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「室井光広から受け継ぐもの」というシンポジウムに参加してきました。

こんばんは。
百年残る本屋へ、双子のライオン堂の店主の竹田です。

昨日ここに書いた通り、今日は東海大学で開催された「室井光広から受け継ぐもの」というシンポジウムに参加してきました。

全体は3部構成でした。
第1部が「室井光広が残したもの~辺境・民俗・出版について」で、批評家の仲俣暁生さんと評論家の藤田直哉さんに、室井さんの教え子で批評家の川口好美さんが司会で加わり、室井文学について語り合いました。室井作品への入門として仲俣さんが『エセ物語』をあげていて、分厚く未完でもあるので意外でしたが、どこから読んでも楽しめるという話をされて納得でした。

第2部は「言葉と身体の劇場~室井光広「おどるでく」をめぐる」と題して、「おどるでく」の演劇が上演されました。今まで読むことでしか味わえなかった作品でしたが、目の前に立ち上がる室井ワールドに感激しながら、本人は演劇ぽい人だったことを少し思い出したり、演劇になってはじめてわかったことがいくつかあって、またどこかで再演して欲しいです。(お店がもう少し広ければ・・・)

第3部が「わたしたちはこんなふうに文学を学んだ」で、卒業生が思い出を語るパートでした。わたしもこちらに登壇させていただきました。在学の時期が比較的に近い三人がそれぞれの視点で室井さんとの交流を話すことで、「教師・室井光広」が蘇ってくる感じがしてひとり感動していました。わたしの中で、「文学者・室井光広」は本の中でずっと生きているのですが、「教師」としてはずっと不在で卒業しても色々お世話になっていたこともあり、寂しさがあったのですが、今日は教室の端っこに(隅っこ)に居たような気がしました。なんと言っても、室井さんの授業音声を登壇した卒業生が持っていてそれが聞けたのが胸熱でした。あーこの声だ・・・と。なんだか安心するんですよね。

まだまだ話したい思い出はたくさんありすので、どこかでそんな機会があればいいなと。今日集まれなかった卒業生の思い出も聞きたいですね。

さて、今日も告知のコーナースタートです。

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