【神アプデ】 表示フォーマット がリリースされたよ!? 〜 LookerStudioアプデメモ
先日、Looker Studio にしれっと神アプデが来てました。
待望の表示フォーマット(書式)設定・・・!
数字の列をディメンションに持って来た時、
(3桁ずつカンマ区切りで右寄せで書いてよ・・・!)
みたいなことがよくあり、実現するのが今までは困難でした。
今までスタイルタブの中で右寄せ左寄せや、小数点以下の桁数の指定などがありましたが、それ以上の表現方法がなかった、という状態
これまでの表示方法おさらい
ダッシュボードの見た目を決める要素
ダッシュボードのグラフやコントロールの見た目、決める要素、、、といっても、設定できるのは以下の2箇所です。
設定 タブ
スタイル タブ
「何を」表示するか を決めるのが「設定」
「どんなふうに」表示するか を決めるのが「スタイル」
といった感じの棲み分けでした。ある意味わかりやすいのですが、行ったり来たりが結構面倒だったりします。
ここで、は、グラフの中身(数字とかパーセントとか日付とか)の表現について確認してみます
スタイルタブで「できたこと」と「お悩みポイント」
これまでの仕様を軽くおさらい。
数値の短縮表示
チェックすると、「万」「億」とか省略してくれます。ただ、ちょうど万越えするかどうか、くらいの際どい時は、見栄えがバラバラになるので、使い所が難しい・・・(お悩みポイント1)
数値の精度(小数点以下の桁数)
小数点以下の桁数を揃えてくれます。見た目をコントロールするなら、autoではなく、直接桁数を指定した方が良いです。
ただし、表だと、列(ディメンション)の順番で指定するので、ディメンジョンを追加するとズレて再設定が煩わしい、ということが編集をかけるたびによく起きていました。(お悩みポイント2)
表では「何番目の列」に対して設定する
これが厄介・・・列の順番を入れ替えたり、指標を差し込んだりすると、表示設定が1列ずれます。これで意図しないところで小数点表示したり、中央揃えが右揃えになったり、と指標の調整とレイアウト調整をいったりきたりするのが非常に大変でした。
最終の見た目調整ほんとだるい・・・(お悩みポイント3)
今回のアプデ内容 「表示フォーマット」とは
で、、、こういったお悩みを解決してくれるアプデとして「表示フォーマット」が来たので、お悩みが超改善しそうです。それを見ていきます。
ここでは、データの種類としてよく使われるであろう「数値」「%」「日付」のみを紹介します。
カスタム書式はどこで設定できるのか
表示に関することですが、設定できる場所は「設定」タブの「指標」設定になります
項目名とか、集計方法を指定できる箇所で「表示フォーマット」という項目が出てきました。設定場所はここです。
スタイルタブではなく、指標設定場所で決められるのがありがたくて、「何を」「どんなふうに」表示するのか、をここでまとめて指定できるのがありがたい。何より、「指標挿入したり入れ替えても、書式が変わらない」ことでお悩みポイント3が解決した、という点。ほんとこれでだいぶ作業効率変わります。助かるーー!
「数値」の書式設定
データの種類「数値」にはそもそも「数値」「%」「期間」の3種類あります。「123」となっているフィールド(項目)であれば使えるものですね
基本的に「数値」でほとんどのことがカバーできます
xx率みたいな集計項目は「%」にしておくと、設定が楽になるのでオススメはしたくなります
数値の書式として
Number(0/2), Percent(0/2), Financial が用意されていますが、私はNumber(0)以外は、いきなり「カスタム書式」をいじりに行くことがぶっちゃけ多いです・・・
カスタム書式はエクセルやスプレッドシートで使う人にはお手のものでしょう。ただ、できること・できないことがあります。
できないこと
0 の時の書式を指定できない
会計とかお金がらみの数字を扱う場合など、0の場合は わかりやすいように0ではなく- とか空欄にすることがあるのですが、「セミコロンで2回区切った後ろで0の時の書式が指定できる」というのは効きませんでした
マイナスの書式指定がうまく行かない
これは謎挙動っぽいので、不具合の類かもしれません。
プラスとマイナスで違う書式を指定しても、プラスの書式に引っ張られたり引っ張られなかったり・・・謎です。
日付
「日付」の書式設定
Y : 年(西暦)
M: 月 (MMM: x月表記)
d: 日
ccc: 金 / cccc: 金曜日
w: 週番号
みたいな感じでした。マニアックな形式もあるので遊んでみると良いかも・・・
ここまでできたら神
正直、相当な頻度であれこれ作っている身としては、書式の自由度が高く扱いやすいってのは非常にありがたいアプデでした。しれっとやってくるのはさすがGoogleさん。
よく使う書式の保存
何が困りごとかって、ほとんど「カスタム書式」を使うんですよね、、、
「小数点以下1桁まで」「月日表示」とか、「年(2桁)月日の順でスラッシュ区切り」とか・・・
いつものあれでよろしく!という感じに設定したいので、頻度が高い書式とかお気に入り書式が呼び出しやすいと尚ありがたいですね。
あとは、エクセルなどのように、0の時の書式、nullの時の書式、まで指定できると神仕様に昇華しそうです。
千・百万以下表示省略
これは、エクセルやスプシでできる技なのですが、「#,##0,,」と、数値表示の最後にカンマを足すことで、千円未満や百万円未満の表示を省略する書式設定です
例えば、
12300000(千二百三十万円)という数字を表示するとき、エクセルなどでは、以下のように表示をコントロールできます。
#,##0 → 12,300,00
#,##0, → 12,300
#,##0,, → 12
#,##0.0,, → 12.3
売上や経理系の数値を扱う場合など、値が大きくなってしまう指標によっては、表示文字数を減らし、列名に(百万円)とか書いておきたいシーンがあります。
今は、こういった表記だけ省略、といった設定ができないため、集計関数上で先に / 1000000 とか仕込んで置く必要がありますが、この表示が手軽に設定できるととてもありがたいです。
LookerStudioは結構な速度で改善が進んでいる、と個人的には感じていますので、Googleさんの頑張りに今後も期待です。
いやぁ、ダッシュボード作りが捗りますね
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