか。打順も3番浅村・4番島内でとりあえず中軸はいきそうですね。小深田も不調なので小郷1番もしばらく続きそうです。
総評
これで対戦一巡。結局今回も勝ち越せず、カード勝ち越しは未だにありません。救いはまだ同一カード3連敗が無い事でしょうか。
打線は大分上がってきていますが、得点圏になると『殻に籠る』ようで得点という部分には反映されていません。問題はそこでしょう。
投手陣は先に触れた通りブルペンが則本の離脱期間によっては一大事になります。改めて無事を祈りたいところです。
昨年はカード1巡して4勝8敗でした。今年は5勝1分8敗。まぁおんなじようなスタートです。2巡目がどうなるでしょうか。
次カードに向けて
次は月曜の休養日を挟んで、再びホームでバファローズとの3連戦です。1週前とおんなじカード。先発予想はイーグルスがポンセー岸ー内、バファローズは田嶋ーエスピノーザー山下(曽谷)でしょうか。
前週は1勝2敗でしたので、今度はホームですから勝ち越したいですね。そもそもカード勝ち越し早く体験してほしいです。そのためにも分が悪い田嶋に何とか勝ちたいところ。苦手な投手を打ち崩す事で流れを変えたい!
打線はチャンスでの浅村・島内です。メイクチャンスは出来ているので、彼らが何打点出来るかが得点数の鍵を握ります。頼むぞ!
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