12/16(水) 奥行のあるMixの考察

久々に自分の曲を聴き直したらあまりにもMIXが酷すぎて聴いていられなかったメリッサです。

色んな曲をMix視点で聴くようになり、段々と良いMixや好みのMixが分かってきました。

今日こんなツイートをしましたが、空間を意識することの重要さを最近ひしひしと感じています。

Mixをする前の状態は音源がドライであれば耳に張り付いているような状態です。
これに対して、リバーブやディレイを掛けたりコンプでアタック丸めたり、EQで高音切ったりして音源が奥にあると錯覚させるのがMixの核だと感じました。

最近調べたり聞いたりして編み出したオススメの技が、音源のルームマイクを活用するという事です。
ドライな音源にリバーブをかけるとどうしても人工的になってしまいます。それに対し、音源のルームマイクは実際に収録されたとても自然なアンビエントです。

なので、ルームマイクがある音源は極力ルームマイクをリバーブの代わりにして、どうしてもドライな音源やボーカルのみリバーブをふんだんに使って距離感を稼ぐ、というのがいいと感じています。

つまり、音源を買う時もルームマイクが収録されているものを優先的に選びましょうということですね。

あと、最近お気に入りなのがボーカルのプレートリバーブにサイドチェインをかけるという手法です。

プレートリバーブはリッチな響きになるので使いたくなりますが、残響が長い分原音と重なって濁ってしまいます。
そこで、ボーカルをトリガーとしてプレートリバーブの後段にサイドチェインコンプをかけると、ボーカルが発音している間はプレートリバーブがかからず、リリースした後にリバーブがかかるという状態になります。

これにより、Send量を多くしてもそこまで音は濁らずかつプレートリバーブのリッチな残響が手に入るという技です。
僕はテンプレの時点でプレートリバーブにサイドチェインコンプを挿しています。

情報は自分で精査してもらいたいですが、私はお気に入りなので良かったらご参考にしていただければ…

そんな感じで今日は過去曲の再MixをしながらMixの実験をしていました!

明日は依頼曲の続きをやろうかな。
ではまた。

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