4/19~4/21ライオンズ戦を振り返る
前カード振り返り
はじめに
前カードではホームでのバファローズ3連戦で1勝2敗に終わったイーグルス。カード頭は苦手にしている田嶋を打ち崩しての先勝で勢いに乗るかと思われましたが、2戦目・3戦目はまさかの完封負け。未だにカード勝ち越し無し、呆れる戦いぶりに嫌気が差してきつつあります。
今カードはベルーナドームでのライオンズ3連戦です。開幕カード以来の顔合わせ。やり返したいところです。
ゲーム展開振り返り
第1戦 4-5 敗戦
早川ー今井の開幕戦マッチアップ
ライオンズは初回に岸のソロHRと佐藤龍のタイムリーでいきなり3点を先制すると、3回にはアギラーのタイムリーと山村の犠飛で加点し5-0として序盤でゲームを決めます。
エースと目している早川が大の苦手今井相手に早々にこの有様で怒りすら湧いてきましたが、打線はようやく7回に大地のタイムリーで久し振りに得点すると、8回には豪郎の3ランHRで一気に1点差へ。7連敗中のライオンズにプレッシャーをかけますがイーグルスの反撃はここまで。序盤の大量失点が響いて3連敗となりました。
勝敗を分けた場面
言うまでもなく初回、特に佐藤の2点タイムリーでしょう。岸のHRはソロだったのでまぁ仕方ないとして、あれだけチームとして立ち上がりの事を言われている中で、エースがこれでは話になりません。我慢というものを覚えてほしいです。
第2戦 8-2 勝利!
瀧中ー隅田のマッチアップ
ライオンズは2回に古賀のタイムリーで先制しますが、イーグルスは直後の3回に大地と阿部のタイムリーで逆転します。
今季初先発の瀧中は走者を出しながらも粘投でゲームメイク。しかし6回に佐藤にタイムリーを打たれて同点に追い付かれてしまいます。
リリーフ勝負となった終盤にイーグルス打線が爆発!8回に石原のタイムリーで2点勝ち越すと、9回にも辰己と再び石原のタイムリーで一挙4得点!終わってみれば今季最多の8得点で快勝となりました!
勝敗を分けた場面
猛打賞3打点の石原と言いたいところですが、私は6回を2失点にまとめた瀧中の投球に尽きると思います。ここのところ先発が崩れて、特に立ち上がりから複数失点してゲームが決まってしまい敗れるパターンが多かったわけですが、瀧中は粘って失点を最小限に食い止めました。
今回は終盤打線が応えて快勝出来たという事ですから、1つ良い勝ち方が出来ましたね。
第3戦 1-0 勝利!
藤井ー高橋のマッチアップ
イーグルスは3回に一輝のタイムリーで先制すると、続く小郷も犠飛で……となるはずが辰己まさかのアウトカウント間違いで走塁死の大チョンボ。
ここから流れが悪くなる事が心配されましたが、藤井が5回を無失点で投げ切ると、その後のリリーフ陣も無失点で繋いで最終回へ。
則本不在で初めて迎えたセーブシチュで西垣がマウンドへ。無死2塁の大ピンチも落ち着いた投球でライオンズ主軸を抑えて大仕事を務め上げました!
これで初のカード勝ち越し!
