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「読書という荒野」


「読書という荒野」


『読書という荒野』見城徹著 「幻冬舎」
見城徹:1950年静岡県生まれ。
慶応技術大学卒業後、廣済堂出版入社、初めて自分で企画した「公文式算数の秘密」が38万部のベストセラー。75年、角川書店に入社、「人間の証明」や5本の直木賞作品をはじめ数々のヒット作を生み出す。93年角川書店を退社、幻冬舎を設立。
「大河の一滴」「弟」「ふたり」「ダディ」「永遠の仔」「13歳のハローワーク」「置かれた場所で咲きなさい」など、24年間で23冊のミリオンセラーを世に出す。

幻冬舎の本がなぜか私の感性に響く作品が多い。
・・なるほど!社長の見城徹氏が、生き様はまるで違うけど、見てくれだけは私に似ている・・?
ズングリムックリの外見を見ていると他人事とは思えないので「比較!」してみた。

見城徹氏と比べてみた!
比較一覧表!

「読書という荒野」の備忘録
【・・だから僕は、読書体験を通じて、左翼的な理想主義に一度も傾倒していない人を信用できない。そうした人間は、人としての厚みがない
ヘミングウエイに触発され、僕は27歳から37歳までの時期にウエイト・トレーニングに傾倒した。「身体が締まっていなければ、意志もたるんでしまう」と考えたからだ。週に1度の休息日を除いて毎日トレーニングを行い、120キロのベンチプレスを持ち上げ、自分を徹底的に追い込んでいった。

<<一方、あしの若き日の想い出は、ひたすら忍耐・・!>>


42歳で幻冬舎を立ち上げたときには、不安と戦っていた。誰もが僕の挑戦を「失敗するだろう」と言った。むしろそれは、「失敗してほしい」という嫉妬からくるのかもしれない。そのとき僕は、編集者としてではなく、1人の人間として無性に本が読みたくなった。孤独と不安を読書によって埋めようとしていた。困難に陥ったときには、人は藁にもすがろうとする。そのときに心のよすがをどこから得るかといえば、やはり読書しかない。困難を突破する答えは、スマートフォンで検索すると出てくるように錯覚しがちだ。しかしそうして出てきた答えが、自分の人生を前に進めることはない
 ぼくは平和な日々よりも、悲痛な日々のほうが生きている実感を味わえる。ことごとく自分が願うものを成し遂げた上で、それでも全部を果たし切れずに、絶望し切って死にたい。この言葉は僕にとって劇薬である。絶望し切って死ぬために、「お前は今日一日を、最大限生きたのか」と問われているような気持ちになる。

何度でも書くが、正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない。】
・・・「御意!!」



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