4/27~4/29マリーンズ戦を振り返る
前カード振り返り
はじめに
前カードではファイターズに1勝1敗の五分だったイーグルス。打線が少しずつ覇気を取り戻し、浅村にも打点が付くようになって上向き傾向にあると言って良いでしょう。ブルペンも役割がはっきりしてきたので、あとは先発がある程度頑張れれば大きく勝ち筋が見えてくる、そんなゲームが出来つつあります。
今カードはZOZOマリンでのマリーンズ戦です。現在マリーンズは連続同一カード3連敗の目下6連敗中。風の影響も受けつつ、先発投手がゲームを作る事で主導権を握りたいところです。
ゲーム展開振り返り
第1戦 4-1 勝利!
※ベガルタ仙台生観戦のため、8裏から視聴
内ーメルセデスのマッチアップ
マリーンズは3回にポランコの犠飛で1点を先制。その後は両チームチャンスを活かせずロースコアでゲームが進んでいきましたが8回にイーグルスが見せ場を作ります。澤村から小郷・一輝の連打でチャンスを作ると浅村が同点タイムリー!更に島内も逆転の2点タイムリー!更に阿部も続いて計4得点!
6連敗中のマリーンズにとっては追加点を取れないままズルズルきてしまった事で8回に悪夢が待っていました。イーグルスはこれで連勝!
勝敗を分けた場面
内くんが1点で踏ん張った事が全てだと思います。6連敗中のマリーンズですし、ストッパーの益田も今季は安定感が欠け、ロースコアで推移して終盤を迎えると不安しか無かったでしょう。膨らみ続ける風船を恐る恐る持っていて、8回にそれが爆発してしまった、そんな感情だったと思います。
第2戦 1-10 敗戦
瀧中ー小島のマッチアップ
振り返る必要無いですよね?瀧中×マリンは混ぜるなキケンです。過去に何度も炎上し大敗をしてきましたが、今回も同様の結果になりました。
初回・2回は上手く立ち上がったんですが、3回に捕まって5失点KO。こうなると相手も小島ですし、打線も抵抗出来ませんね。
CS放送の解説も初芝さんで、実は昨年マリーンズから見ると彼が解説した試合は負け無しなんですよね。瀧中×マリン×初芝の三重苦では負け確定。気にせずいきましょう。
勝敗を分けた場面
先に述べたように瀧中×マリン×初芝で負け確でした。ここは藤井でも良かったように思いますが、藤井はホークスにぶつけたかったんですかね。
第3戦 8-6 勝利!
荘司ー種市のマッチアップ
マリーンズは初回に藤岡のソロで先制すると、2回には佐藤と荻野のタイムリー等で3点を追加し4-0と病み上がりの荘司の立ち上がりに襲い掛かります。
ワンサイドになりかけたイーグルスですが直後の3回に島内のタイムリー等で2点を返すと、6回には小郷と島内のタイムリーで3得点し逆転!更に7回には小深田・一輝・浅村のタイムリーで4-8とします!
このまますんなり逃げ切りたいところでしたが、8回に翔太が誤算。茶谷にタイムリーを浴びて2点差に。一気に緊張感が増しましたが、後続を酒居が断ち切ると9回は則本が締めてカード勝ち越しを決めました!
