花鳥風月
この前、娘のもとへ訪れてくれた訪問看護師さんが、ふと、
「あぁ〰️〰️。落ち着くぅ〰️」と漏らした。
もう何年も前から、何度も来てくれているけど、その一言は初めて聞いた。
偶然にも、その前の週は可愛い姪っ子(35歳)が、同じことを言った。
そしてそして、更にその一つ前の週には
訪問入浴のスタッフさんが同じことを…。
私としては癒しの場になれてるなんて
嬉しい限り!
家をパワースポットにする計画実行中なので!
で、その看護師さんがこう言った。
「やっぱ植物かなぁ。観葉植物いっぱいあるじゃないですか?私も最近やけに緑を求めてるんです。人生、『花鳥風月』って言いますよねぇ」と。
…え?知らない。人生って花鳥風月なの?
私、花鳥風月って絵画の題名だと思った。
あっ…それ、鳥獣戯画だ…。
花鳥風月って言葉は知ってるけど
意味なんて知らなかったな。
お恥ずかしい。
調べてみたら、人生に例えて使ったりするんですって。
タモリさんもそんなこと言ってたって。
なにしろ、人は年齢を重ねるにつれ、
人生の終わりに向けて
花鳥風月を感じるらしい。
まずは花などの植物を愛でるそう。
たしかに!いつからか植物に語りかけ、
触れ、癒されている。
自然を感じる場所が大好きになった。
若い頃は、特別自分に影響する感覚なんて
なかったのよ。
そして、更にいくと、
鳥や小動物の可愛らしさに胸をときめかせるそう。
私は、それも既に体感している。
最近ではテレビの音が気になりだして、
二女と二人の時はテレビを消してしまう。
すると、外から小鳥のさえずりが
あちらこちらから聞こえてきて、
チィチィ、チュピチュピが聞こえると、
もうたまらなく、なんとも言えず
心が穏やかになる。至福。
そっと窓から外を眺めると
木々の間に見え隠れしていたり、
広い広い青空の一部に
ひばりがバサバサしながら群がっていたり、電線には鳩が必ずツガイで居たり、
あとは、
…ハルちゃん🐶のところに仲良しのカラスが来ていたり…
とにかく、鳥たちが可愛いの!
そういえば、うちの庭をカモが2羽歩いて通り過ぎて行ったこともあったな。
「カモって、そんな感じだっけ?」
と思いながら行方を見送ったっけ。
そして、つぎは風。
風を感じることができるようになるという。
…私、小鳥のさえずりと、
爽やかな風が大好物!
静かな部屋に観葉植物の緑と、
鳥のさえずり。そしてレースのカーテンを
揺らし、この部屋に入るサラリとした
心地好い風。
サイコー!!
今がそう!まさに今!
眠気を誘う気持ち良さ。
うっとり。
春の爽やかな風。
夏の夕立の後の風。
秋の哀愁めいた少し冷たい風。
冬の音をたてて吹く北風。
風の感触で季節は十分感じられる。
…因みに私は、電線をヒューンヒューンと
唸らせる冬の風が苦手。これだけは
すべてのヤル気を失わせる。
これも愛でる時が来るのだろうか?
最後に月。
…ねぇ、ちょっと待って。
年齢を重ねる毎にって。言ってたよね?
もう最終段階だよ?
私、昨年あたりから満月、新月、
すごい意識した生活してるんですけど。
月の満ち欠けと、私たちの心と体。
シンクロしてますよ。って話し。
月と星と、そう!宇宙のなんとも魅力的なこと!
ファンタジーやロマンが恥ずかしげもなく
自然に口から出てくる。全然自然に。
「宇宙ってさぁ~、不思議だよねぇ~」
なんて言いながらキラキラした瞳で
夜空眺めて犬たちの散歩すんの。
年齢を重ねるごとに花鳥風月なんですって。
私、もうすでに最後まで楽しめてるの。
いや!まだまだ先は長いはず。
考えようでは、今から全て楽しめてるのは
すごく得してる気がする!
どうです?
みなさんはどの段階でしょうか?
この春から、五感フル活用して
花鳥風月を楽しみましょうよ💨
※看護師さんが言うには、二女の手足を
マッサージしてると「癒される」「眠くなる」の声が多数あるそう!これは家族も同じで、二女の隣で寝転がっているとすぐに眠気におそわれる。どうやら二女からも癒しの何かが出ている模様です。
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