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2024 5/12「CRスト6」を観て

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今回もむちゃくちゃに面白かったので言葉にしてみることにする。ネタバレ全開なため気になる方はお気をつけて。







・どの視点で観た?

毎度のことながら毎日リアタイできたわけでなく、またアーカイブを掘ったりもせず。時間の合う時、適当に二窓したりして垂れ流していたのみ。ことさら熱心に追いかけたわけでなく。それでも過去のスト6大会の熱を肌で感じていた身としては、「今回も見逃すわけには!」という想いが。

今回はほとんど「ビギナーオンリー」といったところで、これからの成長を加味すれば、本当に全出場者20名を追いかけたいぐらいだった。勿論不可能なので、せめて各チームから一人ずつ選ぶことに。

悩んだ末、きなこさん、ヘンディ、すみれさん、ととさんに決定。四窓も無理があるので、およそ格ゲーと縁のない=変化していく成長過程が面白そうなすみれさん、ととさんをメインに鑑賞。

きなこさんは元々少し前にスト6に触れていて、ふと配信を覗いた際、さすがのゲームセンスに驚いたことを覚えている。エドプレイヤーは数多くいるけど、私は今のところ彼のプレイが一番好き。エドというキャラもなんかきなこさんに合ってる気がする。

ヘンディさんは今回あまり観れなかったのだが、ラシードというピックもこれまた彼らしさを感じ、さらに強さもビギナー勢の中から一歩抜きんでていて、まさに台風のような存在になっていたように思う。

すみれさんはジュリにて負ける悔しさこぼしつつも、ぷるるさんによる超ポジティブ全肯定コーチングに救われていたように思う。大会にて全敗という、およそ楽しいとは言えない体験をした後でも彼女がスト6配信を再開したのなら、それはきっとぷるるさんの功績でもあるだろう。


中でも特に注視したのが小雀ととさん。そもそも大会に出るイメージが薄く、勝ち負けに関しても執着がなさそうな中、スト6とは格ゲー、フィジカル全開な1v1。数ある参加者の中でも格別に「マジで?」が頭に浮かんだのが彼女。そりゃもう気になるでしょ。

さらにはA.K.I.という、ビギナーが手を出すにおよそ類を見ないピック(実際に全20名の中でA.K.I.を選んだのは彼女だけ)は、なぜだか彼女にぴったりのような気もして俄然気になっていた。結果として本番は全敗となるのだが、チームとVCが分断される本試合中にて「勝ちてぇ・・・!」が聞けただけでも大満足。こんな子にそんなこと言わせるだなんて、スト6も罪なゲーム・・・最高です。

引っ張られて、チームもととさんのいる「まおのこ」を応援。対戦カードで二窓すると片方から歓声が、片方から落胆が聞こえてきて、情緒狂うのもまたスト6大会観戦の面白いところ?と感じつつ、やはり複数よりも「一つのチームを応援する」のが一番面白いと実感。

応援チームの誰かがフルセット、フルラウンドで勝利した時の熱さたるや。我が推し「勇気ちひろ」を経て今でも大会鑑賞ならAPEXが一番面白いのだが、最大瞬間風速ならスト6が断トツ。さすがeSportsオリジン、すべての始祖。格がちげぇ。

そんなこんなで今回も最後まで楽しく鑑賞。なら記事はこれで終わりで良いのだが、そうはいかないのが私という人間。今回も雑感を言葉にしてみます。



・良いところ、良かったところ

「1v1」
こういうストリーマーの集うカジュアルな大会にて1v1がデフォルトルールだなんて、実はあまり例がない。個人的ぶいすぽ対決も熱かったのだが、それ以前に、出場者が今まで聞いたことのないような声(リアクション)を発していたりして、それだけでスト6の可能性の大きさに感嘆する。

どうしてそんなリアクションを? といったところだが、これに関しては、今回は出場していないものの同じストリーマーでもあるSqLAさんのポストがわかりやすい。



そう、すなわち1v1とは対戦相手と同時に、自分自身でもあるのだ。

推し活記事にて一時「この世に敵はいない。いるとしたら己自信」といったことを執拗に言葉にしていたが、それは今も同じ。ストリーマーもまた、改めて自分というどうしようもない敵と対峙した時、今までにない新鮮なリアクションが飛び出したりもして、そこは興味深かったです。すみれさんは特に。



