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人を許すほど楽になる

怒りで時間を浪費しないために

私たちは普通に生きていると、
誰かの行いに対して腹が立つことがあります。

自分が直接的に被害を被るわけでなくても、わざわざ目に止め、怒りを感じます。


このような時、何が起こっているのでしょうか。

自分ルール  

私たちは怒る時、
自分独自の基準とのズレがあると、
そのずれに不快感を感じ怒ります。 

例えば、列に並んでいる時、横入りされると、
ほとんどの人が腹が立つと思います。 

これは、横入りされないことが当たり前という価値観、基準を持っているからです。


それに対し、目の前の人がその基準から逸脱した行為をすると、腹が立つのです。  


みんなそう思うから絶対に悪いこと。

というわけではありません。
それは単に同じ基準を持っているだけです。

私たちは成長する過程で、たくさんの基準(ルール)を作っていきます。

これらの基準は、人から与えられたものであったり、自分が体験を通して、生存に有利だからという理由で設定されたものがあります。

ルールを作ることで、周囲と摩擦を起こさないようにするのです。

しかし、摩擦を起こさないようにすることを意識するあまり、自分を窮屈にしてしまうことも少なくありません。

ルールが多い人は、怒りっぽくなりがちです。 

なぜ自分は怒りを感じた? 

誰かに怒りを感じた時、
「なぜ自分は怒りを感じたのだろう?」
「自分はどのような基準を持っていることによって怒りを感じたのか?」
「その基準はどのような経験から作られたのか?」
「親や友人など、身近にその基準を自分に与えた人がいるのではないか?」

などと考えてみると、怒りを軽くできます。  

人がやっていて腹が立つということを自分がやることははばかられるでしょう

基準を逸脱することになるので。

もちろん、ルールを守ることが適切に働けば問題はないのですが、
あまりにもそれが多いと、自由に生きることが難しくなります。

怒りを感じた時、肩の力を抜いて、
元になった基準を明らかにしてみましょう。

それが自分にとって必要なら引き続き持ち続け、不要だと感じたなら手放すことができます。   

手放したなら、
一瞬腹がたったとしても、

まあそういうひともいるよね。

と中立の立場になり、流せるようになります。


怒りをコントロールして、楽に生きましょう。

他人を許すほど、自分も許されるのです。



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