勝敗を分けた場面
正直全ての場面が勝敗の分水嶺だったと言いたいですが、3表にすぐ2点を返したのが良かったですね。一昨日に続いて島内があそこで反撃の狼煙を上げた事、これは非常に大きかったです。島内は第1戦に続くタイムリーで6回にも逆転の2点タイムリー、いよいよチャンスに強い島内が戻ってきました。浅村も打ち出しましたし、これはイーグルスの快進撃きそうですよ。
個人成績
救援投手
・上手く登板管理出来た方ではないでしょうか。翔太がヘマしなければ則本の稼働は無かったんでしょうけど、彼の処遇も考えものですね。
・西垣と翔太が勝ちパなのかそうでないのか、イマイチよく分からないところがあります。ここの役割がはっきりすれば、ブルペンの各人の過ごし方はかなり定着してくるものと思われます。あとはファームからの更なる突き上げがほしいですよね。物量がモノをいう部署ですので。
先発投手
・内くんは観られてないのでちょっと詳細は分かりませんが、7イニング3安打ってなかなかの抑えっぷりですね。マリーンズ打線が冷えてたのもありますけど、それでも大好投じゃないですか。ちょっと奪三振の少なさが気になるところ。制圧するところまではいかなかったですかね。
それでもギリギリ勝利投手への援護が間に合って良かった。これで先発初勝利!来週は更に期待出来ますね。
・瀧中はもう起用した首脳陣が悪いでしょう。相性とか見ないのかね?
初回と2回は走者を出しながらも無難に立ち上がり、3回も同じような感じで2死までこぎつけたんですけどね。ポランコのタイムリーからガタガタっと音を立てるように崩れたといいますか、単調になったところを付け込まれました。
・体調不良による欠場で4/6以来の登板となった荘司は立ち上がりから攻め立てられ2イニングで4失点。やはりいつもより球威不足だったか、藤岡に軽く飛ばされる等なかなか直球で制圧とはいきませんでした。それでも3回からはカットやスプリットを上手く使いながら無失点に抑えて味方の逆転を呼び込んだのはGOOD。次回からは頼みまっせ。
主な野手
・先日の浅村に続き、島内もこのカードで復活!チャンスで打点を挙げる活躍こそが彼らのバロメーターである。この2人がチャンスである程度頑張ってくれれば得点力は担保されるでしょう。
昨年は交流戦辺りまでかかりましたが、今季はここにきて復調してきたので、上位に乗り遅れる事無く付いていけるかもしれませんね。
・浅村や島内と同じくらい最近貢献度が高いのが阿部です。第3戦こそなぜか外されましたが、安定して安打が出る状態に持ってきています。この3人を中心に得点を取る仕組み作りが今後の課題でしょう。
・逆に不調モードなのが大地と豪郎です。浅村・島内が不調だった時には引っ張っていってくれましたが、ここで小休止でしょうか。主軸の2人がまた疲れてしまった時に今度はこの2人に活躍してもらいたいですね。
しばらくは阿部や茂木を上手く起用するのをオススメします。
総評
2カード前のライオンズ戦に続いて今季2度目のカード勝ち越しを達成しました。不調のマリーンズ相手に、しっかり勝ち越せたのはホッと一安心ですね。
このカードは勝負所で打線が頑張った印象です。特に島内が前カードからどんどん状態を上げてきており、浅村と共にいよいよ打線を引っ張っていってくれる予感がします。こうなれば、昨年の7月に近い好調なチーム状態が見込めますね。
ブルペンと打線が整備されつつあり、先発陣は荘司が復帰して下では古謝が絶好調。2024版イーグルスの骨格が固まりつつあります。今後は大きな怪我による離脱が無ければ楽しみが増えそうです。自分は日に日にワクワクしています。あとは、首脳陣の采配・戦術選択がネックですね(苦笑)3戦目の最後、また1点でも追加したい場面でバントさせませんでしたね。甘い!
次カードに向けて
次は移動日無しで福岡でホークスとの2連戦です。いよいよ目を覚ました大本命に状態が上がってきたイーグルスが立ち向かいます。先発予想はイーグルスがポンセー藤井、ホークスが有原ー大関でしょうか。
まず、何とか1勝したいですね。1つ勝てば2巡目ラストのこのカード、勝ち越しが決まります。昨年苦しんだ最初の1ヶ月をまずまずの状態で終える+チームの骨格を確かなものにする事で5月以降の快進撃が期待出来ますからね。あの強力打線を何とか抑えて、勝利を掴み取りたい!!
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