「チーム、コーチとの絡み」
今でもAPEXやヴァロ等、ゲームにて新たな繋がりを見つけるストリーマーは多い。私もまた、一リスナーとして「次は誰とコラボするのだろう」というわくわくは他に得難い感情でもある。

スト6は基本ソロプレイだが、時にコーチングを依頼したり、組手やトーナメント等カスタムマッチが開かれたり、こういった大会ではチームとなったり。このゲームにもまた、新たな縁となるきっかけがいくらでもある。

今まで格ゲー勢は格ゲー勢、といった具合で、私もまたせいぜいがウメハラさん、ときどさん、時点でこくじんさん、マゴさんぐらいしか名を知らなかった。

今でも浅いままではあるものの、こうやって今までクロスすることのなかった村同士が一堂に介する瞬間。私はその時間がとても好きだ。古くから格ゲー勢だったプレイヤーが、今の状況をみな好ましいと感じているのかどうかは知らないのだが、個人的にはこれからももっと広まってほしい。そう願う。


「ゲーセン観戦」
当時のゲーセンの空気感なぞわからず、せいぜい「ハイスコアガール」から知識を得た程度。そんな私ですら「追体験してる!」と思えるほど、観戦時のガヤはまるでゲーセン。他ゲームによる大音量と煙草のモクすら見えてくるような(だからガヤも大声になるんだよね。納得)

チームメイトが反撃に転じただけで仲間の声が沸き上がったりするのは、本当に(e)スポーツ観戦と変わらない。ただの観戦だけでも面白く、また大衆居酒屋にいるかのような空間はただそれだけでもエネルギーを貰える。その分負けが込むと悔しいのはリスナーも同じなのだが、それもまたエネルギー。

ととさんメイン鑑賞から、同じチームであるこくじんさんのガヤ(最高)も耳にしたのだが、なんかあの人だけノイキャン通過してない? なにあの綺麗なディストーション。エフェクターとして販売していいレベル。いつか高血圧でぶっ倒れるって。「もっと怒れ!」

でも、その気持ちもわかる。私もモニタの前で同じくらい熱い声が出てたと思う。それぐらい人の感情を昂らせるんだから、やっぱりeSportsオリジンはすごい。あんなの黙って観ていられるわけがない


「モダンというシステム」
スト6にて初めて実装されたこのシステムがなければ、今でも格ゲー村はそのままで、他とクロスするようなことはおよそなかっただろう。本当に、革命の二文字以外に形容する言葉なし。今後どの格ゲーで採用されてもおかしくないレベル。

私のような鑑賞オンリーな人間でさえ、その鑑賞をより楽しむべく「スト6に触れてみようかな」と考え始めるぐらい。入り口が広いって、本当に素晴らしい。

どんなに良い音楽も誰かに聴かれなければ意味がない。ゲームだって同じ。まず遊ばれなければ意味がなく、またデータ不足とあらば改善のしようもない。たとえ遊んだ100人中99人が途中で挫折したとして、一人がずぶずぶにハマれば、やがて世界を揺るがすプロ選手へと変貌する可能性も否定できない。

モダンシステムはそんな格ゲーの可能性を拡張し、「とっつきづらさ」という問題をやや強引に、しかしスマートに解決してみせた。この革命は、世間のありとあらゆる問題解決へのヒントになりそうな気もしている。大袈裟でなく。



「大会が開催された、という事実」
いやほんと、おじじさんやCRには感謝しかない。いつもありがとうございます。最高に楽しかった。次もお待ちしております。

また上記モダンシステム含む、こういった催しがあるからこその、意外なストリーマーの参加もあるというもの。The K4senからのLoL人口増加よろしく、今後も続いていければいいなと思う。



・悪いところ、悪かったところ

口にせんでええことですが、毎度のことながら。といっても、今回は本当に思い当たる点がなかった。往年の格ゲー勢からすれば色々とあるのだろうが、少なくとも一素人リスナーとしてはなく。せいぜいが「チームバランス」ぐらい。