勝敗を分けた場面
最後の最後までどうなるか分かりませんでした。ですから全てのイニングで頑張った投手陣を称えたいです。前週の反省を活かした藤井は勿論、今回はとにかく西垣でしょう。大きな大きなプレッシャーだったと思いますが、盗塁された後、よくぞ主軸を打ち取りました!自信にしてほしいです。
個人成績
救援投手
・前カードと打って変わって勝ちパターンの皆さんが稼働となりました。5投手とも失点する事なく終えられたのは大収穫です。
そんな中で3戦目は則本不在となって初のセーブシチュエーション。マウンドに上ったのは西垣でした。1-0で、先頭四球の後盗塁で無死2塁の大ピンチ。ここからライオンズの主軸3人を抑えて守り切りました。彼にとって大きな大きな経験となるでしょう。今後の活躍に期待したいです。
・心配していた宋ですが、少しずつ復調に向かっているでしょうか。裕樹とあのアホが抜けた中で、経験値という部分では群を抜いているチャーホウ。普通に勝ちパターンに君臨していてほしいので、今後も頼みますよ。
先発投手
・早川はチームとして立ち上がりを意識していたとは思えない出来で、正直突き放したいところ。捕手を石原に代えて4回以降立ち直り、イニングを食った事だけが救いでした。
それよりも問題視したいこのコメント
試合後、投球を振り返って「ボール自体は悪くなかったと思います。自分は要求された球を投げただけって感じです」と語ったとの事。
は?光のせいで僕は悪くありませんって?おまえそれ思っててもマスコミに言うかよ。
ただでさえ戦力的にチーム一丸にならないと他球団に対抗出来ない中、バッテリー間の信頼関係を揺るがすようなコメントに私は非常にガッカリしました。ましてや開幕投手に指名され、仮にもエース級の扱いを受けているスターターです。ちょっと許せないし、こんな他責にする投手をあまり応援したくないなと感じました。
※4/20付で抹消に
・今季初登板・初先発となった瀧中ですが、良いイメージがあるであろう所沢でナイスピッチングを見せてくれました。右打者が多いライオンズですが、外角(一塁側)の直球のコントロールが良く、そこからカーブ・フォークも効いて走者を出しながらも要所を締める事が出来ました。早川に見習ってほしいこの『粘り』。チームの勝ち筋を消さずにゲームメイクした投球に拍手を送りたいです。
・藤井はまず前週の反省を活かして初回を無失点で立ち上がってリズムに乗りました。フライアウトが多いのが気になるところでしたが、肝心なところで外崎を併殺に打ち取ったのはGOOD。瀧中同様走者を出しても粘りの投球で、結果的には無失点。ローテ争いに生き残った感がありますね。
主な野手
・下位打線が比較的元気で、特に石原の好守に渡る活躍が印象的でした。一方で光が早川不調の煽りを受けて、外される事が多くなりそうです。彼も欠かせない戦力。石原だけではおそらく1年もたないので、何とか調子を取り戻してほしいです。
・このカードから飛ぶボールに変わったらしいのですが、HRは1本だけ。安打は出るようになりましたが、イーグルス的にはあまり変わらなそうです…。
・島内が3戦目でスタメン落ち。右投手ではありますが阿部が起用されました。前日2死球の影響?それとも…。
・一方で対左投手でも大地がスタメンに連ねるようになりました。実際に2戦目は左腕相手にも2安打1打点。不調にならない限りしばらくは投手に関わらずスタメンで起用されそうです。守備も良いですからね、フレッシュなら大変助かる選手です。
総評
ようやくカード勝ち越しがきました。1戦目を落としましたが、あの反撃が良かったのだと思います。とりあえず今江イーグルスが前に進む上で初のカード勝ち越しはめでたい事です。
しかし今カードは残念な出来事、プレー・采配がありました。
残念な出来事は先に触れた早川の発言ですね。プレーと采配は3戦目です。
プレーに関しては辰己の走塁ミスのところ。辰己に責任があるのは勿論ですが、私は岡田コーチや次打者の浅村は何をしていたのかという点を指摘します。まず、岡田コーチに関してはあの場面、タッチアップのところは勿論、シチュエーション的にゴロゴーの部分でも確認があるべきシーンでした。リプレーを見ると辰己が抜けると思ったというよりアウトカウントを間違えたように見えました。確認があれば防げたのではないでしょうか。
それと浅村。ホームに(自分の方に)向かってくる辰己に「いやいやいや」みたいなリアクションは出来なかったのか、犠飛にならずとも三塁に戻る事は出来たのではないでしょうか。
采配に関しては9回表の攻撃です。先頭の浅村が安打で出塁して無死1塁。大地を迎えたところで普通に打たせていました。先述した辰己のミスで1点しか取れず、何とかその1点を守って迎えた最終回。則本も不在で1点でも多くというところで、いくら犠打が少ないチームでも、メジャーでもあそこはバントではないでしょうか。ただでさえ併殺が多い打者です。辰己にしろここでの作戦にしろ、もっと1点というものに拘りといいますか、勝負に貪欲になってほしいなと思います。
勝ち越しはしましたが、まだまだ隙がアリアリ。寧ろ今後が心配になる3試合だったので取り上げました。
次カードに向けて
次は月曜の休養日を挟んで、ホームに戻ってファイターズとの3連戦です。マリーンズに3連勝して絶好調の新庄ファイターズ、ノリにノッていると言って良いでしょう。先発予想はイーグルスがポンセー岸ー内、ファイターズが山崎ー鈴木健ー田中瑛でしょうか。
まだまだ隙がありすぎるイーグルスが好調の相手にどれだけ対抗出来るのか、これからまた沈むのか上っていくのか試金石となる一戦です。先発のマッチアップは十分に対抗出来るところなので、打線がどれだけ頑張れるかがカギになりそうです。浅村、もっと打点稼いでくれ!!そして目覚めろ島内!
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