見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】ライオンズ戦無失点の北山 対 エスコン無敗の隅田 

●北山 初対戦からライオンズ戦13イニング連続無失点中

【15日◇ファイターズ‐ライオンズ7回戦(エスコン)13:00】
ただでさえ得点力が乏しいところに、きのう(14日)の試合はバッテリーミスで2失点。古賀悠斗については先週金曜日(10日)の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、1回表にパスボールで失点したばかりだった。

ただ、あのときが青山美夏人で、今回は羽田慎之介と、2軍から上がってきたばかりの投手が相手。コミュニケーションが不十分だったり、球筋を把握できていなかったりと、個人のミスで片付けてはいけない部分があるのかもしれない。

いずれにせよ借金は再び10に増え、交流戦開幕まで残り9試合。数字の上でも交流戦までの借金完済がなくなった。

今回のカードは2連戦だけに、連敗は是が非でも避けたいところだが、北海道日本ハムファイターズの先発は、今シーズンライオンズ戦初登板となる北山亘基だ。

じつは北山は昨シーズンも、ライオンズ戦の登板は5月4日の1試合しかなかったのだが、その試合では6イニングを投げて、四球をふたつ与えただけのノーヒットピッチング。

先発転向最初の試合だったこともあって、ヒットを打たれないまま、北山は6回を投げ終えたところで降板。そのあともロドリゲス、玉井大翔、宮西尚生、田中正義のリリーフ陣に、ライオンズ打線は9回裏2死まで無安打無失点に抑えられ、あわや継投ノーヒットノーランの憂き目にあうところだった

さらに一昨年、北山がルーキーだった22年にも、ライオンズはすべてリリーフで合計7イニング(8試合)を無失点に抑えられていた。つまり北山はプロデビューしてから現在まで、ライオンズ戦通算13イニング連続無失点。なおかつ、22年8月11日に、8回表の1イニングを三者凡退に抑えて以降、8イニングノーヒット投球を続けているのだ。

もし、きょうの試合の1回表にヒットを打てずに終わると、北山に3年がかりでの”ノーヒットノーラン”を許すことになってしまう。

●隅田はエスコンで3戦3勝 22イニングで1失点

その一方で、ライオンズ先発の隅田知一郎も、ファイターズ戦は4連勝中。以前の記事(エスコン得意の隅田 連敗を止められるか)でも紹介したように、エスコンフィールド北海道では、昨年の開業以来負けなしの3戦3勝。通算22イニングで、わずか1失点しか許していない。

今年4月6日の登板で、7回を4安打無失点に抑えて勝利投手になったあとには「すごくマウンドが投げやすい。エスコンで投げると調子がいい」とコメントしたほど、得意にしている。

デビュー以来ライオンズ戦無失点の北山と、開業以来エスコン全勝の隅田の投げ合い。となれば必然的に、つまらないミスをすればしただけ、勝機は遠のくことになる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?