このご時世にそぐわないだろうが、しかし男女で明らかなフィジカル差のあるeSportdにて、女子五名チームが最下位だった結果は簡単には看過したくない点ではある、正直なところ。

しかし、そんな女子五名も逆に言えば特色となり、チームを応援する側としては面白さもあり。兼ね合いも変われば、優勝もまったくもって不可能ではなかったように思う。



・思ったこと

A.K.A.ただ言いたいこと。


「結局はメンタル」
推しAPEX配信を通して「メンタルはエイムに直結す」ということがよくわかったのだが、スト6もまた同じ。結局のところ、「私は最強」マインド持ってる人が一番強い。

しかしこれ、冷静に考えてみれば当然でもあって。そりゃメンタル弱いより強いやつのほうが強い。言葉にしてみるとあからさまである。

それは普段の生活でも同じなのだろう。中々難しいが、しかしネガティブデバフのある人から出てくる答えは基本ネガ。石橋なんて叩いて渡るより、「崩れる前に駆け抜ければよくね?」「落ちても泳げばいいっしょ」、ぐらい楽観的な人間のほうが大成しそうではある。


「二次会」
楽しみ。他チームと合同での「裏CRスト6 コーチ合戦」なんてのもあっていい。当然、他ゲーでも。

そうでなくとも、ただスト6を続けてくれるだけでも嬉しいもの。私の観た視点では驚異の100%「今後も続ける」宣言あり。

未来の情勢で変わることもあるだろうし、表立って遊ぶのはコラボもできるチームゲーメインなのかもしれない。とはいえ今後もしばらくはストリーマーの選択肢としてスト6は存在し続けるだろう。素晴らしい。

かつての推しが存在していたのなら、とか妄想しちゃう。負けず嫌いだし、理論派より感覚派のほうが上達も早そう。好みのキャラもいそうだし。でもすぐに「技が出ない!」とかで止めそうな気もする。


「配信向きかも?」
所詮エアプのため詳しくはわからないのだが、APEXでは相変わらず一定数Gがいるし、ヴァロなんて今や遅延が前提。LoLに至っては口にもしたくないほど。

その点スト6はランク周りのノイズも小さく、配信に適しているような気がしている。とはいえ指示コメやらはありそうだし、コーチという後ろ盾もなければ面倒な側面もあることは確か。配信でやる以上、ある程度は織り込むしかないのだが・・・。


「遊んでみたい」
本当にちょびっと遊んだだけなのだが、それでも推しAPEX鑑賞体験は劇的に変化、向上した。

ヴァロもOWもLoLもいつか遊んでみたいが、そこにスト6も新たに加わった。ぶっちゃけ触れるぐらいならすぐにできるのだが、ゲームは一度ハマると時間がみるみる溶けるため、遊ぶならその覚悟ができた時に。別に面倒なわけではない。別に。


「ジャズとの親和性」
私は配信鑑賞の傍ら常にBGMを流すアウトローなのだが、格ゲー鑑賞時にてどの音楽もいまいちしっくりこなかった。そんな中唯一「これはいい」と感じたのがジャズだった。


このKamasi Washingtonはビッグバンドであり、その大所帯から音数も多く、ことソロパートの応酬はコンボ繋がる連打をそのまま体現しているかのようで、うまく展開とマッチした瞬間は最高の盛り上げアシストとなった。

上記アルバムは5月にリリースしたばかり。タイミングも抜群。漫画「ブルージャイアント」読者でもある私は改めて、ジャズは熱い。そう感じることができた。

ちなみに、彼はこんな楽曲リリースもしていたり。

MVもタイトルもそのまんま。カプコンさん、ストファイで何かでかいイベント興すなら、是非彼を招致していただければ。カマシはスト6やってんのかなぁ。



・終わりに

どのゲームにも言えることだが、本当に大会鑑賞が面白い。これからも末永く、また新たなプレイヤーの増えることを願っております。先は長いかもしれないけど、V最協もほぼ確約された、はず。

今回の大会について、というより改めてスト6観戦の楽しさをまとめるような形になってしまったが、鉄は熱いうちに。急ぎ足、かつ大雑把に記事にしておきます。

本当にいいゲームだよ、スト6は。GG。CR運営やおじじ、参加者全員に感謝を。ありがとうございました。



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