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「感情コントロールってなんだよ。」


 
なんだか最近はコンビニに「感情をコントロールして出世する」みたいな本が並んでいます。買う人がいるのでしょうか。いるから売っているのでしょうね。
その時点で、感情をコントロールしているのではなく、されていることに気が付かないので出世は厳しいのかもしれません。
 
ここで、誤解を避けるために補足します。
「感情のコントロール」と「感情の出し方を変えていく」ことは違います。
 
女性でカーッと来るとヒステリックになり、エスカレートして自分でも収集がつかなくなる…という相談はものすごく多いです。女性特有のホルモンの関係もありますが、それだけのせいではないことは本人もわかっているでしょう。そんなガールズたち(中年含む)に「感情をコントロールして」と言っても無駄です。
 
私が大事にしているのは、パターンです。感情には必ず“始め”があります。脳内にレフリーがいて「ファイっ!」って言うのです。

怒りが来たときを振り返ってみると、感情の表れ方には一定の決まりがあることがわかります。そして、実は相手の受け答えさえもパターン化されているわけで、それもわかりながら怒っているわけです。
 
同じ台本の芝居を何十回も繰り返している。
 
じゃあ、台本を書き換えるしかないですね。悲劇のヒロインしかいないつまらない台本はもうやめて、少し違う役を演じてみたら相手役は、「あれ?」と思っていつもの感じの返答が変化してくるのかもしれません。
 


わかってはいても自分の感情をコントロールできないから、同じことを繰り返してストレスを溜めているのです。感情を変えようとするのではなく、感情の出し方、伝え方、話し方を変えるところからです。
 

私はね、正直な感情はすごく大事だと思っているのですよ。子どもだって、泣けば泣くほど、「いいぞ、いいぞ」と思います。悩んでいるお母さんも多いですが、泣かないで感情を相手に伝える方法を覚えていくチャンスになります。泣くことをダメだとすると、感情を殺す方法を考え始めます。爪を噛んだり、髪を抜いたり自虐を始めます。
 

私は、ゆで卵には顔を描きます


人生は怒る出来事があるのが当たり前。
自分と違う考え方があるのは当たり前。
どんな感情もあって当たり前。
 
いつも怒っているあなた。いいんだけどさ、相手にも感情があることを忘れているよね。少しのことで、物事は違う方向にいくのです。ボタンのかけ間違いは、ほんの少しのことで治せるかもよ。

怒りがおさまらないときは、私に言って。綺麗に右から左に流してあげる。大丈夫、大丈夫。

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