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さようなら、シャープ製テレビ

すでにシャープはホンハイという台湾の資本の企業でもはや日本の企業ではないのですがそれでも「メイド・イン・ジャパンが~」とかいう人多いんですね。それもシャープの経営危機は太陽光シリコンの先物取引調達失敗とエコポイントの罠のせいでこうなったのです。

これでテレビ製造業で生き残っているのはもはやソニーぐらいです。パナソニックはとっくに中国TCLのOEM供給ですし東芝のテレビ事業は今や中国のハイセンス資本です。三洋電機と日本ビクターは消え、日立はとっくの昔にTV製造を止めております。三菱電機も2024年3月31日をもって生産終了です。

この件一件だけでも日本の国力低下がもろに現れております。

これはPCでもそうでPC製造の国内事業者はVAIOとマウスコンピュータぐらいです。NECはNECレノボという中国企業だし富士通は富士通レノボという企業です。気が付けば国内のPCシェア上位はデルやHPになっています。なおダイナブックはこのシャープが作っています(東芝からダイナブック事業をシャープが買いました)。つまりダイナブックはもう外資メーカーの製品なのです。あとはパナソニックのレッツノートぐらいですかね。

本当にこの国は「愛国者」が居るのですかね。デジタル赤字の事を考えたら国産PCを買い、国産テレビを買って、国産クラウドを使用し、国産スマホを買い、国産PCソフトを使用するべきでは? つまりこの国を窮地に陥らせてるのはほかならぬ自称愛国者の日本人なのです。

半導体は韓国企業に駆逐されて久しいです。

完全に日本の製造業はオワコンです。

念のために言いますがスマホ用カメラモジュールは亀山で生産継続です。実は世界初のカメラ付携帯電話はシャープ製でキャリアはジェイホンなのでした。それを発明したのは文系・元営業職だというから驚きですね。世界の亀山という言葉は消えたけどバブル崩壊で超絶に絶不調だった時代に発明した人は変わった人だったのです。変人が会社を辛うじて生き残らせるって分かるんだね。

テレビ用液晶パネルはこれで日本製はゼロとなりました。ソニーだって液晶パネルは韓国サムスン製です。実はソニーのテレビは純国産じゃないのです。シャープは今後OEMになる見込みです。

今後堺工場はAIデータセンターに転用される見込みですがデータセンターというのは人をほとんど必要としないのでまたしても猛烈なリストラが行われます。

今や日本のテレビ市場で1位の会社は中国のハイセンスです。え?そんな企業知らないよって人は「東芝」とブランド名にあるものが実は中国企業のものになってる事すら知らないで買っているおめでたい人たちなのです。つまり中国製テレビを買いながらテレビを見て「日本スゴイ」と言ってるどうしようもない人達、それが日本人なのです。

TVSレグザという会社は東芝・レグザ事業を買い取ったハイセンスの子会社です。資本金はたったの1億円です。「TOSHIBA」とブランドを付けるだけで日本製と勘違いするバカのおかげで日本市場のテレビ売上日本1位となったのです。中国人はだから日本の事を馬鹿にするのです。東芝家電という会社は同じ中国資本のマイディアのものですがテレビは別の中国企業が手掛けているのです。

奴ら、日本のブランドを付けただけで日本製だと勘違いしてるぜ?」って。

その「TOSHIBA」とあったものも今から2年前に「REGZA」に表示が変わりました。中国ってしたたかでこうやって気が付いたら全部乗っ取ってました。気が付いた時にはもう遅いという状態です。

多分アクオスもこうなるのでしょう。「まだ台湾の資本ならいいや」と思っていたら気が付いたら中身中国でいつのまにか資本も中国のものになっているというオチね。たぶんシャープもそう。「アクオス」というブランドに騙され続けながらね。ましてや台湾と中国本土に言葉の壁なんて実質無いんだから。ホンハイなんてシャープ事業を切り捨てる時は即決でしょうね。

それでも「シャープ」というブランドをホンハイが(今のところ)見捨てなかったのはスマホ用カメラ事業が亀山で生きているからなのです。それではもう一回冒頭の画像を見て見ましょう。これが日本人が偉業を成し遂げた今から24年前の偉業です。この人が居なかったら今頃「SHARP」というブランドごと消えていました。

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